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 私のYAMAHABB Ltd.はPUをDuncanに交換して素直な出音となったので、次にはマッチングする弦を探す事にしました。このBBは以前のオーナーの際にフレットレスに改造されているのですが、指板にはコーティングがされていない為に弦の選定はおのずとフラットワウンド系となります。

 今回は以下の3種類の弦をチェックしてみました。


 先ずは購入時から張られていたダダリオのフラットワウンドです。

daddario_ecb81.jpg         BB弦 (4)


 まだ新しい弦なのかもしれませんが、意外とハイの成分も多く聞き取り易い出音です。テンション感はご多分に漏れず以下の2種類の弦と比べると一番強くて、しっかり目に弾いてやるとそのまんましっかりとした反応がして、指使いに素直に順応してくれます。ラウンドワウンドの柔らかな弾き心地に慣れていたら、このフラットワウンド弦を鳴らし切るには少し根性を入れて弾く必要があります。


 トマスティックのフラットワウンドです。

THOMASTIK.jpg         BB弦 (1)


 これはテンションがすごく緩い弦で、これに張替えたら、先ずトラスロッドの調整が必要となります。今回は90°程緩めました。ネックにはホントに優しい弦です。そしてサドルも少し高めのセッティングにしました。出音はポンポンというゴムマリの様な感じがして良いのですが、かなり右指でソフトに弾いてやる必要があります。いつもの癖でここぞという時に右指に力を込めても弦がしなやか過ぎてズボッと沈み込む音とはなりません。逆にデリケートに扱うと、繊細に反応してくれます。私の弾き方では、歌物のバックには良いのでしょうが、ラウドな曲には合わないかな?と感じました。音量は今回試した3種類の弦の中で一番大きくなります。特に4弦の音は太いです。

 トマスティックのインプレはこちらこちらこちらにもあります。


 そしてダダリオのハーフラウンドです。

daddario_enr71.jpg         BB弦 (2)


 フラットとラウンドの中間というイメージ通りの出音でハイの成分もかなり含まれて、一聴しただけではフレットレスのフラット弦の音とは分かりにくいです。このベースではあまりやりませんが、チョッパーしても程好く付いてきてくれます。



BB弦 (5) 左は弦のアップ画像で、上がハーフラウンド、下がフラットワウンドです。ハーフラウンドは丸い巻き線を巻いた後に平らに削った様な形状というか、米俵みたいな形状の巻き線というか、巻き線間に少し谷間があります。その為に指板エッジ方向にビブラートを掛けるとラウンド弦と同様に指板に弦の跡が付くことになるので、スライドビブラートで対応せねばなりません。フツーのラウンドワウンドとあまり変わらないテンション感は、3種類の内で2番目となりました。  

 そして下側のフラットワウンドには、幅が広くて平ら (断面が長方形) な巻き線を隙間無しにタイトに巻いて有る様子が分かります。このタイトさに起因して、弦が曲がりにくくてテンション感がアップすることになります。

 一番上のフラットワウンドを張ったブリッジの画像を見ていただくと、他の弦の画像より特に4弦のサドルがボディエンド側に有るのが分かりますでしょうか?これはそのフラットワウンドの弦がサドル部で曲がりにくい為に、オクターブピッチを調整しようとするとサドルをボディエンド側に移動する必要があるからです。そうするとサドルとボールエンド間の弦の折れ角度が増して、さらにテンション感がUPすることになります。



 以上の弾き比べの結果、私としてはダダリオのハーフラウンドが一番のお気に入りとなりました。今後しばらくはBB Ltd.にはこれを使っていきたいと考えています。
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2008_0322JiJi0087.jpg 上は先日の【JiJi】でのLiveの際にまえちゃんに撮っていただいたCrazy Blue Hornsの画像です。手ブレのお陰で(?)アーティステックな図柄になっています。左が手振れの少ないものです。

  
 Liveの際はライティング等の雰囲気を大切にしたい為に、フラッシュをオフにして写すようにしているのですが、手ブレや被写体ブレの為にこれは!という出来栄えの物は少ないです。先日の画像も150枚くらいの中からピックアップしたものです。 

 まえちゃんにはLiveで一緒になった際は、いつも私達のバンドの写真を撮っていただいています。良い写真を毎回ありがとうございます。
 22日の夜は楽しみにしていた広島【JiJi】でのSOUL☆NIGHTに参加してきました。


中年ナイフ
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2008_0322JiJi0005.jpg SOUL☆NIGHTといってもトップバッターはこちら、ガンガンのロックバンド中年ナイフです。ギター&ボーカルのブライアン岸本さんが広島県外に赴任中の為に練習時間は取れていないのですが、Charの曲を含めて新曲を披露してくれました。2曲程はキーボートのジョンさんを加えての演奏です。“Smoky”最高でしたよ!
 


エロ大臣
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 前回、初めて観させて頂いてブッ飛んだエロ大臣のステージです。ボーカルのゆみこさんのSoulfulな歌声+コミカルなMCにお客さん全員が引き込まれました。コーラスのおふた方、ヤスエさん&MiwaさんもSexyですね。そして目が釘付けになったのは、エロ大臣恒例(!?)のゆみこさんの生着替えです。前回は撮り損なったのですが、今回はシャッターチャンスを逃さなかったです。画像は小さ目ですが、クリックしてじっくりとご覧下さい(笑)。

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 ベースのエンドレス田中さんは、ブーツィー・コリンズ仕様のワウとアカイのディープインパクトを駆使して、80~90年代のディスコサウンドを再現していました。


Mune-G & The All Your Love Blues Band
with Crazy Blue Horns + Moria-Girls
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 よく、お客さんが温かかったから演奏がやり易かったとかの言葉を聞くのですが、ここ【JiJi】のお客さんは温かいなんかじゃありません。熱いのです(笑)。酔っ払って盛り上がるのではなくて、しっかりと曲を聴いていてくれてかつ熱いのですから、演奏する側からしてみればこれ程ありがたいことはありません。そんなお客さんに答えるべく、今回もMune-G’s、頑張りました。当日はなんとかメンバー全員の都合がついて、フルメンバー12人が【JiJi】のステージにぎゅうぎゅう詰めです。動けるスペースは殆ど無い中、私のベースのヘッドはドラムのシンバルやスタンドに当たりまくりでしたが、構わず体でリズムを取っていました。

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 弦楽器3人組です。Mune-Gは相変わらず顔でギターを弾いています(笑)。

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 後半はお客さん総立ちで盛り上がっていただいて、演奏もヒートアップしていきました。

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 Live後は【JiJi】のマスターからおでんが振舞われて、多くのお客さんとお話が出来ました。次のLiveに繋がる話もあり嬉しかったです。ご来場いただいたお客さん、本当にありがとうございました。そして、対バンの中年ナイフエロ大臣のメンバーの方々、はたまた今回の仕切りのまえちゃん、お世話になりました。次の機会もよろしくお願いします。
 BartoliniYAMAHAオリジナルのPUと2連チャンで相性が良くなかったBB Ltd.ですが、泥沼からの脱出は新品のPU取付しかないと言うことで、基本中の基本Seymour DuncanSJB-1のセットを取り寄せました。

SJB-1.jpg       SJB-1 (1)


 実はこれまでPB用のSPB-1は数個試していてその素直な出音を気に入っていたので、今回のJB用のPUの選定もスムーズにSJB-1に決まり!となった次第です。

 取付け後の試奏では、これまでの悩みは何だったの?と思うほどフツーのJBの音が飛び出してきました。特段に図太くなくて歯切れの良い出音はフレットレスとの相性も良さそうです。
 BB Ltd.で2弦のみモコッていたBartoliniのPUを付属していたオリジナルのYAMAHAのPUと交換しました。

 ショップの説明では「BBのPUってフロントがかなり出力があって、比較してリアはタイトなんですよね~。」だったのですが、取付けて試奏した結果は、リアの出力が全然足りないというものでした(汗)。このバランスの悪さは何なのでしょうか?ボリュームでの調整ではどうにもなりません。断線はしていないものの、殆ど死んでいる状態でした。

Bartolini→YAMAHA       Bartolini→YAMAHA (1)


 左のYAMAHAのPUの裏面にはポールピースから黒のリード線が接続されていたハトメにかけて黒く導電塗料が塗ってあり、ポールピースをアースする事により触れた際のノイズ低減を図っています。リアPUの音量が小さいのはもう一方のハトメに導電塗料が付いている可能性もあるので、今後調べてみます。

 とはいえ現時点では、こりゃ(これも・・・泣)ダメだということで、リアだけBartoliniに戻したのですが、このまま使うわけにもいかないので、新たなPUを購入することにしました。PU交換 ③に続く・・・。

P.S. ベーシストとしても有名な中村梅雀氏のコレクションのBB Ltd.は2回もリアPUが壊れたとのコメントがあります。何が原因なのでしょうか??
 YAMAHABB Ltd.を使い始めたら気になる箇所がありました。それは2弦の音が全域に渡ってデッドな事です。他の弦と比べて明らかに音がモコッています。入手時にショップで試奏した際もそんなニュアンスがあったのですが、ここはフツーに弦のせいと考えて、弦を張替えると問題は無くなるだろうとの判断で購入したのでした。

Bartolini.jpg


 そして、持ち帰った後にトマステックダダリオの新品弦と交換したのですが、状態に変化はありません。

 となると疑わしきは入手時に取付けられていたBartoliniのPUとなるのですが、フロントとリアの両方とも同じ状態となっているので、もしかこれは最悪ボディ全体が鳴らない症状なのかな?とも考えてみましたが、取り敢えずPUを180°回転して取付けてみると、これまでの症状は治まりました・・・???

 このBartoliniのPUはショップの説明によると、1・2弦と3・4弦でそれぞれコイルが巻いてあるタイプという事でしたが、それが出力のバランスが悪くて2弦のみ音を拾い難かったのが、PUを回転させて弦振動の大きい3弦の担当となったので、症状が治まったのかな?と考えます。

Bartolini (1)       Bartolini (2)


 Bartoliniのポールピースは樹脂でモールドされていて上下に調整する事は出来ないし、どちらにせよベストの状態では無い事は明らかなので、ここはPUを交換する事にしました。交換を即決したのは、オリジナルのYAMAHAのPUが付属していた為です。次回で交換してみます。

 しかしタイトルにPU交換 ①と番号を打っていると言うことは、②くらいで収まりそうには無いことを示唆しています・・・(汗)。お楽しみに(笑)。
2008_0315マリーナホップ01 雲ひとつ無く晴れ渡った15日の午後、広島フェスティバル・アウトレット マリーナホップの3周年のイベントに参加してきました。はげしいドラマーのウツミさん、お誘いありがとうございました。

 駐車場の一角に設営されたステージの周辺には出店もあり、賑やかな雰囲気の会場でした。


2008_0315マリーナホップ02

 その青空に突き抜けるように吼えるMune-Gのギターです(笑)。ステージ前にいらっしゃるのは、お買い物途中のお客さんなので、いつものライブハウスとは勝手が違う筈なのですが、ウチのバンドはそんなこと関係ありません(笑)。いつでもどこでも全力疾走あるのみです!ステージを聴いていてくれるお客さんの為に一生懸命の演奏を努めました。

 そんなお客さんの中で、まえちゃんやコータローくんファミリー、そしてyu.mi.koさんと新谷さんの姿を見つけて、とても安心して演奏できたMune-G'sです。皆様、わざわざ足を運んでいただき、ありがとうございました。まえちゃんには22日のJiJiのLiveでもお世話になります。

2008_0315マリーナホップ03       2008_0315マリーナホップ04


 ベーシストの私的には、PA屋さんが用意したMENESISのヘッドと15"×2のYAMAHAのキャビの組合せで、結構ぶっとい音が出せたので大満足でした。昨今のお出掛けLiveでは一番良い音が出せたと思います。会場のお客さんからも「芯が深いべース音だった」とのコメントを頂きました。

2008_0315マリーナホップ05 今年初頭の人事異動(?)で6人編成となったホーン隊のCrazy Blue Hornsですが、今回参加出来たのはアルトサックスのiちゃん一人・・・。出かける前は「私一人で大丈夫???」と不安がってたiちゃんですが、いざステージに上がるとこのとおり、精一杯のブローをしてくれました(笑)。

 又、サウンドが薄くなるのを懸念して誘ったパーカッションのまさおっちも頑張ってくれました。ありがとうございます。


 さて、今週末土曜日(22日)の夜は再び広島でのLiveです。JiJiでの『SOUL☆NIGHT』に参加します!
 皆様からお声掛けをいただいて、Mune-G Bandは今月はあと2本のLiveが広島地区で予定されています。

 先ずはこちら。アウトレットのショッピングセンターのマリーナホップの三周年記念のイベントに参加させていただきます。

2008_0311マリーナホップ0083


IMG_0001_20080311221534.jpg

 Mune-G Bandが出演するのは、3月15日(土)の午後1時と2時半の2回のステージです。各30分程演奏いたします。お近くの方はお買い物がてらに如何でしょうか?マリーナホップのイベント案内はこちらです。



 そして翌週の3月22(土)の夜は中区加古町のLive JiJiでのLive参加です。

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 エロ大臣との初ジョイントを楽しみにしています。中ナイとも久し振りですね。熱く燃える夜となりそうです。
 お出掛けは二箇月ぶりとなるLiveを3月9日(日)広島のShelter 69で行ってきました。

Dearness.
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 女性ボーカリストをフューチャーしたDearness.です。ギター2本の分厚いサウンドを聞かせてくれました。ベーシストの彼は上半身裸で膝の位置まで落としたベースをかき鳴らして、インパクト大でした。全曲オリジナルをハードに聞かせてくれました。更なる活躍を祈っています。


Mune-G & The All Your Love Blues Band
with Crazy Blue Horns + Moria-Girls
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 Mune-G’sShelter69には今年の初Liveにも呼ばれていて、出演する機会が多くなっています。これに甘えることの無いようにと、今回は新曲を交え、かつCrazy Blue Hornsも新メンバーを加えて、気合充分でステージをこなしました。

 こちらがCrazy Blue Hornsの新メンバー、左からソプラノ・サックスのみなこさん、トランペット2本はダーリンあそりんです。3人は初のお出掛けLiveの参加で緊張気味でしたが、得るものは多かったと思います。今後もCrazy Blue Hornsをよろしくお願いします。

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 Shelter69中原マスターにはLive後のいつもの寄せ鍋をご馳走になりました。美味しかったです。有難うございました。今後もお声掛けしていただけますよう、よろしくお願いします。

 下はMune-Gが描いた自画像です。似てるわ(笑)。

2008_0309Shelter6907.jpg          img20080306_p.jpg
 最後はボディに取付けられているパーツの比較です。


■ ブリッジ 

A (20)       A (21)

 同様にスパイラル・サドルのビンテージタイプですが、BB Ltd.のオクターブ調整ビスのネジ切のピッチが細かいので、こちらはミリ規格のものと分かります。サドルの高さ調整ビスは六角レンチではなくて、マイナスドライバーで回す仕様になっていて、ビンテージ愛好家の心をくすぐります。YAMAHAのBB開発担当者は良く分かっていらっしゃると思います(笑)。


■ PU 

A (22)       A (23)

 BB Ltd.の PUは入手時はBartoliniだったのですが、今はSeymour Duncanに交換しています。これについては後日エントリーいたします。61JBはオリジナルのブラックボビンのPUですが、製造されて47年後の今も充分な出力と芳醇なトーンを発生し続けています。
 PUの取付位置は以前の仮想フレットエントリーの際にチェックしていますが、2本はほぼ同じとなっています。
 PUだけの要因ではないのでしょうが、この61JBは4弦を半音や一音下げのチューニングが必要な曲で、手持ちのベースの内で最も弾き心地・出音共良好なものとなります。ローDチューニング対策でネックの反りや弦高やPU高さ等を特別にセッティングしている訳ではないのですが、5弦ベースのローDと比べてもフツーにEの一音下のDに聞こえてしまうのが、この61JBです。同じローDの出音をチェックしたのですが、BB Ltd.はこの域に達していません。無理にチューニングダウンしたDに聞こえます。


■ コントロール部

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 BB Ltd.のコントロールは通常のJBと同じく、パッシブの2vol+1toneです。ジャックはボディサイドとなっていますが、私としては正直言ってこれは使い難いです。プラグを手探りで挿す事になり、ベースを抱えた状態ではプラグの挿さった状況が分かりません。又、ザグってあるのでL型プラグは使えません。それにプラグを差したままでは、床に直に立てて置くことが出来ませんし、スタンドに置く際もプラグを受けのアームを避けて立て掛ける必要があります。考えてみると、これまでサイドジャックのベースを使った例が少ないので慣れていない為でしょうけど・・・。
 61JBにはリイッシュのスタックノブのコントローラーを取付けています。


■ キャビティ内 

A (28)       A (29)

 こちらは両画像共BB Ltd.のものです。
 BB Ltd.はパッシブなのでJBと同じ回路と思いきやボリュームポットを良く見ると、極小の抵抗とコンデンサーが取付けてあります。ポットを絞った時のヌケを良くする為です。マスタートーンにはオイルコンデンサーが奢ってあります。通常はハンバッキング用の0.02μFという値にも音質に対するかなりの拘りがうかがえます。
 又、キャビティ縁にある045はシリアルナンバーと思いますが、そうなら極初期の製品だといえます。ベーシストとしても知られる俳優の中村梅雀氏のサイトに『やはり初期ロットが一番良い』とのコメントがあります。


■ エンドピン 

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 細かい点ですが、エンドピンはJBの物よりボタンの部分が大きくてストラップが外れ難くなっています。大き過ぎて他のベースで愛用しているジムダンロップのストラップロックが使えませんが・・・。


 以上の比較からBB Ltd.はビンテージFenderを意識しながらも、フルコピーではなく箇所によっては独自の解釈での改良を施して、より以上の仕上がりを目指している事がうかがい知れました。ブランドやデザインは異なっていてもビンテージFender風味を味わえるベースとして、このBB Ltd.はなかなかハイレベルなものに仕上がっていると考えます。

 中古市場ではBB Std.は時々見かけるのですが、BB Ltd.はあまり出てきません。販売総数はかなり多いと思うのですが、購入されたオーナーは気に入ってずっと使用されているからなのでしょうか?
 今回はネック廻りの比較です。


■ 指板 

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 指板は両モデル共、ローズウッドのスラブ(平面)貼りです。61JBはブラジリアンローズウッド(ハカランダ)となっています。
 BB Ltd.はフレットレスに改造されているのですが、良い仕事ぶりでビビリや音の詰まりを感じることはありません。フレットラインには薄い木板が埋め込んであります。


■ 指板R 

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 てっきり、ネック廻りはJBのフルコピーをしているものだと思い込んでいた私が、一番驚いたのはここをチェックした時でした。正面から見ると、一見同様なローズウッドのスラブ貼りのようですが、ネックエンドからのアングルで見ると指板のRがかなり異なっている事が分かります。61JBFenderでお馴染みの180Rなのですが、BB Ltd.はかなりフラットなRとなっています。その為に指板のエッジが立っている感がしますが、弾き難いというほどでは無くて慣れれば問題はありません。


■ ネック幅 

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 ナット部分でBB Ltd.は38.5mm、61JBは37.5mmです。61JBの値が小さいのはネックのリフィニッシュの際のサンディングのせいでしょうか?それともよく乾き切って縮んだのでしょうか?
 このデーターの差以上にBB Ltd.のネックが太くてしっかり感がするのは、上記のフラットな指板Rにも関連して、断面形状に違いがある為と思われます。


■ ヘッド表 

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 ストリングスガイドは同位置に付いています。
 YAMAHAのロゴは(アバロン?)貝のインレイとなっていて、さりげなく高級感を演出しています。メーカー名だけで機種名が無いのはこのBB1本にかけたYAMAHAの気概を表しているのでしょうか?
 61JBのロゴ・シールはリフィニッシュされているもので、本来はFenderロゴ下のPATナンバーの数は4つとなります。
 BB Ltd.のネックのデザインに一つだけ苦言を呈させていただくとなると、ペグ側のラインは直線にして欲しかったです。ここは反り返ってる必要は無いです。(あくまで私の思いですが・・・)


■ ヘッド裏 

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 BB Ltd.のペグはビンテージを意識した“逆巻きペグ”となっています。ありがたいのは、トルク調整機能の付いていないシンプルなペグが採用されている事です。トルク調整機能付ペグはベースプレートが厚い為に重量が増えて、ヘッド下がりの要因となるので、好みではありません。
 この2機種の逆ペグは一見同じに見えるのですが、BB Ltd.のペグはGOTO製と思われるものでギアのネジ切ピッチが細かくてチューニングの微調整が効くものとなっています。最近のFenderのビンテージ物のペグは全部このタイプです。
 とはいうものの61JBのペグも精度は高くてチューニングに心配はありません。これは私の所有する他の2本のベースに付いている逆ペグにも共通しています。どちらかというと66年以降のパドルペグやその後の順巻きペグの方がガタツキが多いです。70年代終わりにSchaller製に替わってからはその問題も無くなっていますが・・・。

 BB Ltd.のヘッド裏には米Warmoth社の印字があります。このBB Ltd.はネック、ボディともWarmoth製(BB Std.はネックのみWarmoth製)となります。発売当時、YAMAHAがあえて社外品のパーツを使うのは、よほどの事このBBの完成度の向上を図っているのかな?と感じたものでした。自社製よりWarmoth製の方が材が良くて工作精度が高いと言っている様なものですから・・・。OEM生産でブランドを隠すのではなくて、Warmoth製と打って出したところに、上記のロゴのところで感じた事と同様にYAMAHAのこのBBにかける意気込みを感じます。
 ちなみにBB Std.のヘッド裏にはWarmothロゴと並んでBB Std.の印字があります。
 YAMAHA BB Ltd.は96年辺りに発売開始されたシリーズで現在は生産されていませんが、当時は“ビンテージのFenderを徹底的に意識した造り”というのが、謳い文句だったように記憶しています。
 そこで、私の61JBと徹底比較して、どこがどう肉薄した造りになっているのか?又、どこがYAMAHAの考えるヒンテージなのか?をチェックしてみました。

 これからの比較画像は左がBB Ltd.、右が61JBとなります。

A_20080305195113.jpg       A (1)


 先ずはボディ廻りです。


■ ボディ材 

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 両方共アルダーです。BB Ltd.も良い材が使われているものと思われて、ボディも良く鳴ってくれます。塗装はラッカーです。61JBもラッカーで、こちらはリフィニッシュしています。
 BB Ltd.はちょっとピックガードがボディに対して占有する割合が多いと感じるのは私だけでしょうか?一言でいえばピックガードが『デカ過ぎ』という事です(笑)。


■ カッタウェイ 

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 BB Ltd.は4弦側ホーン部が16.5フレット、1弦側ホーンは19フレットからカットされています。比べて61JBは4弦側ホーン部が15.5フレット、1弦側ホーンは18フレットからカットとそれぞれ1フレット分の差が有るのと、カッタウェイの形状がBB Ltd.は大きくとってあるので、61JBよりも1フレット多い21フレット迄もストレス無しに押弦出来ます。
 又、カッタウェイの付け根は1フレット分の差があるのですが、4弦側ホーン先端部は2機種共に12~11.5フレットの位置まで伸びているので、ストラップで下げた際のボディバランスも良好です。


■ コンター 

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 ボディ裏のコンターは必要充分なものです。特に4弦側ホーン部にかけてなだらかに面が取ってあるので弾き心地も良好です。以前所有しいていた78PBはこの部分の角が立っていて、抱えたときに胸に当たって痛かった覚えがあります。


■ ネックジョイント 

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 この部分にはYAMAHA独自の工夫が伺えます。ボディのジョイント部は丸くデザインされ、上面にはテーパーカットが施されています。又、プレートを介さないジョイントビスも面落ちに沈められており、これらの工夫や前述のカッタウェイの形状により、ハイポジションへのアクセスは良好なものとなっています。
 ジョイントビス間隔を広くとってネックとボディを強固に取り付けてあるのは、ネックとボディがより鳴る為の工夫ですね。
 1月に広島の行きつけの中古楽器店を訪れた際に、FoderaSadowskyKenSmithGibson EB-2DGibson RipperHofnerGretschFender Roscco Beck modelその他の在庫してあるベース殆どを試奏しました。節操無く(笑)ブランド・機種等全く考慮せずに淡々とチェックしました。

 その中でこれは良いな~と思うベースが一本有り、持って帰ったのがこちらです。

B.jpg


 これはYAMAHA BB Ltd.で、フレットレスに改造されています。店のWalter Woodsに繋いで弾いたとたんにフレットレスの心地良い響きがアンプから耳へ、ボディから腹へと伝わり、無意識に左指はビブラートを掛けていました(笑)。そして、この鳴りと音の伸びは只者ではないと直感しました。

 詳しくは今後エントリーいたします。
 SabreのフロントPUを交換する為にSeymour DuncanOPB用の3種類のPUを候補に掲げました。

scpb3.jpg その中からチョイスしようと考えていたところ、ブログでお付き合いの有るT’sさんの所有するOPBに取り付けられているSCPB-3に目が留まり、問合わせをして寸法図を入手しました。T’sさん、有難うございました。
 

2008_0302Sabre0032.jpg そのSCPB-3の姿図を原寸大にコピーしたものをカットしてSabreのフロントPU上に置いてみました。昨日のエントリーの予想通り弦はポールピースのほぼ中心を通過しています。又、外寸をチェックするとPUキャビティを無加工で取付ける事が出来そうで、そしてPU高もキャビティに直付けする事で問題は無さそうです。
 

SCPB-3.jpg SabreのフロントPUがブーミー過ぎるので、PU交換を図るという主旨のもとでは、SCPB-3の太いポールピースは如何なものかな?との思いもあったのですが、リアに残すハンバッキングPUとの出力バランスも考えてSCPB-3をチョイスしてオーダーしました。T’sさんからの情報で「ビンテージのPBと同程度の出力」というのも参考としました。
 

 2枚目の画像でSabreのオリジナルPUとポールピースの大きさを比較するとSCPB-3の方が少し小さいのが分かります。これからもブーミー具合は少ないだろうとの判断をしました。さて入手後の取付結果は如何に・・・?
 Sabreを入手後、回路を様々に試行錯誤しながら使ってきました。しかしここに来てフロントPUに関してですが、どうしてもその太いポールピースで拾った信号のブーミー具合が気になってきました。シングルコイルで使用してみたり並列接続したりと配線上で出音をタイトにする工夫は出尽したのですが、やはりそのブッとい素性を変えることは不可能でした。いざという時の反発力が無い・・・(完熟トマトを手で優しく扱っているうちはプリプリ具合が気に入っているのだけど、噛み付くと歯ごたえが無く潰れてしまう)、そんな感じの出音です。というわけで、ハンバッキングのフロントPUを交換することにしました。

 先ずはそのPUのチョイスですが、以前のエントリーJB用のシングルコイルのPUを仮付けしてチェックした際に音的には好印象があったものの、その際に問題となったポールピースと弦とのピッチのマッチングと、もう一点のPUの高さの問題をクリアーする為には、JB用以外のPUでなければダメだろうな?と考えました。

2008_0302Sabre0035.jpg そんな中、いつもビンテージ・ベースをチェックしている際のバイブルとしている“The Fender Bass”の表紙のオリジナルPB(以下OPB)が目に留まり、OPBSabreのフロントPUの位置が近いのでは?と考えました。そこで写っている14~20フレットの位置が2つのベースで揃うようにOPBの写真を変倍コピーしたものを半分にカットしてSabreにあてがいました。
 

2008_0302Sabre0027.jpg


2008_0302Sabre0040.jpg 上のOPBの写真にはピックアップフェンスが装着されているのですが、左の画像からフェンス取付けビスより少しネック側がポールピースのセンターと分かります。これらを見比べた結果、SabreのフロントPUのリア側コイルとOPBのPUはほぼ同位置にあると分かりました。ということは、OPB用のPUをSabreのフロントPUのキャビティに取付けると、ポールピースと弦とのピッチのマッチングには問題は無いと言うことになります。
 

 そこでOPB用のPUを探したのですが、やはりここはリプレイスメントPUの雄のSeymour Duncanだろうということで、以下の3機種をピックアップしました。

SCPB-1.jpg   SCPB-2.jpg   SCPB-3.jpg


 左から、ビンテージのコピーのSCPB-1、その出力をUPしたのが中のSCPB-2、そして右はポールピースが大きくて最大の出力となるSCPB-3です。この中から選定する事としました。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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