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 12月の私が係わるライブの案内です。



 12月3日(土曜日)

Boogie House】 山口県周南市栄町2-26 アサヒビルB-1 Tel:0834-31-9313

“Blues & Rock & Soul Night”

OPEN 19:30 START 20:00

¥1500 1ドリンク付

出演
松本ナリアツ (周南)
ZZ.Riders (益田)
The All Your Love Blues Band (益田)
The Heels (周南)



 12月17日(土曜日)

TIME】 山口県岩国市車町1丁目 Tel:090-2003-9774

“Blues night”

OPEN 18:30 START 19:00

¥1500 1ドリンク付 or ¥2500 ドリンクフリー

出演 (順)
19:00~ riki-t with 古賀 (岩国)
19:30~ Jitterbug Boys (宇部)
20:10~ The All Your Love Blues Band (益田)
20:50~ FLAT BOOGIE BAND (岩国)
21:30~ BLUES WORKSHOP (岩国)



 12月23日(金曜日)

にちにち食堂】 島根県益田市中島町ロ195 Tel:0856-23-6166

“にちにちクリスマスイヴイヴLIVE”

OPEN 18:30 START 19:00

¥無料 要 ドリンク or 食事オーダー

出演 (順) 変更する事有り
19:00~ The All Your Love Blues Band (益田)
19:30~ 松本ナリアツ (周南)
20:00~ Jitterbug Boys (宇部)
20:30~ ひょう (周南)
21:00~ ムーミン (益田)
21:30~ tomo & EASE (益田)

にちにちクリスマスイヴイヴLive


 フライヤーのイラストは知合いのアーティスト ふーちゃんに描いてもらいました。ふーちゃん、有難うございます。



 メンバーの仕事の都合もあって、月1回のライブとなるように調整しているのですが、12月はお誘いを受けて3本のライブをこなします。

 各地の出演者をご覧になれば、いろいろとダブっているのがお分かりと思います。県外ライブに呼ばれたら、次はこちらのライブにお誘いする・・・。こんなギブ&テイクのお付合いで長年ライブ活動を続けています。
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 ダイレクトロンのコンデンサーを68Telebassに取付けして好結果となったので、他のベースにも試してみました。

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 Freedomの5弦JBです。色々と細かく調整を行ってきて、振動系は満足な状態なのですが、出音にもう一つ不満な部分がありました。少し“もや”がかかった様な出音なのです。そこでコンデンサーを換えてみたらどうなるだろうと思い、実行しました。

IMGP8275.jpg 先ずはこれまで取付いていたオレンジドロップを取外して、そこにワニ口クリップの付いたリード線を配線しました。これでアンプからの出音を確認しながら、ベース外部でのコンデンサー取換&チェックが可能になります。で、このコンデンサーレスの状態でチェックしてみると、えらくスッキリとした音がアンプから聞こえるではありませんか!


 そうなのです。パッシブのハイカットのトーン回路はPUのホット側の信号をコンデンサーとトーンポットを直列に接続してアース(コールド側)に落としているので、トーンポットがフルテンの時でもその抵抗値(シングルコイルの場合は250kΩ)で制御された電流がコンデンサーを通過しているので、ハイが多少なりともカットされているのです。

IMGP8282.jpg と言うことは、コンデンサーの持つ特性が、トーンポットフルテンの場合にもトーンに影響しているのです。デフォルトで取付けられているオレンジドロップはソフトなトーンの殺し具合なので、前述の“もやっ”とした出音となっていたのでした。


IMGP8277.jpg しかし、コンデンサーレスの状態で試奏を続けていると、今度は少しハイがギラつくのとローB弦が暴れ過ぎる感がしたので、今回の目的のダイレクトロンのコンデンサーを試す事にしました。ワニ口クリップにダイレクトロンを咥えたとたんに、アンプからはえらく収まりの良い音が響いてきました。


IMGP8286.jpg コンデンサーレスの際に目立ったFreedom独自のステンレスフレットの影響を受けたギラついたハイは抑えられて、ニッケルラウンド弦の歯切れさに少し丸みが加えられています。ローB弦は暴れが収まって、フレーズが分かり易くなっていました。これはトーンポットフルテンの状態なので、より丸みを増したければ、ポットを絞れば良い事になります。


IMGP8289.jpg ダイレクトロンのコンデンサーは耐電圧100Vと50Vとの物を入手しているのですが、比較試奏の結果、差は感じられなかったです。PUで発生する電圧は微弱なものなので、耐電圧には関係が無いのでしょう。このFreedomの5弦JBには耐電圧100Vのコンデンサーを取付けました。


IMGP8299.jpg このFreedomの5弦JBは入手以来、細かな調整を続けてきたのですが、今回のコンデンサー交換で完結した感があります。とどめの一発は1個数百円で入手したダイレクトロンのコンデンサーだった!という事になります。あっ、高橋ゲタ夫さんに頂いたサインも有効に機能していますけど・・・(笑)。


 これで、ダイレクトロンのコンデンサーが比較チェックで2連勝(?)となったのですが、これはあくまでベースとのマッチングが良かったという事で、ダイレクトロンが“魔法のコンデンサー”なのではありません。実際、3本目のベースでのチェックではコンデンサーレスの状態が良かったです。今後もワニ口クリップを使って、ベストマッチングのコンデンサーを見つけていこうと考えています。
 今回もチマチマな調整です。PUのポールピースを出し入れして各弦の出音量のバランスを図っていたのですが、自宅でアンプからの小音量で調整した結果とスタジオでの爆音での結果が異なっていました。

IMGP7876.jpg 自宅での調整では2と3弦用のポールピースの出を調整していましたが、これでは4弦が小さく感じてしまったのです。4弦のポールピースにはコイル線がぐるっと半周巻いてあるので、これを動かすには断線というリスクが発生するので避けたいところです。


IMGP7916.jpg そこで、4弦の既存ポールピース上に、別のポールピースを薄くスライスしたものを貼付けしました。0.5mm以下の厚さです。2と3弦用のポールピースの出も再調整しています。




IMGP8330.jpg ここで、私がPUのポールピースを出し入れする際に使用している工具を紹介します。こちらの小型クランプです。行きつけのホームセンターで百数十円で購入しました。


IMGP8332.jpg ポールピースを押付ける側には3mm径の木の丸棒をカットして接着材で貼り付けています。


IMGP8334.jpg もう一方のポールピースが飛出る受け側にはスリットを入れています。JBのダブルポールピース用の“逃げ”と、隙間からポールピースの出具合を目視する為です。


IMGP8339.jpg このクランプをPUの調整したいポールピースにセットして、ジワーっとクランプを締付けていきます。最初はかなりの抵抗があるのですが、プチッという音が発生した瞬間にポールピースが沈み始めます。どれだけ沈めたり、出したりしたら良いかは、全くもっての感覚次第ですので、少し動かしては→PUをセットして→弦を張って→アンプからの出音を聞いて調整を進めて行きます。上記の様にPUの外側のポールピースには手を加えないほうがよいです。


 この様にポールピースの高さ調整はとても繊細ですので、皆様にはお勧めは出来ません。やりたい方は自己責任にてお願いします。ポールピースに+ドライバーを直に押し付けたら、ズボッと入ってしまって高価なAEROのPU(30,000円超え)を駄目にした人がいるみたいです。そうです、私の事です(泣)。



 これまでの色んな調整を行ってきた結果、この68Telebassは私の満足する出音となっています。シングルコイルPUの暴れ具合をコントロールする醍醐味は、JBでは味わえない面白さです。派手なルックスと、イナタイ出音の組合せは最高です!

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 68Telebaseを(私なりの)良いベースにする為にチマチマと手を加えているのですが、今回もチマチマとやっています。

 これまでは弦高が一番低くなる1弦では、1弦が乗るサドルの高さ調整ビスを目一杯緩めて、サドルがブリッジプレートに当たっている状態で使っていました。

 このままでは弦高の調整シロが無い為にネック取付アングルを変える事としました。ネックのヘッド側を下げると弦高が上がる事になるので、対応として、ネックポケットのブリッジ側にシムを挟むか、ポケットのヘッド側をスロープに削るかと言う事になるのですが、ブリッジの駒を1mmでも上げることが出来れば良さげだったので、この度はシムを挟む事にしました。

IMGP7750.jpg スペーサー、シム用としてストックしている薄木板から選んだのは0.3mmで名刺程度の厚さのアッシュ板です。ネックポケットのブリッジ側に置きました。

 ネックポケット袖壁には1.5mm厚の板をネックのセンターズレ防止の為に立てています。このTelebassは68年製なのですが、65年にFenderCBSに買収された頃から加工精度が落ちて行ったという悪い風評の表れでしょうか?


 今回のシムの取付け後は、1弦ブリッジ駒がブリッジプレートより1mm浮き上がって、調整シロが出来ました。あまり駒を高くし過ぎると弦裏通しの為に元々強めのテンション感がより上がって弾き辛くなるので、この程度の弦高セッティングが出来ればOKです。

 シムを挟んだ為のネック&ボディ鳴りへの悪影響は感じられませんでした。ボディと同材、かつ極薄のシムなので問題が無かったのだと思います。

IMGP7753.jpg ネックジョイントプレートを外した際に、プレートに隠れていたペイズリーレッドの色合いをチェックしました。その部分の下地はシルバーで、ペイズリー柄は淡いピンクなのが確認出来ます。隠れていた部分以外は長年の経年変化により、シルバーは日焼け(照明焼け)でゴールドに、淡いピンクはピンクゴールドになっています。40年以上の時の流れによってなされたもので、味わい深いです。
 11月12日(日曜日)は、福岡県久留米市でのライブに出掛けてきました。

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 久留米市へは私の街から280km、車で4時間掛かるのですが、本当に楽しみにしていたので長旅の感じは全く無かったです。それもその筈、待っておられたのはこちらの面々。



Baby Faces
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 トップバッターのBaby Facesのメンバーは今回のライブの仕掛け人、久留米の矢田草吉さんとバックは山口県周南市【Boogie House】でお付き合いのある山ちゃんまささんどいちゃんです。いつもの知合いのメンバーのステージに、「アレっ?ここは本当に九州?」とアウェイ感を全く覚えなかった私です。

 午後の早めに到着した山口組(ヤクザ屋さんじゃないです)と入念なリハをこなした草吉さんのリアルなブルースのステージは、聞く度に完成度がUPしています。



HOT PANTS
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 次のパワートリオ、HOT PANTSジミヘンのトリビュートバンドでした。いゃー、このバンドのステージパフォーマンスは凄かったです!後はギターを燃やすしかないな?と思われるほどイキ顔(?)でのギタープレイはジミーが憑依しているかの様に見えました。



 会場となった【Sunrise Cafe】は理髪店の若旦那さんご夫婦がバンドをやっておられるという事で、ビルの1階に理髪店とライブバーと練習スタジオ2室があるという、とても素敵なお店でした。仕事と趣味が両立している羨ましい環境ですね。 

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 この夜は草吉さんとHOT PANTSのメンバーが誘われた多くのお客さんの熱気で暑いほどの店内でした。



The All Your Love Blues Band
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 先程のバンドのパフォーマンスに刺激を受けてか、この日のライブは派手なアクションが多くなってしまったThe All Your Love Blues Bandです(汗)。参加した4人でのR&Bは、大人し目と前もって聞いていた久留米のお客さんにも受け入れられた感がありました。

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 実は久留米は10年前から何度も訪れています。数えたら今回で7回目でした。ここ数年はご無沙汰していたのですが、今回を新たな契機として定期的に訪れて行きたいと考えています。草吉さん、次回もよろしくお願いします。対バンの皆さん、久留米のお客さん、そして会場の【Sunrise Cafe】のオーナー様、スタッフの方々、お世話になりました。
 明日、11月12日(土曜日)は福岡県久留米市に出かけます。知合いのブルースマン矢田草吉さんに声を掛けていただいたライブに参加します。

 久留米は10年くらい前から数年の間は毎年お邪魔していたのですか、ここ最近は途切れていました。久留米行きが復活してメンバー一同とても喜んでいます。ライブは勿論の事ですが、久留米ラーメンが美味いのです!既に草吉さんからお勧めのお店を聞いているので、こちらも楽しみです。

 ライブ会場は【Sunrise cafe

 福岡県久留米市西町1195-8 TEL 0942-32-0467 FAX 0942-35-3689

 OPEN/20:00 START/20:30 \1,500 [+1ドリンクオーダー]

 出演は The All Your Love Blues Band (島根) / HOT PANTS / Baby Faces

 お近くの方は是非ともお越し下さい。

 
 PU交換が一段落した68Telebaseですが、他の気になるところを続いて対処する為にスタジオに持込みました。

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DSCF1755.jpg コントロールパネルから2本延びているリード線にワニ口クリップが付いています。これは・・・?


DSCF1759.jpg 実はこれはトーンコントロール用のコンデンサーチェックの為の配線です。コントロールキャビティー内のコンデンサーは取外しています。そのコンデンサーが取付いていた箇所からリード線を引っ張り出して、外部でコンデンサーを取替えてチェックしてみようという事です。


DSCF1781.jpg 部品箱にあった何個かのコンデンサーをとっかえひっかえワニ口クリップに咥えて、アンプからの出音をチェックしました。大きい音で音質チェックをしたかったのでスタジオに持込んだという訳です。


IMGP7887.jpg いゃー、この方法ではコンデンサーを換えた時の変化具合がとても良く分かります。全てのコンデンサーの音質をコメント出来ないので、これはと思った3つのコンデンサーについてインプレをあげてみます。左からです。


 NISSEIというメーカー名がプリントしてあるのですが、これがデフォルトのコンデンサーです。印字によると容量は0.1μFでしょうか?出音のイメージですが、元の出音が山の形をしているとなると、ある高さより上がスパッと切落とされたという感じです。そしてトーンポットを絞っていくと切り落としの高さが段々と下がってくるのですが、深みが増すという印象はありません。

 Vitamin-Q 容量は0.047μF、耐電圧400V。こちらのイメージは山の頂上に霧がかかって、徐々に見えなくなるって感じです。ソフトなトーンの効き具合です。

 通称“サークルD”と呼ばれるダイレクトロン(Dilectron)製のコンデンサーです。ビンテージのデッドストック物を入手しています。容量は0.05μF で耐電圧は100Vです。ビンテージのFenderでは耐電圧50Vの物をよく見かけます。

 これについては少し詳しく述べたいと思います。

 先ずは音質です。トーンポットをフルにしていてもトーン回路を通すだけで音がコモるのは周知の事ですが、今回チェックした68TelebaseはシングルコイルPUの特性でトーン回路を外した状態(ワニ口クリップに何も咥えない状態)では、かなりハイが立った音になっていました。

 そこにこのダイレクトロン製コンデンサーを通すと、トーンポットがフルアップの状態で既に嫌味なハイが落ちているのが分かりました。更にトーンポットを回すと先程のNISSEIのコンデンサーでのハイがスパッと切り落とされたというのと異なって、切り落としの角が丸くなって心地良いハイミッドが立ち上ってくる様に感じました。

 この事は実は音量UPにも繋がっていました。コンデンサーで出音が大きくなるってホント?と思われるでしょうけど、ホントです。ダイレクトロンのコンデンサーを繋いだ時はアンプからの出音が大きくなっていました。他のコンデンサーでは違いが分かる程の差はなかったです。

 最初は私もコンデンサーで音量が変わる筈はないと思って、再確認したのですが、ワニ口クリップにダイレクトロンを繋いだらやはり音量が上がっています。何でかな?と思い詳しくチェックしたら、コンデンサー無しの際のハイが落されて、それまでの嫌味なハイにマスキングされていたミッドが耳に良く聞こえる様になった為に、相対的に音量が上がった様に聞こえているようです。その嫌味なハイをマスキングする按配が、私の耳にはダイレクトロンのコンデンサーが合っていたというところでしょうね。

IMGP7982.jpg 以上の結果を得て、この68Telebassにはダイレクトロンのコンデンサーを取り付けました。そして他のベースではどの様な結果となるか試してみようと思い、追加で5個入手しています。


 私はこのダイレクトロンのコンデンサーをバンテック・エレクトロニクスというところで購入しています。ダイレクトロン社は既に無くなっている会社なのですが、ここにはビンテージのデッドストックがあります。他にも色々と面白い物を扱っていますので、興味のある方はチェックしてみて下さい。



 と、今回のエントリーをあげて、いつもチェックしているリペアショップのブログを覗いたら、同じ様なコンデンサー比較のエントリーがありました。

 《「トーンが10の時でも コンデンサーによって音が違う」 と言われてますが、実際にやってみますと、そんなに変わらない。高価なバンブルビーや 逆にセラミックの安価な物とかと比べたら、きっと違いがはっきりしたのでしょうかね?》

 という内容があるのですが、今回の私のケースはその“セラミックの安価な物”だったという事なのでしょうね。
IMGP7823.jpg Seymour Duncan Antiquity ⅡにPUを交換した68 Telebaseですが、このまま使うとなるとやはりこの白黒パンダみたいな外観が気になってしまいます。


IMGP7826.jpg という事で、いつもの通り、グレーボビンのエイジド加工を施しました。先ずはPU上部のブラックボビンをグレーにラッカーで着色しました。下部はデフォルト状態で、グレーボビンに少しの“汚れ”が入っています。


IMGP7827.jpg 全体を“汚し”ました。上塗りは爪での塗装剥げを防止する為にウレタンの艶消しで行っています。



IMGP7829.jpg PU裏面は導電塗料を塗って、ポールピースのアース落しと外来ノイズの低減を図っています。Telebaseのピックアップキャビティ底にはシールドプレートが有りませんので。



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 やはり、このルックスです!外周部のピンクの吹き付けが退色して下地のメタリックゴールドが浮かび上がったボディには、目立ち過ぎる黒よりもこのグレーボビンがマッチングしていると思います。
 68Telebaseに搭載した後にポールピースの出具合を調整したSeymour Duncan Antiquity Ⅱの出音をチェックしました。うーん、これはなかなか良いじゃないですか!

 細かくこの出音を延べる前にこれまで試したPUについて感想を述べます。

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 画像左からの順番です。って、いつのまにかこんなにPUが増えていたのですね(汗)。

 オリジナルPU  とにかくカリカリの音。各弦の出力は3弦が大きくて4弦が小さい。使いこなすには男気(?)が必要。

Seymour Duncan SCPB-1  オリジナルPUにかなり似ている。ポールピースをいじって出力バランスは改善したが、やはりローが薄くて線が細い。

 Seymour Duncan SCPB-2   SCPB-1の単なるパワーアップバージョンと思いきや、かなりブーミーな出音となる。ベースアンプがタイトな出音のものなら使えるが、大口径スピーカーやへたったアンプでは音像が不鮮明になってしまう。

 Seymour Duncan SCPB-3  SCPB-2が“マッチョ”なイメージならば、こちらはただの“おデブさん(?) ”。ブリッジ付近をピック弾きなら良いかもしれないが、PU辺りを指弾きならば“ブーブー”としかならない。

 Seymour Duncan Customshop スタックコイルタイプ  コイル2段重ねとなっていて、結線方法でPBからJB風な出音まで得られる。パワーも充分で、ハイパーな感覚があるが、これがビンテージべースに適合するかというと?マークが付いてしまう。他のPUよりも背が高いので、取付けには工夫が必要。

 さて、今回のAntiquity Ⅱの出音の具合はSCPB-1SCPB-2の中間処といった感じです。全体にカリッとした芯の固さはあるのですが、それにSCPB-2で感じたブーミーな衣をまとっています。特に3~4弦のローポジを弾くと、アンプをオーバーロードしなくてもPUからの出力で既にドライブ感が加わっていてRockな雰囲気です。かと言って潰れ過ぎていないので、ベースラインが聴きとりやすくて良いです。

 私の好みで選べば、今回のAntiquity ⅡCustomshop スタックコイルタイプのどちらかとなるのですが、ビンテージ向きというところで、Antiquity Ⅱを使って行こうと考えています。

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先程、オリジナルPUのインプレで“男気”と書いたのですが、これは大なり小なりこのOPB用のシングルコイルPU全般に言える事です。ただし“気合”ばかりで力を入れ過ぎても良い音になりません。特に4弦は弦を指で水平方向に揺らし始める弾き方をすると、音がフッと出なくなる“消える魔球”となるので、「良い音で鳴れ」と“気持ち”を込めて弦をPU側に押込むように弾く必要があります。

この様に少々弾くのに手こずるTelebassですが、上手く鳴らせた後には、じゃじゃ馬を手なずけた様な達成感があります。
 私の68Telebassですが、オリジナルのPUの音質(キンキン)と各弦の出力バランス(4弦が小さい)に悩んで、これまでSeymour DuncanのPUを色々と入手しては試していました。最後に交換しているDuncanCustomshop製の2コイルのスタックPUは、かなりのハイパワー、かつコントロール次第ではJB的なニュアンスを得る事が出来るので、少しの間はこれを使っていたのですが、もう一つDuncanで試していないPUの事が気になっていました。

 それはAntiquityシリーズです。YAMAHA BB-LtdAntiquityJB用PUを取付けて61JBにあと一歩と出音が近付いてきたのを受けて、Telebass用のAntiquityも試してみたくなったのでした。調べると50年代の初期OPB用のAntiquityと68年からのTelebass用のAntiquity Ⅱとが有るのですが、私が選んだのはAntiquity Ⅱの方です。

 これを選んだのは、JBPB用のPUのAntiquityは60年代初期のブラックボビン、Antiquity Ⅱは60年中期からのグレーボビンを模していて、Antiquity Ⅱは明るめのキャラになっているのですが、OPB・TLB用はAntiquity Ⅱの方がよりファットだというメーカーの商品説明によるものです。

IMGP7720.jpg 円高によりメリットを受けて、国内で購入するよりもお安く直輸入する事が出来たAntiquity Ⅱが届きました。


IMGP7723.jpg Antiquityシリーズならではのパッケージと布袋に入ったPUを取出すと、こちらの白黒パンダの様なルックスが目に入ってきます。PUの底側はグレーボビン、上側はブラックボビンのコンビネーションなのですが、この様な色の組合せは当時のFenderにあったのでしょうか? Duncanのギター用のAntiquity Ⅱにもこの色があるのですが、少なくても私の持っているビンテージFenderベースの資料にはこんな写真は無いですね。


IMGP7726.jpg それと次に気になったのはPU表面に飛び出たポールピースの具合です。OPBTLBのPUを模して1・4弦用よりも2弦が、そしてそれよりも3弦が飛び出しているポールピースです。裏側はフラットになっているので、3種類の長さのポールピースを使い分けている事になります。


IMGP7741.jpg これって、これまで何種類ものOPB用のPUを試してきて効果が無いというか、各弦の出力バランスが悪くなる方の逆効果になるのは分かってはいるのですが、対処法もあるのでとりあえずこのまま68TLBに取付してみました。


IMGP7742.jpg アンプに接続して出音をチェックするやいなや、「やはりバランスが悪い!」という事で対処に取り掛かりました。出過ぎている3・2弦のポールピースを引込めたのです。


IMGP7743.jpg 少しずつPU内にポールピースを押込んでは、ボディに取付けてアンプからの出音をチェックする事を4回程繰返しした後に良好な出力バランスが得られたのが、こちらの状態です。3・2弦のポールピースがほぼ同じ出具合になっています。


 さて、これでやっと出音そのものがチェック出来ます。その結果は、次回に続く・・・。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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