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 このコンポーネントPBのパーツについてです。



 先ずはPB62-DMC/VSPのボディに付いていたDimarzio CollectionのPUです。

IMGP6321.jpg ビンテージのPUを意識したとの事の様ですが、私の72PBと比べると出力は大きめで、ブイブイと唸るサウンドを持っていてロック向きの感じがします。今回のフレットレスには少し刺激が強いと思われるので、DuncanSPB-1辺りのPUがマッチングしそうです。


IMGP6311.jpg ポールピースのタッチノイズが気になったので、いつもの方法でポールピースをアースに落としました。


IMGP6319.jpg PUカバーからポールピースの頭が飛び出ていて指に当たるので、厚紙を切ってPUカバーとコイルの間に挟んでいます。


IMGP6316.jpg コントロールキャビティ底にはシールドプレートが無くて、ピックガードも電磁シールドされていなかったので、取り敢えずピックガード裏にアルミテープを貼っています。




DSCF1410.jpg ブリッジは“本物”です!コレクションしていた70年代初期の1弦のオクターブ調整ビスが長いブリッジを奢っています。




DSCF1412_20110516200523.jpg 70年代初期のペグ裏にはFenderと刻印されているのですが、こちらにも刻印があります。だだしGrecoですが・・・(笑)。Grecoの古いペグを入手して取り付けています。ペグブッシュ、ビス穴等は問題無く取り付いています。しかしこの刻印、Fenderと言うよりもちらっと見ればGibsonですよね(笑)。

 オリジナルと同様のニッケルメッキで、既に曇っているのでビンテージ風味が出ています。




 以上のパーツが取り付けられたこのコンポーネントPBですが、やはりネックが“本物”だけあって弾いた感触はなかなか良好です。ビョ~ンとサスティーンに特徴があるフレットレスサウンドとPBのPUというのも面白い組合せです。

DSCF1384A.jpg


 以前持っていた73PBのフレットレスはウレタンが塗ってあるメイプル指板だったのでもっとタイトな出音だったのですが、今回のローズ指板のフレットレスはより沈んだ出音となり、シックな歌のバックやジャズに向いているのではないでしょうか?PUをもっとおとなしい物に換えるとよりマッチングしそうです。
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 ボディはFender Japanです。Dimarzio CollectionのPU(ということはDimarzio本家の製造ではなくて、他メーカーの製造)を搭載したPB62-DMC/VSPという製品で、現在は製造中止になっていますが、2000年中期の発売当時はJapanの中でハイクラスな製品でした。

DSCF1387.jpg


これをネック以外のボディパーツ込みで入手しました。ただし、この度の組上げ時にブリッジは交換しています。

DSCF1417.jpg ボディは当然アルダー材で、なかなか良い材と思われるものをセンター2ピースで使っています。


 ネックジョイントは、おそらく71年のネックの方の加工精度が低い為か隙間が発生したので、薄木のスペーサーを入れています。その際にはスペーサーの厚みを調整して弦のセンターずれを無くしています。又、ネックアングル調整の為にシムも入れる必要がありました。

 次はパーツに関してです・・・。
DSCF1424.jpg 実はこのベースは別々なネックとボディを合体したものです。コンポーネント・ベースと言えば聞こえが良いですね(笑)。


IMGP6278.jpg 先ずはネックについてですが、これは以前に米国のe-Bayにおいて落札して入手していた物です。1971年のPBのフレットレス・ネックでレアなのですが、指板の状態が悪くてしばらく放置していたのです。適当なボディを見つけるのに時間が掛かったせいもありますが・・・。この度ボディが入手出来たので、ゴールデンウィークの間に組み立てしました。


IMGP6267.jpg その悪かった指板の状態です。全くズブのシロートさんがカマボコ板(米国にあるのかな?)にサンドペーパーを巻き付けてゴシゴシと指板を削ったと思われる程にいい加減な仕事振りです。


IMGP6273.jpg 指板センターはローズ板が薄くなってサイドには幾分か残っています。指板のアールを無視した加工です。その指板サイドもストレートではなくて波打って削ってあって、とてもこのままでは心地良いフレットレスサウンドとはなりえない状態でした。


 この指板を更に削って修正しなくてはならないのですが、下手をすれば指板(=ネックそのもの)を駄目にする恐れがあったので、今回は道具に頼る事にしました。これまでフレットレス加工をした際はいつもカマボコ板でやっています・・・(笑)。


IMGP6284.jpg その道具ですが、先ずはこちら指板調整時にサンドペーパーを貼る専用のウッドブロックです。


IMGP6285.jpg 指板と同じアール(180mm)の物を入手しました。


IMGP6286.jpg これに240番のペーパーを貼っています。


IMGP6294.jpg そしてこのブロックをトラスロッドを緩めたネックの指板に当てて削っていくのですが、さすが専用工具です。指板の高くなっている所からサクサクッと削れて行きます。


IMGP6291.jpg 途中途中でブロックと同時に入手したアルミ製のストレートゲージを当てて、屋外からの光が差込む隙間を確認しながらの作業でした。


IMGP6293.jpg 作業途中の写真ですが、白っぽくなっているところが指板が削れた箇所です。ロッドを一番緩めても12フレット辺りが逆反りになっていたので、これも修正しました。


IMGP6301.jpg ナット廻りの指板の厚みはなんとか均一に仕上げられました。途中では仮にナットを取付けて弦を張り、チューニングしてのチェックも2度3度と行っています。
 仮のナットなので割れていたオリジナルのものを接着して一旦溝を埋めた後に溝を切り直しています。


IMGP6297.jpg もっとしっかりと指板を削りたくはあったのですが、センター部はかなり薄くなっているので、この辺りで作業をストップしています。上の作業前の写真よりも指板両サイド部が削れて“撫で肩”になっているのが分かると思います。


IMGP6305.jpg ペーパーで削り終わった後の指板をスチールウールで磨き、仕上げにはレモンオイルを塗り込んだので、とても良い艶が出て来ます。


 さて、次回はボディについてです。
 新たなベースです。

DSCF1388a.jpg


 うん?おニューなのか?ビンテージなのか?詳細は今後エントリーします。
 一連の“PUいじり”でベース本体からの出音が良くなった為に、アンプを含む器材を見直しました。変更したのは参加しているラテンバンドで使っている器材なのですが、先ずはベースです。



_IGP1854_20091208190634.jpg エレキは変わらずにこれまでも使っているFreedomの5弦JBです。ポールビースに一工夫したお陰でとても良い出音となっています。




 そしてエレクトリック・アップライトですが、これはここ最近はLandscapeSWB-Masterを使っていて、もう1本持っているAria Pro ⅡSWB-Betaは知り合いに貸し出していたのでした。そのSWB-Betaをそろそろ処分しようと考えて、返却してもらって久々に弾いてみたら、「あれあれ、こっちが良いかも・・・?」となったのでした。

IMGP6218.jpg SWB-Betaの方が良いと思われるポイントは、ボディの鳴り具合とネックの感触です。ローの鳴り方はこちらが良いです。4弦を押込む様に弾くとズボンッと心地良く沈んでくれます。SWB-Masterはもっと軽やかに弾む感じです。そしてネックは、特にボディとの取付け部がSWB-Betaの方が厚みが有りしっかりと握れるので、押弦に上手く力が込められます。


 ベース本体の作りはLandscapeSWB-Masterが芸術的な美しさも兼ね備えていて良いのですが、上記の理由で今後はAria Pro ⅡSWB-Betaを弾いて行く事にしました。



 このFreedomの5弦JBAria Pro ⅡSWB-Betaの2本の“サオ”を使うとなると、エフェクターボードそしてベースアンプもこれまでとは替えた方が良いなと考えるようになりました。なぜならば、これまでは2本のベースの信号を2chの入力を持つMarkbassLMKのヘッドアンプに繫いで、それぞれのチャンネルで2本のベースの音色と音量を別々に細かくコントロールしていたのですが、この度選んだ2本はどちらもアンプのEQは同じ(ほとんどフラットの)セッティングでOKとなり、音量のみの調整で済むようになったからです。

 これならば2chのLMKは必要ないと言うことで、元々コンボアンプのMarkbass Mimi CMD121Pに内蔵されていたCombohead Ⅱに戻しました。

DSCF1086.jpg       IMGP5372.jpg




_IGP4731.jpg


 上はこれまで使っていたエフェクターボードです。これから不要となったものをどんどん外していきました。先ずはLMKに繫いだチャンネルセレクターのBossFS-6です。これからはボード上で2本のベースを切り替えるので不要となります。次にはArtTube MPです。Freedomの5弦JBに繋いで少々スパイスを効かせていたのですが、ポールピースを加工してベース本体から元気の良い音が飛び出すようになったので、これも不要です。そしてBossのイコライザーGEB-7はエレクトリック・アップライトに繋いでいたのですが、今後使うAria Pro ⅡSWB-Betaは内蔵のコントローラーだけでかなり煮詰めたセッティングが出来るので、これも外しました。



DSCF1434.jpg


 そして、こうなりました。えらくスッキリとしています。Freedomの5弦JBにはEBSMulti Compを繋いでスラップとソロの際に少しだけ音量を上げています。ツマミを見ていただけたらおとなし目のセッティングなのがお分かりと思います。これとAria Pro ⅡSWB-BetaとをBossのラインセレクターLS-2で切替えます。LS-2のセレクターモードをフットスイッチを踏むたびに“Ach→Bch→バイパス→Ach→・・・)としているので、ベースの持ち替え時にはバイパスモードにするとアンプは無音状態となり、使い勝手が良いです。チューナーはこれまではアンプのチューナーアウトから線を引っ張っていたのですが、エフェクターの数が減ったのとチューナーのKorgPitchblackがトゥルー・バイパスという事で、信号の損失を感じないのでラインセレクターLS-2とアンプの間に咬ましています。

 ボード内の器材が減るのはトラブルの減少になりますし、余裕を持って配置された器材同士を繋ぐシールドは抜き差し可能となり、万が一の場合も直ぐに対応出来ます。そしてボードとアンプを繋ぐシールドですが、これまでは2本のベース用、ラインセレクター用、チューナー用の計4本も有ったのですが、これがこの度の変更でベース信号のみの1本になったのはトラブル防止とライブ時のセッティングの容易さの意味でも有効となりました。
IMGP6218.jpg 下のアップ画像は左のエレクトリック・アップライトベースのAria ProⅡ SWB-BetaのマグネットPU部です。

 いゃー、それにしてもベース本体の画像が出るのは久し振りですね(汗)。これで長く続いた磁石ネタは終了です(笑)。最後は応用編の番外(?)編です。


IMGP6254.jpg 1本の弦に3本のポールピースが対応していて、アップライトベースの大きな弦振動を逃す事無く受け止める設計となっています。


IMGP6256.jpg ブリッジ側のポールピースはコイル部から露出して“剥き身”となっています。これは、私がこれまでのポールピースのセッティングの際に感じた「飛び出しているポールピースはハイを良く拾う」というところと同様な狙いなのでは?と思います。


 このマグネットPUですが、最近弦を交換したら弦の特性か4弦の出具合がこれまでよりも少し小さくなっていました。各弦独立のPUなので、4弦用のPUを弦に近づけて出力をUPする方法がとれるのですが、現状で弦振動の一番大きい4弦の振れ巾ギリギリにPUの高さを決めているので、これ以上PUを高くするとポールピースに弦が触れて「ガギッ」というノイズの要因となります。かといって他の3弦のPUを低くすると、PU全体の出力が下がってしまって押出し感の減少に繋がります。

IMGP6260.jpg ここで対応として行ってみたのは、4弦ポールピースへのマグネットシートの貼付です。3つのポールピースに跨る形状にカットしたマグネットシートを貼っています。アンプからの出音チェックでは、ほんの少しの出力UPが確認出来ました。


 磁力の弱いマグネットシートの為に物足りなさも感じたのですが、試奏を続けていると強く弦を弾いた際にポールピースに弦が触れてもクッション性の有るマグネットシートの為にこれまでの「ガギッ」が、普通に指板に当たる「カチッ」というノイズと判別出来ない程に和らいでいました。本来のPU自体の出力UPという目的とは外れてしまうのですが、副産物としてこれならば遠慮なしで強く弾いて音を上げる事が出来ます。と言うことで、今回はPUの高さ調整は行わずに済みました。
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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