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 68TelebassのPUをDuncanSTK SCPBに換えて音質的には気に入ったものとなっているのですが、ただひとつ、各弦の出力バランスの悪さが気になるところでした。具体的には、PUの傾きを調整して1弦と4弦の出音の大きさを揃えると、3弦が音が少し小さくて、2弦は更に小さいという状態でした。

 JBPBのPUの様に各弦の振動を2個のポールピースのワイドな磁界で捕捉するのではなくて、TelebassのPUでは1個のポールピースで言わば一対一の状態となっているので、磁界のピンポイントを少しでも外れると音を拾い難くなるのかな?と考えます。

 となれば、先般対処方法を確立(?)したスライス磁石を使ってみようと言う事になり、やってみました。

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 何度か実際にPUにセットしてアンプからの出音をチェックしながらスライス磁石の厚みを調整して、最終的に3弦は薄く、2弦はそれよりも厚めのものとなりました。これまでDuncanSCPB-1を試した時にはポールピースの出が均一の場合が良い結果だったのですが、今回のSTK SCPBの場合はオリジナルと同じ様なスタッガート・ポールピースとなったのは意外な結果でした。(オリジナルは3弦が一番飛び出ていて、2弦がその次、そして1弦と4弦が一番低くなっています)

 このポールピース調整、そして前回のシングルコイルの並列接続を組み合せた出音は、例えればJBの2つのPUをフルテンにして更にリアPUのハイがクリアに抜き出たものとなっています。フロントPUのみで、このハイの強さは初体験です。フラットワウンド弦がマッチングしそうですね。今は他のベースにも張っているハーフラウンドの弦なので、少々トーンを絞って程好い音質としています。

 出力も充分なので、アンプでドライブさせても良い意味でファットかつクリアーな出音となっています。ただ単に出力の大きかったSCPB-2や、ブーミーなだけだったSCPB-3とは異なる出音で気に入っています。
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 68TelebassのPUの交換作業を行いました。

IMGP6328.jpg 新たに入手したDuncanSTK SCPBは2段重ねのスタックコイルなので高さがあります。


IMGP6332.jpg これまで取付けていた同じくDuncunSCPB-1を取外して高さを比べてみました。左のSCPB-1の高さは15mm、右のSTK SCPBの高さは20mmで5mmの差があります。果たしてPUキャビティ内に上手く取付くのでしょうか?


IMGP6339.jpg TelebassのPUはFenderの他のPBJBの様にウレタンスポンジを介さない代わりに、2本のビスにスプリングが入っています。このスプリングがあるとPU取付ビスを目一杯締付けても思うところのPU高さにならなかった(高い)ので、スプリングを取外して、ビスも短いものに取替をし、新たに3mm厚のウレタンスポンジを介したら私の好みのPU高さにセッティングする事が出来ました。配線の取りまわしにも問題は無くてホッとしました。


 その配線ですが、このPUには2つのコイルが内蔵されていて、そこからは4芯のシールド線が繋がっています。と言うことはコントロール側で様々な配線が可能になるのです。そこで4本の線を仮に半田付けしながら様々な配線を行って、アンプからの出音をチェックしました。試した配線は以下の通りです。

  2つのコイルを直列配線(シリーズ) 最もパワーが上がるのですが、ブーミーになってハイは減るので使い辛い出音です。

  2つのコイルを並列配線(パラレル) パワーもそこそこ、ローもハイも程好く出て心地良い出音。

  1つのコイルのみ(コイルタップ) パワーは減って、カリカリの所謂シングルコイルサウンド。

  2つのコイルを逆位相(フェイズ)にする配線は行っていません。多分、鼻を摘んだ様な出音となるでしょう。

 DuncanHPにはスイッチを使ってのサウンドの切替えが提案されていたのですが、私にとっては並列配線一発(!)で充分と思えたので、この配線でポットに半田付けを行ってコントロールプレートをビス止めしました。

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 さて、これでPU交換作業は終わりと思いきや、自宅での小音量でのアンプからの出音チェックでは気にならなかったのですが、スタジオのAmpegでデッカイ音で鳴らしてみると、各弦の出力バランスの悪さが露呈されました。この対策は次回・・・。
 私の68Telebassについてです。ピンクペイズリーのルックスはとても気に入っているのですが、出音に不満がありPUを何種類も交換しているのは、このブログで報告しているところです。

 オリジナルPUはスタッガート・ポールピースの為に各弦の出力バランスが悪い為に他のPUを試して、Seymour DuncanSCPB-3からSCPB-2ときてSCPB-1は2個試していて、最近はポールピースに手を加えたりもしていました。

 それでも何か他のPUに換えるともっと良い結果になるのでは?という思いがあり、色々と探している中で同じDuncanCustom Shopという部門が有り、オーダーで各種PUを作っているのを知りました。そのサイトをチェックすると有ったのです!OPBTelebass用のStack for Single Coil for P-BassというPUが・・・。

 説明を読むと2つのコイルを上下に重ねた“スタックコイル”で、PUトップのポールピースの出が(私の好む)フラットとなっています。スタックコイルなら配線の組合せで好みの音を作れるかも・・・?、そしてフラットなポールピースで弦の出力バランスは良好かも・・・?と、イメージはどんどん良い方に膨らんで行きました。

 ただし、よく読むとマイナスな“?”も有ったのです。その1つはコイルが2階建てとなっているので、PUキャビティの深さが20mm必要と記載されている事です。手持ちの68TelebassのPUキャビティの深さは17mmだったので、スムースに取替が出来るか不安が有りました。ビンテージベースのキャビティを深く掘り込む加工は出来ないですし・・・。

 もう1つの“?”は完全オーダーとなるので納期が4~5ヶ月掛るということです。「うーん、早くチェックしてみたいので、こんなには待てないな」と考えていたら、見つけたのです!米国のオークションサイトe-Bayに出品されていた新品のStack for Single Coil for P-Bassを・・・。見つけたとなると先程のPUキャビティの深さの問題など「どうにかなるわ!」と落札ボタンをクリックしていた私です・・・。

 その後、待つこと十日程で自宅に到着しました。ケースにはSTK SCPBと品番が記入してあります。

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 果たして出音は如何に・・・?いや、それ以前に取付けが出来るのか?詳しくは次回に・・・。
 このコンポーネントPBのパーツについてです。



 先ずはPB62-DMC/VSPのボディに付いていたDimarzio CollectionのPUです。

IMGP6321.jpg ビンテージのPUを意識したとの事の様ですが、私の72PBと比べると出力は大きめで、ブイブイと唸るサウンドを持っていてロック向きの感じがします。今回のフレットレスには少し刺激が強いと思われるので、DuncanSPB-1辺りのPUがマッチングしそうです。


IMGP6311.jpg ポールピースのタッチノイズが気になったので、いつもの方法でポールピースをアースに落としました。


IMGP6319.jpg PUカバーからポールピースの頭が飛び出ていて指に当たるので、厚紙を切ってPUカバーとコイルの間に挟んでいます。


IMGP6316.jpg コントロールキャビティ底にはシールドプレートが無くて、ピックガードも電磁シールドされていなかったので、取り敢えずピックガード裏にアルミテープを貼っています。




DSCF1410.jpg ブリッジは“本物”です!コレクションしていた70年代初期の1弦のオクターブ調整ビスが長いブリッジを奢っています。




DSCF1412_20110516200523.jpg 70年代初期のペグ裏にはFenderと刻印されているのですが、こちらにも刻印があります。だだしGrecoですが・・・(笑)。Grecoの古いペグを入手して取り付けています。ペグブッシュ、ビス穴等は問題無く取り付いています。しかしこの刻印、Fenderと言うよりもちらっと見ればGibsonですよね(笑)。

 オリジナルと同様のニッケルメッキで、既に曇っているのでビンテージ風味が出ています。




 以上のパーツが取り付けられたこのコンポーネントPBですが、やはりネックが“本物”だけあって弾いた感触はなかなか良好です。ビョ~ンとサスティーンに特徴があるフレットレスサウンドとPBのPUというのも面白い組合せです。

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 以前持っていた73PBのフレットレスはウレタンが塗ってあるメイプル指板だったのでもっとタイトな出音だったのですが、今回のローズ指板のフレットレスはより沈んだ出音となり、シックな歌のバックやジャズに向いているのではないでしょうか?PUをもっとおとなしい物に換えるとよりマッチングしそうです。
 ボディはFender Japanです。Dimarzio CollectionのPU(ということはDimarzio本家の製造ではなくて、他メーカーの製造)を搭載したPB62-DMC/VSPという製品で、現在は製造中止になっていますが、2000年中期の発売当時はJapanの中でハイクラスな製品でした。

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これをネック以外のボディパーツ込みで入手しました。ただし、この度の組上げ時にブリッジは交換しています。

DSCF1417.jpg ボディは当然アルダー材で、なかなか良い材と思われるものをセンター2ピースで使っています。


 ネックジョイントは、おそらく71年のネックの方の加工精度が低い為か隙間が発生したので、薄木のスペーサーを入れています。その際にはスペーサーの厚みを調整して弦のセンターずれを無くしています。又、ネックアングル調整の為にシムも入れる必要がありました。

 次はパーツに関してです・・・。
DSCF1424.jpg 実はこのベースは別々なネックとボディを合体したものです。コンポーネント・ベースと言えば聞こえが良いですね(笑)。


IMGP6278.jpg 先ずはネックについてですが、これは以前に米国のe-Bayにおいて落札して入手していた物です。1971年のPBのフレットレス・ネックでレアなのですが、指板の状態が悪くてしばらく放置していたのです。適当なボディを見つけるのに時間が掛かったせいもありますが・・・。この度ボディが入手出来たので、ゴールデンウィークの間に組み立てしました。


IMGP6267.jpg その悪かった指板の状態です。全くズブのシロートさんがカマボコ板(米国にあるのかな?)にサンドペーパーを巻き付けてゴシゴシと指板を削ったと思われる程にいい加減な仕事振りです。


IMGP6273.jpg 指板センターはローズ板が薄くなってサイドには幾分か残っています。指板のアールを無視した加工です。その指板サイドもストレートではなくて波打って削ってあって、とてもこのままでは心地良いフレットレスサウンドとはなりえない状態でした。


 この指板を更に削って修正しなくてはならないのですが、下手をすれば指板(=ネックそのもの)を駄目にする恐れがあったので、今回は道具に頼る事にしました。これまでフレットレス加工をした際はいつもカマボコ板でやっています・・・(笑)。


IMGP6284.jpg その道具ですが、先ずはこちら指板調整時にサンドペーパーを貼る専用のウッドブロックです。


IMGP6285.jpg 指板と同じアール(180mm)の物を入手しました。


IMGP6286.jpg これに240番のペーパーを貼っています。


IMGP6294.jpg そしてこのブロックをトラスロッドを緩めたネックの指板に当てて削っていくのですが、さすが専用工具です。指板の高くなっている所からサクサクッと削れて行きます。


IMGP6291.jpg 途中途中でブロックと同時に入手したアルミ製のストレートゲージを当てて、屋外からの光が差込む隙間を確認しながらの作業でした。


IMGP6293.jpg 作業途中の写真ですが、白っぽくなっているところが指板が削れた箇所です。ロッドを一番緩めても12フレット辺りが逆反りになっていたので、これも修正しました。


IMGP6301.jpg ナット廻りの指板の厚みはなんとか均一に仕上げられました。途中では仮にナットを取付けて弦を張り、チューニングしてのチェックも2度3度と行っています。
 仮のナットなので割れていたオリジナルのものを接着して一旦溝を埋めた後に溝を切り直しています。


IMGP6297.jpg もっとしっかりと指板を削りたくはあったのですが、センター部はかなり薄くなっているので、この辺りで作業をストップしています。上の作業前の写真よりも指板両サイド部が削れて“撫で肩”になっているのが分かると思います。


IMGP6305.jpg ペーパーで削り終わった後の指板をスチールウールで磨き、仕上げにはレモンオイルを塗り込んだので、とても良い艶が出て来ます。


 さて、次回はボディについてです。
 新たなベースです。

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 うん?おニューなのか?ビンテージなのか?詳細は今後エントリーします。
 一連の“PUいじり”でベース本体からの出音が良くなった為に、アンプを含む器材を見直しました。変更したのは参加しているラテンバンドで使っている器材なのですが、先ずはベースです。



_IGP1854_20091208190634.jpg エレキは変わらずにこれまでも使っているFreedomの5弦JBです。ポールビースに一工夫したお陰でとても良い出音となっています。




 そしてエレクトリック・アップライトですが、これはここ最近はLandscapeSWB-Masterを使っていて、もう1本持っているAria Pro ⅡSWB-Betaは知り合いに貸し出していたのでした。そのSWB-Betaをそろそろ処分しようと考えて、返却してもらって久々に弾いてみたら、「あれあれ、こっちが良いかも・・・?」となったのでした。

IMGP6218.jpg SWB-Betaの方が良いと思われるポイントは、ボディの鳴り具合とネックの感触です。ローの鳴り方はこちらが良いです。4弦を押込む様に弾くとズボンッと心地良く沈んでくれます。SWB-Masterはもっと軽やかに弾む感じです。そしてネックは、特にボディとの取付け部がSWB-Betaの方が厚みが有りしっかりと握れるので、押弦に上手く力が込められます。


 ベース本体の作りはLandscapeSWB-Masterが芸術的な美しさも兼ね備えていて良いのですが、上記の理由で今後はAria Pro ⅡSWB-Betaを弾いて行く事にしました。



 このFreedomの5弦JBAria Pro ⅡSWB-Betaの2本の“サオ”を使うとなると、エフェクターボードそしてベースアンプもこれまでとは替えた方が良いなと考えるようになりました。なぜならば、これまでは2本のベースの信号を2chの入力を持つMarkbassLMKのヘッドアンプに繫いで、それぞれのチャンネルで2本のベースの音色と音量を別々に細かくコントロールしていたのですが、この度選んだ2本はどちらもアンプのEQは同じ(ほとんどフラットの)セッティングでOKとなり、音量のみの調整で済むようになったからです。

 これならば2chのLMKは必要ないと言うことで、元々コンボアンプのMarkbass Mimi CMD121Pに内蔵されていたCombohead Ⅱに戻しました。

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 上はこれまで使っていたエフェクターボードです。これから不要となったものをどんどん外していきました。先ずはLMKに繫いだチャンネルセレクターのBossFS-6です。これからはボード上で2本のベースを切り替えるので不要となります。次にはArtTube MPです。Freedomの5弦JBに繋いで少々スパイスを効かせていたのですが、ポールピースを加工してベース本体から元気の良い音が飛び出すようになったので、これも不要です。そしてBossのイコライザーGEB-7はエレクトリック・アップライトに繋いでいたのですが、今後使うAria Pro ⅡSWB-Betaは内蔵のコントローラーだけでかなり煮詰めたセッティングが出来るので、これも外しました。



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 そして、こうなりました。えらくスッキリとしています。Freedomの5弦JBにはEBSMulti Compを繋いでスラップとソロの際に少しだけ音量を上げています。ツマミを見ていただけたらおとなし目のセッティングなのがお分かりと思います。これとAria Pro ⅡSWB-BetaとをBossのラインセレクターLS-2で切替えます。LS-2のセレクターモードをフットスイッチを踏むたびに“Ach→Bch→バイパス→Ach→・・・)としているので、ベースの持ち替え時にはバイパスモードにするとアンプは無音状態となり、使い勝手が良いです。チューナーはこれまではアンプのチューナーアウトから線を引っ張っていたのですが、エフェクターの数が減ったのとチューナーのKorgPitchblackがトゥルー・バイパスという事で、信号の損失を感じないのでラインセレクターLS-2とアンプの間に咬ましています。

 ボード内の器材が減るのはトラブルの減少になりますし、余裕を持って配置された器材同士を繋ぐシールドは抜き差し可能となり、万が一の場合も直ぐに対応出来ます。そしてボードとアンプを繋ぐシールドですが、これまでは2本のベース用、ラインセレクター用、チューナー用の計4本も有ったのですが、これがこの度の変更でベース信号のみの1本になったのはトラブル防止とライブ時のセッティングの容易さの意味でも有効となりました。
IMGP6218.jpg 下のアップ画像は左のエレクトリック・アップライトベースのAria ProⅡ SWB-BetaのマグネットPU部です。

 いゃー、それにしてもベース本体の画像が出るのは久し振りですね(汗)。これで長く続いた磁石ネタは終了です(笑)。最後は応用編の番外(?)編です。


IMGP6254.jpg 1本の弦に3本のポールピースが対応していて、アップライトベースの大きな弦振動を逃す事無く受け止める設計となっています。


IMGP6256.jpg ブリッジ側のポールピースはコイル部から露出して“剥き身”となっています。これは、私がこれまでのポールピースのセッティングの際に感じた「飛び出しているポールピースはハイを良く拾う」というところと同様な狙いなのでは?と思います。


 このマグネットPUですが、最近弦を交換したら弦の特性か4弦の出具合がこれまでよりも少し小さくなっていました。各弦独立のPUなので、4弦用のPUを弦に近づけて出力をUPする方法がとれるのですが、現状で弦振動の一番大きい4弦の振れ巾ギリギリにPUの高さを決めているので、これ以上PUを高くするとポールピースに弦が触れて「ガギッ」というノイズの要因となります。かといって他の3弦のPUを低くすると、PU全体の出力が下がってしまって押出し感の減少に繋がります。

IMGP6260.jpg ここで対応として行ってみたのは、4弦ポールピースへのマグネットシートの貼付です。3つのポールピースに跨る形状にカットしたマグネットシートを貼っています。アンプからの出音チェックでは、ほんの少しの出力UPが確認出来ました。


 磁力の弱いマグネットシートの為に物足りなさも感じたのですが、試奏を続けていると強く弦を弾いた際にポールピースに弦が触れてもクッション性の有るマグネットシートの為にこれまでの「ガギッ」が、普通に指板に当たる「カチッ」というノイズと判別出来ない程に和らいでいました。本来のPU自体の出力UPという目的とは外れてしまうのですが、副産物としてこれならば遠慮なしで強く弾いて音を上げる事が出来ます。と言うことで、今回はPUの高さ調整は行わずに済みました。
 この度の“PUピンポイント出力UP法”を各弦の出力バランスが悪い68TLBのオリジナルPUに試してみようと、取替えしていたDuncanSCPB-1から元に戻しました。

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 オリジナルPUはこんなにポールピースがスタッガードになっています。3弦の出音が極端に大きくて、4弦は逆に小さいです。果して望む結果は得られるのでしょうか?




IMGP6112.jpg 先ずはPU裏の出力の弱い4弦のポールピースに強力な磁力のネオジウム磁石を貼り付けてみました。うーん、ダメです(汗)。アンプからの4弦の出音は期待する程に上がっていないですし、隣の3弦は磁力の影響を受けて更に出音が上がっているのでこの方法は使えません。


IMGP6113.jpg 次はPU表の4弦ポールピースに手持ちの一番小さくて薄いネオジウム磁石を貼り付けてみました。先日JBタイプのPUにこれを貼った時はある程度良い具合になったのですが、今回は磁力の影響を受け過ぎて弦がブルンブルン震えて使えなかったです。JBのダブルポールピースよりもシングルポールピースの方が磁力の影響を受け易い為と思われます。





 そして、この度のスライス磁石を試してみました。

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 スライスとは言っても既存の他のポールピースのスタッガード具合を考慮して、2mm強の厚さに加工してみました。

IMGP6120.jpg これを4弦のポールピースに貼り付けしました。横から見るとポールピースの頭はボディに対してほぼ平行です。これで出音のバランスが良いはずです・・・。


 と、頭で描いた通りにならないのが世の常でして(泣)、4弦の出音は確かに上がってはいるのですが、低域の無いペランペランな音質で、音が全く沈み込みません。ポールピースの先端がコイルから飛び出した状態になっているので、低域を拾わなくなっているのだと思います。3弦は相変らずブリブリの1人ブッチギリ独走状態でした(汗)。




 「やっぱりダメだったか!」とオリジナルPUの使用は断念して、再びDuncanSCPB-1を取付けしました。ただ、せっかくの“PUピンポイント出力UP法”をこのPUにも試してみました。

IMGP6221.jpg 以前ポールピースを動かしてPU表の出具合をフラットにしていたのですが、今回は4弦には0.5㎜ほどのスライス磁石を貼り付けして、3と2弦のポールピースはほんの少し表に出しています。これだけの加工なのですが、アンプからはシングルコイルPUの歯切れさとネック側のシングルPUのブーミーさがミックスされた、私のイメージするところのOPBの音が出るようになっています。
 5弦のメインで使っているFreedomのベースですが、オリジナルのPUは特にフロントPUからの出音がくぐもっていて、ベールを被っている様な感じがしていたのです。これを改善しようとDuncanのPUに換えたりもしたのですが、これもあまり気に入った結果とはならずに元のPUに戻していたのでした。

IMGP6093.jpg この様なこれまでの状況を鑑みると、1つのポールピースだけに対策をしても効果は無いと思われたので、スライス磁石を何個か作って試してみました。


IMGP6094.jpg 良い結果となったのはこんな状態です。2弦~5弦に対応するポールピースの高音弦側のみにスライス磁石を貼り付けています。出音の音量バランスもとっているので、4弦が山の頂点として一番厚くて0.7mm、2弦は薄く0.4mm程でしょうか?出音を聞きながらの厚み調整だったので、調整後の結果を0.5mm目盛りのスケールでザックリと測定した値です。


IMGP6105.jpg 上の画像の状態だと、あまり見た目には美しくないのですが、PUカバーを掛けるとこの様に収まっています。PUボビンとカバーの間には厚紙で作ったスペーサーを噛まして見栄えを落ち着かせています。


 この状態でのアンプからの出音は、フロントPUが凄くクリアーな音質になっているのが分かりました。5弦の5フレット(E音)以下~開放(B音)もクッキリと響きます。と言いながらも、元もとのローの出具合も残っているので押出し感も充分です。全てのポールピースにスライス磁石を付ける事は今回やっていないのですが、もしやったとしたらギラギラの音となって落ち着きが無くなってしまうのでは?と思います。この様な理由で、リアPUへのスライス磁石の貼り付けも行いませんでした。

IMGP6110.jpg 又、PUカバーから4ケのスライス磁石が飛び出しているので、指弾きの際に支障になるのでは?と思われるかもしれませんが、2フィンガー奏法の場合は、弾く弦の低音弦側のポールピースに親指を置くので、高音弦側に出ているスライス磁石に親指は触れないので邪魔にはなりません。そして弦を弾く指(人差し指、中指)も厚紙スペーサーでスライス磁石の出っ張りを抑えているので、これも全く気にはなりません。


 スラップ時も問題無しでした。スラップと言えば、4~5弦を親指でヒットした際に、とても音の飛び出し感が増しているので、不要な力を込めずに楽にスラッピングが出来る様になりました。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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