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7月29日(日曜日)は広島県尾道市で催された“尾道 Rock'n' Blues Festival 2012”に私のバンドのギタリスト まっちゃんと出掛けました。
このライブの出演で気になったバンドのステージを紹介します。
先ずは博多からのレイナード・スキナードのトリビュート・バンドのレオタード・スキナードです。このバンドの存在は以前から知っていたのですが、やっとのこと、ステージを観る事が出来ました。
そのステージは全くもって堂々としたもので、レイナード・スキナードの名曲がどんどんと繰り出されます。本家のメンバーでのステージングをかなり細かくコピーされていて、レイナード・スキナードが大好きな私にとって、とても満足感を覚えたステージでした。
アレン・コリンズ役(?)のRS修平さんはファイヤーバードに取付けたアームを唸らせ、ゲイリー・ロッシントン役の寿庵皆男さんのLP(本物のバーストです!左画像は“Free Bird”演奏時なのでSGですが・・・)からは同行したまっちゃんもビックリの豊潤なトーンが溢れ出してきます。ボーカルのGABA中尾さんの少しはにかんだ所作はロニー・ヴァン・ザントそっくりでした。そして、ベースのレオン・ウィルクソン役のアガタさんの白のJBはゴリゴリのトーンでツインギターを支えています。
名曲“Free Bird”でギターソロ時のお決まりのジャンプを狙っていたのですが、残念(泣)シャッターが0.5秒早かったので、3人共に足が未だステージから離れていません。
ステージ後に楽屋にお邪魔してアガタさんとお話させていただきました。アガタさんは以前から私のブログをチェックされているという事で話が弾みました。
本日のビンテージベースその①
レオタード・スキナードさんは機材の面でも本家をモデリングしているという事で有名です。アガタさんの弾かれていたベースも当然、レオン・ウィルクソン仕様となっています。なんと62年のJBに64(5?)年のPBのネックを取付けしているということで、触らせていただきましたがガッシリとした手応えで、先程のステージでの押出しの強い出音もなるほどと納得出来ました。
その他、レオタード・スキナードさんの機材は凄いです。HPをチェックしてみてください。(文字バケする場合は経由するインターネットを替えてみて下さい)
アガタさんとお話させていただいている間にライブステージは進んでいて、もうひとバンド聴いてみたかったDR.GENさん率いるThe Sunset Blvd.のステージが始まりました。
DR.GENさんはプレイヤー誌に2号に亘って所有楽器が特集された程のコレクターです。しかもそれはエリック・クラプトンを中心としたものです。この日もマーチンとおそらくは50年代のストラトをプレイされていましたが、これもエリック・クラプトンフリークのまっちゃんが「何でこんな良い音しているの?」と驚いた程の出音でした。
DR.GENさんのプレイぶりも味わい深いものでした。ギターソロで「あれっ?」と思った音使いがあったのですが、まっちゃん曰く「ライブでクラプトンがミストーンしているのを完コピしている!」という事でした。2人のギタリストのソロ回しで音が止まってしまったのも「ライブの掛け合いでゲストのギタリストが躊躇した場面を再現している」のだそうです。ただ、アイ・ショット・ザ・シェリフのイントロがドラムと合わなくて仕切り直ししたのは、「単なる間違い」だったようですが・・・(汗)。
本日の(おそらく?)ビンテージベースその②
The Sunset Blvd.のベーシスト氏の持つベースに目が行きました。おそらくは70年くらいのPBにJBのブロックポジションのネックが付けられています。ということは、先ほどのアガタさんの弾かれていたベースと逆の組み合わせですね。こちらはPBのPUということで、円やかなトーンでした。
プロの出演も何組かありました。こちらは森俊樹さんと住友俊洋さんのギターデュオLiving Woodsに吉村瞳さんが加わったステージです。オールマン・ブラザース・バンドの曲をアコギでプレイするというもので、聴いていてとても新鮮でした。
紹介した3組のステージは〇〇のトリビュートといったもので、帰りの車の中では、まっちゃんと「自分達も何かトリビュートものをやりたいね」という事で盛り上りました。そして早速、この人と一緒に!と思うギタリストに電話をして、了承をいただきました。という事で、近々ツインリードギターのバンド(当然Rockです!)が立ち上がります!(笑)。
このライブの出演で気になったバンドのステージを紹介します。
Leotard Skynyrd
先ずは博多からのレイナード・スキナードのトリビュート・バンドのレオタード・スキナードです。このバンドの存在は以前から知っていたのですが、やっとのこと、ステージを観る事が出来ました。



ステージ後に楽屋にお邪魔してアガタさんとお話させていただきました。アガタさんは以前から私のブログをチェックされているという事で話が弾みました。
本日のビンテージベースその①

その他、レオタード・スキナードさんの機材は凄いです。HPをチェックしてみてください。(文字バケする場合は経由するインターネットを替えてみて下さい)
アガタさんとお話させていただいている間にライブステージは進んでいて、もうひとバンド聴いてみたかったDR.GENさん率いるThe Sunset Blvd.のステージが始まりました。
The Sunset Blvd.


本日の(おそらく?)ビンテージベースその②

Living Woods

紹介した3組のステージは〇〇のトリビュートといったもので、帰りの車の中では、まっちゃんと「自分達も何かトリビュートものをやりたいね」という事で盛り上りました。そして早速、この人と一緒に!と思うギタリストに電話をして、了承をいただきました。という事で、近々ツインリードギターのバンド(当然Rockです!)が立ち上がります!(笑)。
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出音の音質を言うとかなりハイがキツ目と感じたBAGEND S15X-Dです。ハイエンドな多弦ベースをWalter Woodsとかで鳴らすとローからハイまでクリアーに再生出来るのでしょうけれど、私のバンドでの演奏ジャンルのR&Bやラテンでは、ここまでのハイの出は不要(と言うよりも“お邪魔”)と感じたので、ハイを下げるようにモディファイしました。
モディファイとは言っても、ツィーターのレベルコントロールが出来る様に可変抵抗を回路内に入れただけです。私の持っているスピーカーキャビの何台かは同様の加工を行っています。
可変抵抗はキャビ後ろ側のバスレフポートの開口部からツマミが調整出来る箇所に取付けしました。ここなら運搬中に手を突っ込まない限りツマミの設定値が変わる事はありません。
キャビから音を出しながら、裏側に手を回してツマミに触ってツィーターレベルを調整しました。画像ではツマミが絞り気味の10時の位置ですが、その後にはもっと絞っています。
ツィーターレベルを下げて、キャビ前面にはほど良い音質となったのですが、キャビの直前に立ってプレイする私の耳には絞り気味のハイが聞こえなくなって、ベースのフレーズが聞き取り辛くなってしまいました(汗)。その対策は次回エントリーにて・・・。



ツィーターレベルを下げて、キャビ前面にはほど良い音質となったのですが、キャビの直前に立ってプレイする私の耳には絞り気味のハイが聞こえなくなって、ベースのフレーズが聞き取り辛くなってしまいました(汗)。その対策は次回エントリーにて・・・。
これまで、ちょっとしたお出掛けライブへはMarkbassの12インチのスピーカーキャビネットを持ち出ししていました。それも1台では役不足に感じたので2台を1セットとして使っていたのですが、もっとコンパクトに出来ないかと考えて入手したのが、こちらBAGENDのスピーカーキャビネットS15X-Dです。
品番から分かるように15インチのウーハー1発がキャビネットにキッチリと収まっています。外寸は縦横53㎝角×奥行き46㎝で、重さは23kgと、私の車の荷室にベースのケースと共に積載出来る大きさです。
ヘッドアンプのMarkbassのLMKを接続して出音をチェックしました。かなりのローがキャビから飛び出るのですが、15インチのウーハー1発から想像する“モコモコ”や“ズボズボ”な音ではなくて、かなりタイトなローとなっています。
ベースを弾きながらキャビを触っても手に振動があまり伝わらない事から、「キャビを強固に作ってスピーカーの振動のみを送り出す」というメーカーの設計意図を感じます。上でタイトなローと記したのですが、ローが出ていないのではなくて、充分なローが有るのだけど崩れていないという意味です。
エレキの5弦とエレクトリック・アップライトでチェックしたのですが、5弦のB弦ローフレットのフレーズもしっかりと再生してくれています。特にエレクトリック・アップライトとはマッチングが良くてベースのボディ鳴りがそのままキャビから聞こえてきます。
ただし、ファットなローに加えてツィーターからのハイはかなりきつく聞こえたので、スピーカーの構造を調べてみました。
スピーカーをキャビから取外しして裏側にしてみました。15インチのウーハースピーカーのマグネットの上に小亀が乗っているように2.5インチのツィーターのマグネットがあります。
ツィーターは左回転でウーハーから分離出来ます。このツィーター自体はマグネットが大きくて2.5kgもありました。ウーハーの重さは測定後にメモを忘れたのですが7kg程度と覚えています。
スピーカーの表側です。ウーハーの赤いセンター部がメッシュになっていて、その中は裏までの貫通穴があります。その穴を通ってツィーターからの高音が前に出てきます。ウーハーとツィーターの音の中心が同じということで、正面で聞くと音像がブレないという設計になっています。
15インチのスピーカーキャビネットとしてはコンパクトで可搬性が高く、気に入ったのですが、少しキツ目のハイはどうにかしたかったので、次のエントリーで対処した内容を説明します。
品番から分かるように15インチのウーハー1発がキャビネットにキッチリと収まっています。外寸は縦横53㎝角×奥行き46㎝で、重さは23kgと、私の車の荷室にベースのケースと共に積載出来る大きさです。
ヘッドアンプのMarkbassのLMKを接続して出音をチェックしました。かなりのローがキャビから飛び出るのですが、15インチのウーハー1発から想像する“モコモコ”や“ズボズボ”な音ではなくて、かなりタイトなローとなっています。
ベースを弾きながらキャビを触っても手に振動があまり伝わらない事から、「キャビを強固に作ってスピーカーの振動のみを送り出す」というメーカーの設計意図を感じます。上でタイトなローと記したのですが、ローが出ていないのではなくて、充分なローが有るのだけど崩れていないという意味です。
エレキの5弦とエレクトリック・アップライトでチェックしたのですが、5弦のB弦ローフレットのフレーズもしっかりと再生してくれています。特にエレクトリック・アップライトとはマッチングが良くてベースのボディ鳴りがそのままキャビから聞こえてきます。
ただし、ファットなローに加えてツィーターからのハイはかなりきつく聞こえたので、スピーカーの構造を調べてみました。



15インチのスピーカーキャビネットとしてはコンパクトで可搬性が高く、気に入ったのですが、少しキツ目のハイはどうにかしたかったので、次のエントリーで対処した内容を説明します。
コメント欄からリンクを申し込まれた浜名湖観光局さんのサイトが、PUについてかなり興味深いものだったので、ご紹介します。下をクリックしてご覧下さい。
エレキギターの音質改善
PUを横にズラして取付けするなんて、私には思いつかなかった方法です。どれかのベースでやってみようと思います。
そのサイトの前半で「弦を押し込むように弾くと弦振動の基本波成分が強くなる」と説明されているのですが、それを実践した動画があったので、これも紹介します。
OPBのシングルポールピースのPUでは、弦を横方向に強く弾くと音がフッと聞えなくなる“消える魔球”となるので、この弾き方にはすごく納得出来ます。
今日、(立ち読みで・・・)読んだベーマガ最新号の記事で江川ほーじん氏も同様な事を述べられていました。
エレキギターの音質改善
PUを横にズラして取付けするなんて、私には思いつかなかった方法です。どれかのベースでやってみようと思います。
そのサイトの前半で「弦を押し込むように弾くと弦振動の基本波成分が強くなる」と説明されているのですが、それを実践した動画があったので、これも紹介します。
(上記動画は関係者に無許可で掲載していますので、問題があれば申し出てください)
OPBのシングルポールピースのPUでは、弦を横方向に強く弾くと音がフッと聞えなくなる“消える魔球”となるので、この弾き方にはすごく納得出来ます。
今日、(立ち読みで・・・)読んだベーマガ最新号の記事で江川ほーじん氏も同様な事を述べられていました。
メンテナンスの為に今年の2月から長らくアンプ専門のリペアショップに預けていたAmpegのSVT-VRが帰ってきました。
メンテを依頼した内容は「アンプを使っているとキャビから“ガサガサ”音が聞えて、その後に音が出なくなる。時には“ピー”という超高音のノイズが発生するので、その原因を探って対策をする」というものでした。しかしショップに預けている間にこの状態とはならなかったので、一旦返却してもらって私の方で再度様子をみる事にしたのです。
機械物はこういう事が有るので困るところです。しかし、ショップに預けている間に回転音がうるさかった冷却ファンを取替えて、真空管もチェックして頂きました。
私のスタジオのスピーカーキャビAmpeg SVT-810AVの上に再び設置したSVT-VRからは、これまでと同様の熱々で押出しの強いベース音が発生しています。冷却ファンはとても静かに回るので、気になる騒音は無くなりました。
しばらくは様子をみる為に取外しているフロントパネルの開口部からは、6本のパワー管の明かりがともっているのが見えます。そしてストレス無く回るファンの風に乗って、前方には熱風が吹きまくっています。
メンテを依頼した内容は「アンプを使っているとキャビから“ガサガサ”音が聞えて、その後に音が出なくなる。時には“ピー”という超高音のノイズが発生するので、その原因を探って対策をする」というものでした。しかしショップに預けている間にこの状態とはならなかったので、一旦返却してもらって私の方で再度様子をみる事にしたのです。
機械物はこういう事が有るので困るところです。しかし、ショップに預けている間に回転音がうるさかった冷却ファンを取替えて、真空管もチェックして頂きました。


昨年末より闘病中だった、山口県周南市のライブハウス【Boogie House】のマスター、森永セイジさんが7/14に亡くなり、本日(16日)執り行なわれた葬儀に参列してきました。
葬儀では友人代表として、【Boogie House】でアマ時代を過ごした山崎まさよしさんが弔辞を述べられ、他にもプロ・アマの多くのミュージシャンが森永セイジさんとの最後のお別れの挨拶を行いました。
私のバンドThe All Your Love Blues Bandが結成された2000年からの森永セイジさん、そして【Boogie House】とのお付き合いになります。Band結成当時、西日本のBluesのメッカ(聖地)とされていた【Boogie House】への出演はバンドとして大きな目標でした。他のライブハウスで経験を積んだ後に【Boogie House】への出演が決まった時は小躍りして喜んだ記憶があります。その時のライブ出演以来、森永さんとのお付き合いをこれまで重ねてきました。
今年2月に私の地元で行われたChihana Blues nightには、「Chihanaちゃんをワシがサポートするんじゃ!」との意気込みで、病をおしてライブに参加していただきました。
その際は不謹慎ではあったのですが、「これが森永さんとの最後のセッションになるかもしれない・・・?」との思いで、多くの写真をブログにアップしたのでした。
十年以上のお付き合いの中で多くの思い出があるのですが、それは私の心の中に留めて、偉大なBluesの星が輝きを止めた事を素直に認めた上で、あの問答無用で説得力抜群のライブステージに自分のバンドのステージが少しでも近付ける様に努力する事を誓って、本日森永セイジさんとの最後のお別れをした私です。
葬儀では友人代表として、【Boogie House】でアマ時代を過ごした山崎まさよしさんが弔辞を述べられ、他にもプロ・アマの多くのミュージシャンが森永セイジさんとの最後のお別れの挨拶を行いました。
私のバンドThe All Your Love Blues Bandが結成された2000年からの森永セイジさん、そして【Boogie House】とのお付き合いになります。Band結成当時、西日本のBluesのメッカ(聖地)とされていた【Boogie House】への出演はバンドとして大きな目標でした。他のライブハウスで経験を積んだ後に【Boogie House】への出演が決まった時は小躍りして喜んだ記憶があります。その時のライブ出演以来、森永さんとのお付き合いをこれまで重ねてきました。

その際は不謹慎ではあったのですが、「これが森永さんとの最後のセッションになるかもしれない・・・?」との思いで、多くの写真をブログにアップしたのでした。
十年以上のお付き合いの中で多くの思い出があるのですが、それは私の心の中に留めて、偉大なBluesの星が輝きを止めた事を素直に認めた上で、あの問答無用で説得力抜群のライブステージに自分のバンドのステージが少しでも近付ける様に努力する事を誓って、本日森永セイジさんとの最後のお別れをした私です。
昨日(7/8)は知合いの広島のベーシスのべーさんが主催した“第二回 広島ベーシストの会 オフ会”に出掛けて来ました。
この会の内容は各自が持込んだ色んなベースをライブハウスを借りて4時間引き倒す!という単純明快な内容です。と言いながらも、べーさんが声を掛けてこの日集まったベーシスト、そしてベースの濃い事ってありゃしない(笑)。この日のこの会場は日本で、いや世界で一番のベースのパラレルワールドであった事は間違い有りません。
下には9弦(!?)も写っていますが、これ全部がベースです・・・(笑)。それぞれのベースの事を細かくレポートはしませんが、写真だけでもその濃ゆ~い雰囲気は十分に伝わると思います。
べーさんの細やかな気遣いのお陰で、全てのベーシストが気軽に試奏出来る和やかな雰囲気の中、試奏そして語り合いが進んでいきました。
試奏用のアンプは3セットありました。これが同時に鳴る状態が4時間続いたのです。この会場内にずっと居るって、ベーシストにしか出来ないかもです(笑)。
私はあまり他の人のベースを弾く事はせずに、持込したFullertone“金フラー”と68TLBペイズリーを他のベーシストに弾いていただいて、その感想をお聞きするというスタンスでこのベース会を楽しみました。これもこの会の楽しみ方の一つですね。
そして、どちらのベースも多くの方に好評だったと思います。
べーさん、この日の仕切り、お疲れ様でした。この様な会は楽器店主導では絶対に出来ないでしょうね。そして他の楽器でも難しいかも・・・。他の楽器の音を聞き、曲の中で自分の居るべき立ち位置を考えながらプレイするベーシストだからこそ、こんなに多く集まっているにも関わらず、何も問題無く楽しい試奏&語り合いが出来たのでは?と考えたのは私だけではなかったと思います。
この会の内容は各自が持込んだ色んなベースをライブハウスを借りて4時間引き倒す!という単純明快な内容です。と言いながらも、べーさんが声を掛けてこの日集まったベーシスト、そしてベースの濃い事ってありゃしない(笑)。この日のこの会場は日本で、いや世界で一番のベースのパラレルワールドであった事は間違い有りません。
下には9弦(!?)も写っていますが、これ全部がベースです・・・(笑)。それぞれのベースの事を細かくレポートはしませんが、写真だけでもその濃ゆ~い雰囲気は十分に伝わると思います。



そして、どちらのベースも多くの方に好評だったと思います。
べーさん、この日の仕切り、お疲れ様でした。この様な会は楽器店主導では絶対に出来ないでしょうね。そして他の楽器でも難しいかも・・・。他の楽器の音を聞き、曲の中で自分の居るべき立ち位置を考えながらプレイするベーシストだからこそ、こんなに多く集まっているにも関わらず、何も問題無く楽しい試奏&語り合いが出来たのでは?と考えたのは私だけではなかったと思います。
私のFullertone JAY-BEE(通称:金フラー)のペグを工夫して各弦の鳴り具合のバランス取りを行ったのですが、入手時より少し気になっていた部分が改善とはならなかったです。その部分とは、弦を弾いた時の出音に今ひとつ“切れ”が足りないのです。立ち上がりが少し遅いというか、指と弦の間に薄紙を一枚挟んだ感じというか・・・。
これはアンプからの出音だけではなくて、アンプレスの時にベースから聞こえる生音もその様だったので、PUを含むエレクトリックの問題では無さそうです。
ペグはこれまで散々とチェックを繰り返しており、弦も交換していたので、後の振動系パーツと言えば・・・。そうです、デェフォルトのブリッジを疑ってみました。(既に取外しています・・・)
そのブリッジをチェックしてみると・・・、分かりました。これです!ブリッジサドルです。サドルを良~く見たら、スパイラルの弦が乗っている山が少し潰れて、メッキが落ちた箇所からは黄色い地金が覗いています。磁石が付かなかったので、これはブラス(真鍮)製と判断しました。
柔らかな素材のブラスは良い鳴りを得られるということで、管楽器はもとよりギターのパーツにも多く使われているのですが、こと、この金フラーに関しては私のイメージする振動とはなっていなかったようです。
そこで、ウィンテージに使用されているスチール製のサドルを入手して交換しました。ここでは拘って、フラーのデフォルトと同じ国産のミリ規格ではなくて、Fender USAの純正パーツのインチ規格のものを入手しています。ミリ規格のものはオクターブ調整ビスのネジ切が細かくて華奢なイメージがあって、好みではないもので・・・。
このブリッジを金フラーに取付けしての出音チェックです。先ずは1弦から弦を弾いた感触は「おっ、これこれ!この立ち上がり」でした。これまでの“モンッ”としたくぐもった立ち上がりが一変して、切れの良い“コンッ”というのになっています。それから各弦の出音をチェックしたのですが、何故か4弦だけはモーンと音がコモってヌケなくて、しかも音量も下がってしまいました。
さて、これからが時間が掛かりました。何種類かの手持ちのブリッジを金フラーに取付けしては弦を張り、出音のチェックを繰り返しました。途中結果はパスして、結果のみを報告します。
これが結論です!と言いながらもこのブリッジは正体不明なのです・・・。e-Bayのオークションで入手したもので、70年台のヴィンテージ物と思われるのですが、この年代の特徴の円筒形のサドルがステンレスでは無いのです。私の知っている範囲では68年頃からのこのタイプのブリッジサドルは錆びないようにステンレスとなっているのですが、取付けしたこのサドルはスチール製で錆が浮かんでいます。ネジはインチサイズの物なのでUSA製ではあるのですが・・・?
詳細はともあれ、このサドルが音の立上りと響きが気に入ったので、このブリッジを元(Base)として細かなセッティングを行いました。最終的には1弦と3弦用サドルがスチール、2弦と4弦用サドルがステンレスの時が各弦の出音のバランスが整いました。
デフォルトのブリッジの様に立ち上がりが悪いとどうあがいても悪いままですが、セッティング後の立ち上がりが良い状態では、そこからは指やコンデンサーでの調整で緩くにもコントロール出来るので、こちらが使い勝手が良いと言えますね。歯切れと共に出力もアップしているので、今回のサドル交換は良い事ばかりの結果となっています。
最後の最後にブリッジを交換したら、これまでやってきたペグでの出音のバランスが崩れたので、再びペグにも手を加えました。
ペグのベースプレートはGOTOHの軽量タイプのGB640を使い、ウォームオイール(歯車)は2弦がGB640の物、そして1弦・3弦・4弦には少し重いGB9Lのウォームオイールを取付けしています。
ヘッド表側にのぞいたペグポストは、1弦・2弦が軽いGB640、3弦・4弦が重たいGB9Lの物としています。
以上、この金フラーを入手以来2ヶ月にわたって長々とやってきたチェック&セッティングは一応の終了となります。結果的に入手時とは全く異なった出音となりました。デフォルトのFullertone JAY-BEEが良くないというのではありません。他でも目にする評価のようになかなかレベルの高いベースだということに異論は無いのですが、元々このフラーを入手する際に手持ちのパーツを持込んでオーダーしてみようと考えていた所からのスタートだったので、入手後にそのように自分で色々とやってみたというところです。
これまで金フラーにやってきた事をザックリと説明すると、
◆ ローの豊かな弦振動をそのまま受け止めるように、デフォルトの明るめの印象のリンディーのPUをダンカンのアンティクティーに交換。
◆ 3~4弦のペグを重たくして、コンプ感をプラス。
◆ ブリッジサドルを交換して、音の立上りとバランスの改善。
と、なります。
時間は掛かったのですが、自分なりに気に入ったベースとなったと思うので、7月8日(日曜日)に広島で行われる、べーさん主催の《第二回広島 ベーシストの会のオフ会》に持込みして、他のベーシストからの評価を受けてみようと考えています。べーさん、よろしくお願いします。
これはアンプからの出音だけではなくて、アンプレスの時にベースから聞こえる生音もその様だったので、PUを含むエレクトリックの問題では無さそうです。


柔らかな素材のブラスは良い鳴りを得られるということで、管楽器はもとよりギターのパーツにも多く使われているのですが、こと、この金フラーに関しては私のイメージする振動とはなっていなかったようです。

このブリッジを金フラーに取付けしての出音チェックです。先ずは1弦から弦を弾いた感触は「おっ、これこれ!この立ち上がり」でした。これまでの“モンッ”としたくぐもった立ち上がりが一変して、切れの良い“コンッ”というのになっています。それから各弦の出音をチェックしたのですが、何故か4弦だけはモーンと音がコモってヌケなくて、しかも音量も下がってしまいました。
さて、これからが時間が掛かりました。何種類かの手持ちのブリッジを金フラーに取付けしては弦を張り、出音のチェックを繰り返しました。途中結果はパスして、結果のみを報告します。

詳細はともあれ、このサドルが音の立上りと響きが気に入ったので、このブリッジを元(Base)として細かなセッティングを行いました。最終的には1弦と3弦用サドルがスチール、2弦と4弦用サドルがステンレスの時が各弦の出音のバランスが整いました。
デフォルトのブリッジの様に立ち上がりが悪いとどうあがいても悪いままですが、セッティング後の立ち上がりが良い状態では、そこからは指やコンデンサーでの調整で緩くにもコントロール出来るので、こちらが使い勝手が良いと言えますね。歯切れと共に出力もアップしているので、今回のサドル交換は良い事ばかりの結果となっています。
最後の最後にブリッジを交換したら、これまでやってきたペグでの出音のバランスが崩れたので、再びペグにも手を加えました。


以上、この金フラーを入手以来2ヶ月にわたって長々とやってきたチェック&セッティングは一応の終了となります。結果的に入手時とは全く異なった出音となりました。デフォルトのFullertone JAY-BEEが良くないというのではありません。他でも目にする評価のようになかなかレベルの高いベースだということに異論は無いのですが、元々このフラーを入手する際に手持ちのパーツを持込んでオーダーしてみようと考えていた所からのスタートだったので、入手後にそのように自分で色々とやってみたというところです。
これまで金フラーにやってきた事をザックリと説明すると、
◆ ローの豊かな弦振動をそのまま受け止めるように、デフォルトの明るめの印象のリンディーのPUをダンカンのアンティクティーに交換。
◆ 3~4弦のペグを重たくして、コンプ感をプラス。
◆ ブリッジサドルを交換して、音の立上りとバランスの改善。
と、なります。
時間は掛かったのですが、自分なりに気に入ったベースとなったと思うので、7月8日(日曜日)に広島で行われる、べーさん主催の《第二回広島 ベーシストの会のオフ会》に持込みして、他のベーシストからの評価を受けてみようと考えています。べーさん、よろしくお願いします。
7月1日(日曜日)に山口県山口市で催されたビッグなイベント、《第8回 ジャズフェスタやまぐち》にラテンバンドの熱狂楽団 TAPASCONが出演してきました。
会場のニューメディアプラザ山口には開場前から多くのお客さんが来られていた様で、私達が会場入りした際には150人収容のメインステージの客席は既に満席状態でした。
エントランスホールのフロアーステージでは飲食が可能で、こちらも既に広~いジャズ・バー的な雰囲気になっていました。
演奏中のこちら、テルミーさん(Vocal)とDr.Haraさん(Gt)がこのフロアーステージのディレクターで、毎年ここへのお誘いをいただいています。
今年も「盛上げてください」のオーダーに、一言「分かりました」と返事をして、熱狂楽団 TAPASCONのステージ開始です。
この日は総勢17名のメンバーが参加しました。特に管楽器はサックス×4、トランペット×4、トロンボーン×3の計11管という超強力&ゴージャスな布陣です。
次々と繰り出すラテンビートにお客さんの腰もムズムズしてきたみたいです。
それでは、行ってみましょう。TAPASCON名物(?)の総立ちダンス大会です!(笑)
下の写真はパーカッショニスト&パフォーマーのKingの恒例の(?)“ズラ飛ばし”が決まった瞬間です!
お客さんを私達が“のせた”と言うよりも“のりの良い”山口のお客さん達に“のせられて”盛り上ってしまったTAPASCONのステージでした。メンバー一同大満足顔での集合写真です。
この後もプロのステージやセッションも行われて、おそらくこの日の日本中で何処よりも“熱かった”ここ山口でのジャズフェスタはまだまだ続いていったのでした。
テルミーさん、Dr.Haraさんをはじめ、事務局の阿部さん、スタッフの皆さん、今年もお世話になりました。そして共に盛り上っていただいた山口の“熱い”お客さんにも感謝します。有難うございました。
ステージ後には他のフェスタやジャズ・バーへの出演依頼もありました。今後、打合せをしながら実現させていこうと考えています。



今年も「盛上げてください」のオーダーに、一言「分かりました」と返事をして、熱狂楽団 TAPASCONのステージ開始です。
熱狂楽団 TAPASCON

次々と繰り出すラテンビートにお客さんの腰もムズムズしてきたみたいです。

下の写真はパーカッショニスト&パフォーマーのKingの恒例の(?)“ズラ飛ばし”が決まった瞬間です!
お客さんを私達が“のせた”と言うよりも“のりの良い”山口のお客さん達に“のせられて”盛り上ってしまったTAPASCONのステージでした。メンバー一同大満足顔での集合写真です。
この後もプロのステージやセッションも行われて、おそらくこの日の日本中で何処よりも“熱かった”ここ山口でのジャズフェスタはまだまだ続いていったのでした。
テルミーさん、Dr.Haraさんをはじめ、事務局の阿部さん、スタッフの皆さん、今年もお世話になりました。そして共に盛り上っていただいた山口の“熱い”お客さんにも感謝します。有難うございました。
ステージ後には他のフェスタやジャズ・バーへの出演依頼もありました。今後、打合せをしながら実現させていこうと考えています。
プロフィール
Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。
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