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 薄くスライスしたポールピース(命名:スライス磁石)を出力の低い弦のポールピースにくっ付けると、出力と歯切れ感の増大が得られたのですが、これを他のベースにも応用してみました。

 先ずはYAMAHABB-Limitedです。VoodooのPUに換えてなかなかの出音となっているのですが、張っているハーフラウンド弦のせいか4弦の出音が少しくぐもる感じがしたので、改善を図りました。

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 各弦の出力バランスは良好だったので、厚み0.5mm程のスライス磁石をフロントPUの4弦を受け持っているポールピースのセンター側のみにくっ付けました。これで4弦の音像が前にぐっと出てきます。

 2つのポールピースにスライス磁石をつけると音が大きくなり過ぎました。そしてスライス磁石がこれより厚くても音が大きいです。1mm厚のものから徐々にサンダーで削って、ベストな厚みにしています。
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 これまでの試行錯誤で、ポールピースの頭に薄くて磁力が弱い磁石(もしくは磁性体)をくっ付けると、出力が向上して音の歯切れが増すということが分かってきたのですが、さて、じゃあ何がベストなのかを考えました。

 その際に思ったのは、もともとはポールピースを動かして対応したいのだけど、コイル線を切る可能性があるので、ポールピースの頭にくっつける物を探しているのだから、ポールピースそのものを薄くカットしてくっ付けたらベストなのでは?と言うことです。

 頭に描いたら即実行と言うことでやってみました。以前コイル線を切って駄目にしたPUをバラしてポールピースを取り出して、先ずは鉄製品の切断用の糸鋸でカットを試みましたが、ポールピースの方が硬くて文字通り歯が立ちません。

IMGP6081.jpg 次にはペンチでカットを試みました。ペンチの刃に挟んで力を込めるとなんとか切断は出来たのですが、切断面はギザギサになっていました。これを電動サンダーで削って1mm弱の厚みにしたものが左の画像です。ちなみにポールピースは72JBのPUから取外したヴィンテージ物です(笑)。


IMGP6065.jpg これをチェックしていた5弦ベースのフロントPUの4弦のポールピースにくっ付けてみました。実は細かい事を言うと、1本のポールピースの両端をカットして2枚の薄い磁石を作っているので、この2枚のNとSの着磁方向は異なっているので、写真でいうと右の磁石はポールピースと反発し合って少しずれています。しかしPUのポールピース本体の磁力がより強いので出音に問題を感じる事は無かったです。出音チェックの後で瞬間接着剤を少量垂らしてズレの無い位置に固定しました。


 更に細かい事を言うと、薄く加工する際にサンダー掛けをして機械的な振動を与えているので、薄くした磁石の磁力は低下しているものと思いますが、これもPUのポールピース自体の磁力の影響が強いので問題は無かったです。

 さて最後になったのですが、その出音です。これまでの試行錯誤の中で一番自然に4弦の音量が上がり、かつメリハリの効いた音になりました。グッと音が前に出ています。ポールピースの頭に同じポールピースを薄くしてくっ付けて、スタッガート・ポールピース化としているので当然の結果とも思います。

 ただ、他の弦との音量のバランスをより良くするには、もう少し磁石を薄くする必要がある様にも感じられるので、今後じっくりと調整してみます。一度に薄くし過ぎると作り直さなければなりませんので・・・。
 前回のマグネットシートの様なぼやけた音質ではなくてタイトな出音を狙ってみました。磁石ではなくて、鉄等の磁性体をポールピースに貼り付けて弦との距離を縮める作戦です。これまでの試行錯誤で、なるべく小さな突起物をポールピースに付けた方が、出音がタイトになると考えていたので、ホームセンターで見つけてきたのがこちらです。

IMGP6074.jpg ビスを取り付ける際に緩み止めとして使うスプリングワッシャーです。これを2本のペンチで挟んでバネ部分を平らにしてみました。通常の平ワッシャーも検討してみたのですが、それは厚みが薄すぎたので、1㎜の厚みを持つスプリングワッシャーにしました。


IMGP6058.jpg これをポールピースにくっ付けました。あっ、このワッシャーの材質は鉄のメッキ品です。ステンレスは駄目です。磁性体では無いのでポールピースにくっ付きませんし、弦とポールピース間を縮めた事にはなりません。


 ただし鉄ならばくっ付くとは言え、付き加減は弱いので指で触れても動かない様にワッシャーの穴に極少量の瞬間接着剤を入れています。

 出音は出力UPとタイトさが両方得られた物となっています。特にフロントPUにおいて、4弦が歯切れよくなったのは、都合が良い事です。ただ見た目が今ひとつよろしくありませんね。
 磁力の強すぎるネオジウム磁石とは別の磁石を試してみました。

IMGP6072.jpg 磁石と呼べるかどうかなのですが、机の引き出しの中にあったマグネットシートです。厚さ1㎜のシートに1cm角で切れ目があったので、それを剥がしてPUの4弦のポールピースに貼り付けてみました。


IMGP6055.jpg 都合よく裏面に粘着テープが貼ってあったので、磁力ではなくてテープで貼り付いています。指で触ってもシートが動かないのが良いですね。


 出力は確かに増しています。ただマグネットシート自体の磁力はそれほど強くなく、更に1cm角というポールピースの頭よりも広めの磁界の為か、出音は少しボヤ~ッとしています。
 前回はPU裏にネオジウム磁石を貼り付けしたのですが、今回は表面に貼り付けてみました。

IMGP6052.jpg ホームセンターで入手したポールピースの径と同じ5㎜で厚さが2㎜のネオジウム磁石を4弦に対応する2つのポールピースの内の1つに貼り付けました。ただこれでは出力が上がり過ぎてしまいました。やはりネオジウム磁石は磁力が強いです。


IMGP6049.jpg 次はもう少し薄い2.5㎜×5㎜で厚みが1㎜のネオジウム磁石を貼り付けしました。これでも出力は少し多過ぎます。ただ、音質は前回裏側に大きな磁石を付けた時と比べて、歯切れ具合が向上していたので、この方法で磁力の加減が調整出来れば、良い結果になりそうな感じがしました。


 そこで、今回試したサイズよりも小さ目のネオジウム磁石が入手可能かネットで調べたら、意外と簡単に様々な形状の物が入手出来る事が分かりました。これは今後のチェック課題ですね。
 FenderタイプのPUで各弦の出力バランスが悪いと格別に気になってしまう私です。これまではポールピースを動かしてバランス取りを行っていたのですが、その方法はやはりコイル断線のリスクが高くて気軽に行うことは出来ません。そこで1つの弦のみのPU出力を上げる方法を色々と考えてみたので紹介&説明をしてみます。

 今回の改善対象となった5弦ベースは5弦の出力が4弦よりもかなり大き目でした。4弦よりも太い5弦が指板のアールの為にPUのポールピースに近付いているのですから、当然の現象です。よく5弦ベースの4弦が、4弦ベースよりもドーンと来ないと言うのは、この出力の差の影響が大きいと思います。そこで5弦の出力を下げるのではなくて、4弦の出力を上げて相対的にバランスをとる方法を考えてみました。

 単純に考えると1つの弦に対応するポールピースを弦に近づけるか、そのポールピースの磁力を強くすれば良いと言う事になります。

IMGP5767.jpg 先ずはポールピースの磁力を強くする方法ですが、これは以前にも紹介した事があるネオジウム磁石を使ったものです。強力な磁力を持つネオジウム磁石をPU裏の4弦のポールピースにくっつけました。今回使ったのは直径が10㎜、厚みが5㎜のものです。いくらネオジウム磁石が強い磁力を持っているとは言え、PUの高さ20㎜を超えた位置にある弦に対する磁力を増やすには、この位の大きな磁石が必要でした。厚みが2㎜の磁石では不十分でしたので・・・。


 アンプからの出音のチェックでは4弦の出力が上がっているのが分かりました。ただその音質は弦から離れた所で弦振動を捕捉しているというイメージで、音質はブーミーなままで出力は上がっているというものでした。

 そして、やはりこれだけ強い磁力を持つネオジウム磁石をずっとPU裏に貼り付けておくのは、4弦のみではなくて他のポールピースに着磁された磁力にも影響を及ぼす可能性があるので、強くお勧め出来る方法ではないと思います。

 という事で、次回は別の方法です。
 4月16日の夜は広島【JiJi】での“歌姫 Live Party”にThe All Your Love Blues Bandが参加してきました。

 私達が【JiJi】に到着した時には最初のバンド、しんちゃんトリオのステージは残念ながら終ったばかりでした。



ときにひかる
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 2バンド目は女の子3人がフロントに並ぶときにひかるです。Rock、Popsのレパートリーを初々しさと共に披露してくれました。



ひろつバンド
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 広告代理店のバリバリ営業ウーマンひろつさんの「バンドで歌いたいっ!」という希望を叶える為に結成されたひろつバンドです。歌謡曲をバンドアンサンブルで聴かせてくれました。彼女のお知り合いの業界関係者の声援は凄かったですね!

IMGP5941.jpg この日は知合いのまえちゃんからのライブのお誘いだったのですが、まえちゃんが仕切るライブはいつもお客さんが一杯です。まえちゃんのお付き合いの広さには脱帽ですね。この日は久し振りに出会えたバンドの方もいて私的にも嬉しかったです。




The All Your Love Blues Band
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IMGP6035_20110417185555.jpg この日は5名のメンバーが参加したThe All Your Love Blues Bandです。いつもの大人数でのR&Bの曲は控えめにして、Rock'inな曲をセットメニューにしてのステージでした。


 毎回思うのですが、広島のお客さんはライブの聴き方がとても上手です。聞くときは聞く、盛り上がる時は共に盛り上がる。下の画像で、その盛り上がり具合がお分かりと思います。

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 しかし、この当たり前の事が私達の地元ではシャイな方が多くてなかなか出来ないのです。今後も私達のバンドの県外へのお出掛けライブや地元でのライブへの県外のバンドのお誘い等などの交流を通じて、ライブの楽しさ、楽しみ方を地元にも紹介して行こうと考えています。



 まえちゃん、今回も楽しいライブへのお誘いを有難うございました。【JiJi】のマスター、お世話になりました。そして対バンの方、広島の大勢の客さん、有難うございました。次回は8月頃に伺います。その際もよろしくお願いします。
60’s or 70’s rear PU space ?


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 右のベースのリアPUは左よりも1cm程ブリッジ寄りになっているのが分かります。Fender社で1969年頃に行われたリアPUの位置変更に準じたPUの位置決めとなっています。

 えっ、分かり難いですか?じゃあ3弦をセンターとして画像を上下に合成してみます。

IMGP5851.jpg これで良く分かりますね。 

 60年代よりも1cmブリッジ寄りで弦振動を拾う70年代のリアPUは、高域成分が多く含まれたアタッキーな出音となるのですが、私は単体でも使用可能なマイルドな成分を含む60年代のリアPUの位置が好みです。
Rosewood or Maple fingerboard ?


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 イメージでの話ですが、ローズ指板のネックの場合、フレットで受けた弦の振動が一旦ローズ指板に滲み込んだ後にネック本体に伝わって、着地点の低い出音となる感じがします。

 ローズより硬いメイプル指板では、弦の振動に即ネックが反応してアタッキーでタイトな出音になります。

 私の好みはローズ指板ですね。
Alder or Ash ?


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 唐突ですが・・・(汗)。

 ボディ材なのですが、私はアルダーが好きです。中低域がグッと詰まった感じの出音はやはりアルダー独特のものです。

 これまで、アッシュボディのベースを何本も弾いてきましたが、手元に残る確立は低いですね。ライトウェイトアッシュが好みという方もいらっしゃるのですが、なんか導管がスカスカになっているようで出音に“身”を感じません。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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