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 先日のブログに記しましたが、Aguilar DB359のパワー管から放出される熱はかなりのもので、前回の対処法では不十分でした。

 そこで前回の内箱に続き、今回は外箱にも開口して、上昇した熱がそのまま外部に逃げるように加工しました。開口部にはアルミのパンチングメタルを張って、ルックスもなかなかのものになっています。これで、もう大丈夫でしょう!

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 もう一点、ケース込みで総重量が32kgになってしまって(泣)、ケースの片側のみのハンドルでは持ちにくく、又、強度的にも不安が有ったので、埋め込み式のハンドルを両側に取付けました。両腕で持てば32kgもなんとか持上げて運べます。

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 4kgを超えるベースは受け付けなくなった私の体ですが(汗)、アンプに関しては持上げる体力が有る限り、重たい(トランスのでっかい)ものを使っていきたいと考えています。
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2007_0924ど田舎0074 私がスタジオで使用しているスピーカーキャビネットのSVT-810AVには密かにツィーターが内臓してあるのですが、アッテネーターでのこのレベル調整は2段階の切替しかなくて、音量を絞る側に切替てもキャビ全体からは、かなりハイの成分が出てきます。

 そこでアッテネーターに頼らず、ツィーターのレベルを下げようと思って、一番簡単な方法を試しました。そうです、ツィーターに蓋をするのです(笑)。


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 キャビネットのグリルを取外した左の状態のツィーターに、丸くカットしたスポンジをハメ込みました。ベースをJBPBに持ち替えながら試し弾きを行って、程好いハイの出具合となるスポンジの厚み(5mm)を決定して、両面テープで取り付けました。

 加工後は8つの10インチスピーカーとツィーターが程好くブレンドされた出音となりました。決して耳にうるさくなくて、かつ輪郭を少し加味したいというツィーター導入の目的がこれで達せられました。

 Hartke等のツィーターのレベル調整の無いキャビをお持ちの方は、お試し下さい。簡単ですよ(笑)。
 Aguilar DB359を入手時には、ABS製の2Uのラックケースに入っていたのですが、4つのパワー管が放出する熱が2Uの余裕の無いスペースにこもってしまって、ケース自体が熱くなってしまいます。

 これでは長時間の使用では問題が有ると判断して、一サイズ大きな3Uのラックを探していたのですが、ヤフー・オークションで2Uのショックマウントラックを見つけたのでこちらの方を購入しました。

 ただ、先程の放熱の問題が有ったのでそのままラックにアンプを収納とはいきません。

  対応策としてラックの二重構造となっている内側の箱を取り出して・・・、

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  アルミサッシ枠を取り外して、アンプの放熱グリルと同じ位置(天板と両側面)に開口して・・・、

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  スポンジをカットして給排気口を確保して、内箱を戻し、アンプを挿入しました。

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 これで放熱に対する心配が解決すれば良いのですが・・・。しばらくこの状態で使ってみようと思います。

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 それにしてもアンプとラックケース合わせて30kgオーバーとなった総重量には問題が有ると言えますね(汗)。殆どAmpegのアンプと同じ重さです。可搬性を求めてAguilarを入手したハズだったのですが・・・(泣)。
 ジャズコンボSWING☆PARADISEのリーダーのとしぼーがウッドベースを抱きかかえてポーズです。決して象ア○゛ラシの交○なんかじゃありません(笑)。で、彼はSax プレーヤーなのに一体何をしているのでしょうか?

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 実は12月8日と9日に当地の芸術文化ホール【グラントワ】で催される“第2回 ど田舎Jazzフェスタ”のポスターの写真撮りを【グラントワ】の回廊で行っているのです。

1161167979.jpg こちらは昨年の第1回の際のポスターで、ポスターに写っているSaxはとしぼーのものです。
 
 そして今年も事務局長を仰せつかった私の独断(!?)で、今年の図柄はウッドベースに決定して、広報委員長のとしぼーと私、そして【グラントワ】スタッフのYさんにお手伝いをお願いして夜のベース撮影となった次第です。

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 何枚かの撮影後はそのYさんにウッドベースを持たせて、私のハンチングを被ってポーズをとって頂きました。

2007_0912ど田舎Jazz0047 昨年Saxの写真を撮った私のデジカメは能力不足でピンボケだったのを反省して、今回は新機種での撮影でした。後はデータをYさんにお渡しして、ポスターに仕上げていただきます。どんなポスターになるのでしょうか?楽しみです。決して一番上の画像が採用される事はありませんけど・・・(笑)。


 撮影終了後は【グラントワ】のスタジオでのSWING☆PARADISEの練習を拝見させていただきました。参加メンバーは少な目だったのですが、としぼーの指揮の元、和気あいあいの雰囲気での練習でしたね。

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 ベースアンプメーカーとして有名なAmpegの社名の由来をご存知ですか?私はこれまでウッドベース用のPeg(糸巻き?)から弦振動をピックアップして増幅する“Amplified Peg”というシステムを開発したことから名前をつけたという事くらいしか知らずに、それがどのような物かは知る由もありませんでした。Peg(糸巻き?)からシールドが生えているとなると使い辛そうですよね・・・?

 これは、知り合いのAmpegフリークのくんから借りた『Ampeg The Story Behind The Sound』という本です。Ampegの創立時から現在にかけての詳細な内容が記されています。もちろん洋書ですので、気になった所だけを眺めているだけなのですが・・・(笑)。

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 この本にその社名の由来となったピックアップシステムの全容が記載されていました。

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 1940年代の会社創立時に開発したのは、ウッドベースの足(通常はエンドピンと呼んでいるのですが、これをペグとも呼ぶのですね)の本体内部に差し込まれる部分にダイナミックマイクを取り付けて、足(ペグ)の周囲と芯(アースとホット)を通じて送られた信号を、足置き台で受け止めてアンプに伝達するシステムです。分かり易く言えば、通常ベースの信号を送るプラグとジャックの接続部分を足(ペグ)と足置き台に置換えたものなのです。

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 ダイナミックマイクが取付けられたペグはそのマイクの大きさの為にボディエンド側から差し込まれないので、上の図解の様にfホールからベース内部に差し込みます。

2007_0912Ampeg0029.jpg これ以前はウッドベース本体の出音をボディに近づけた位置に立てておいたマイクで拾っていたのですが、この方法だとボディ内部で音を拾っているので、マイクとボディの位置関係を気にすることなく、(足先は一点に固定ですが角度はある程度は自由になりますから、)ウッドベースを揺らしながらのプレイが出来ますね。そしてウッドベース本体とアンプ間はシールドで繋がっていないのですから、演奏終了後はそのままウッドベースを引き揚げることが出来ます。


2007_0912Ampeg0021.jpg マイク付のペグの遍歴です。下が一番古いタイプですが、後年には最上部の様に、ボリューム付で足置き台を介さずにエンドピンの下端近くから横に向かって取付けられたジャックにプラグを差し込む仕様に変更されました。


 以上のシステムのAmplified Pegを縮めてAmpegとなったのですね。(私のバンドのリーダーMune-GがMunehiro-Guitarを略したのと同じ発想です・・・笑)

 今回、長年の疑問がやっと判明しました。そしてこのように元々ベース用の音響機材を開発することからスタートしたAmpegですから、ベースアンプにも力が入っている訳です。こちらも納得しました。
 ちょっとした楽器店にもこんなにはAmpegのヘッドばかり置いていないでしょう、と思わせるこの画像は昨日の日曜日に私のスタジオで写したものです。なんと、トータル出力820W(!)のAmpegの壁です。

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 この日、このブログにもよくコメントをしてくれる後輩ベーシストのくんが彼の2台のAmpegをスタジオに持込んでくれて、私の持っている2台との試奏会(!?)を行ったのです。

 先ず右側は私のSVT-VRヘッドと今回の試奏に使った810AVキャビネットです。このキャビネットにはツィーターを増設しています。そして左側は上からくんのV4Bと、中は私のV4BH、下はくんのSVT-classicです。

 これまでくんのAmpegの館に私のヘッドを持込んでの試奏をしたことがあるのですが、今回は私のスタジオで、かつ私のキャビネットを鳴らすということで、より明確にヘッドのキャラクターの違いを感じとることが出来ました。

 先ずは左上のV4Bです。これは数台のビンテージAmpegを所有するクンのコレクションの中でもレアな一台で、70年代初期の生産と思われるものです。
 試奏したその出音はかなりファットなものでした。彼曰く「おそらく120W位の出力」なのですが、他のアンプと同音量になるようにボリュームをセッティングして1~2弦を弾いた時の音の太さは一番でしたね。4弦のローポジを弾いた時にはさすがに歪始めるのですが、けっして崩れ過ぎることなくラインを失う程ではありませんでした。
 往年のアンプらしく(?)トーン部をいくらイジクっても出音のキャラは変わらなくて、“俺様の哲学”を感じさせる硬派なものでした(笑)。

 左中のV4BHはネーミングからは上のV4Bの系譜かと思われるのですが、実際はプリアンプ部は下のSVT-classicと同様で出力がclassic の300Wから100Wへとダウンしたもので、Ampeg一家的にはSVT-classicの“弟分”の位置付けとなります。
 試しにV4BHのプリアウトからSVT-classicのパワーインに繋いで、SVT-classicのパワー部で鳴らしたのですが、同様の音質となりました。幾分かV4BHのプリ部のハイが弱いと感じた位です。
 私としてはこのV4BHの100Wの出力というのが物足りなくて、出番は少なくなっています。

 左下のくんのSVT-classicですが、このアンプを以前くんから借りたせいで(お陰で・・・?)Ampeg道一途となった私です。
 彼の好みでGEのかなり高価なパワー管に交換されていて、全域に渡ってスムースな出音となっています。トーンコントロールも(V4Bのような)強い個性は無くて、こちらの思い通りのセッティングが可能です。ゲインとマスターとの2ボリュームによって歪具合も旨くコントロール可能です。
 以前二週間程所有して手放した(汗)SVT-2PROは少しの音量で歪の領域に入ってしまって、使い辛いものでした。

 そして右は私の現在のメインアンプのSVT-VRです。
 元々が70年代に発売された(オリジナル)SVTのリィッシュということで、前述のV4Bっぽくコントロールに癖のあるアンプです。特にウルトラハイとウルトラローのスイッチはSVT-classicの同スイッチのキャラを2倍程強めた感じで、私には不要です。又、チャンネル1と2は全くキャラも音量も異なるもので、チャンネル2は私には使えません。ノーマルとブライトのインプットもブライトにプラグを刺すベーシストが居るの?と思えるほどキンキンの音となります。
 ここまで書くと「じゃあ、使えるポジションがあるの?」との声が聞こえそうですが・・・、あるのです(笑)。チャンネル1のノーマルインプットでトーンは全てフラットが基本、ウルトラハイとウルトラローの両スイッチはオフ、これで良いのです(笑)。これだけ個性の強いアンプですから弾き手に合わせてくれる訳は無いので(汗)、アンプのキャラにハマるか否かなのです。私の場合はこの狭いスウィートスポットにハマってしまったということです(笑)。
 その出音の押し出し感の強さは今回試奏した4台の中でもトップです。全てのフレーズがビンビンとキャビから飛び出してきます。しかも往年のイナタサを少々纏いながら・・・。

 同じAmpeg派でもクンはビンテージ寄りのブーミーっぽいキャラが好みのようですが、私はビンテージの色合いを残しつつも、よりタイトな出音のSVT-VRが好きなのだなぁと今回の試奏で再確認出来ました。実はこの試奏結果でホッとしている私です。他のベースアンプに目が向いたら大変ですから・・・(笑)。
1 (13) フロントパネルのラックに止める耳の部分の右下の穴付近が歪んでいました。おそらくこの穴だけの一箇所にビスを固定した状態で、無理やりアンプを動かした為にこうなったと思われます。本来はパネルに取付いている全てのパーツを取り外した後に修正をすれば良いのですが、部品を取り外す事によって他の箇所の故障を誘発しては元も子もないので、このままで修正を行うこととしました。
 

1 (14) ところが歪んでいる箇所に小さな万力を噛まして締め付けたのですが、パネルの肉厚がある為にビクともしなかったので・・・、


1 (15) 修正は諦めてシルバーのラッカーでタッチアップ塗装を行いました(汗)。近々ラックに入れる予定ですので、ラック取付けビスのワッシャーで隠れて目立たなくなる筈ですから・・・(笑)。


 パネルやケースの塗装欠けの部分もシルバーと艶消し黒でタッチアップしたので、外観はかなり奇麗な状態になってきました。
 複数(偶数)のパワー管を持っているアンプではバイアス調整というのが必要なのですが、入手したAguilar DB359にも行いました。

 アンプの電源を入れて待つこと30分、真空管が充分温まった頃合いをみて、メーカーのHPから入手したマニュアルを見ながら、A端子~アース間とB端子~アース間の電位差をそれぞれ0.06Vに調整して、かつA端子~B端子間には電位差が無くなるように(0V)2つのトリムを調整しました。使ったこのアナログテスターはかなりのビンテージ物です・・・(汗)。

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 Ampegではリアパネルに在る緑のLEDインジケーターでバイアス調整を行うのですが、テスターで数値が確認できるこのAguilar方式がより完璧ですね。調整後は過大入力時にクリップし始めるレベルが、調整以前より大きいところになった感じがします。懐が広くなったと言いましょうか・・・、最終的に使える音量がUPしました。

 こと出力のみに関しては、所有する100WのAmpeg V4BHは少し物足りなく、200WのAguilar DB359は必要充分、そして300WのAmpeg SVT-VRはスピーカーがブッ飛ぶまで大丈夫という、(当然ですが・・・)出力データ通りの感じがします。ただAguilar DB359は歪を押えたクリーミーな音色でかなり音量が上げられるので、聞く人の耳には優しくてうるさくないベース音を伝えられると思います。そして未だ試してはいないのですが、逆に音量を絞って小口径のスピーカーを使用しても同じような音色になるのでは?と思います。この辺りはAmpegではイメージ出来ない部分ですね。12インチ1発+ツイーターのキャビネットが欲しくなりました。
 この前の日曜日(9月2日)、行きつけのお店【マルフク】でのBluesセッションに、Aguilar DB359を実戦投入しました。

 店の置きスピーカーとしているPeavey 810TXキャビネットの上に置いたところです。ラックに入れるともっとサマになりそうです。

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 この夜のセッションでは63PBを使用しましたが、これまでのAmpeg V4BHPBの組合せではいくらかくぐもり気味だったベース音も明らかに前に飛び出してきます。もちろん真空管の音圧はそのままに・・・。PBでのスラップ(私の場合はチョッパーかな・・・?)フレーズもイナタサ無しで小気味良くヌケてくれます。これまでPBではこんな音しか出ないと決め付けていた私の概念を覆すような出音です。

 Aguilar、なかなか都会的で良いじゃないでしょうか?もちろんAmpegの荒々しさも捨てがたいので、このAguilarAmpegを真空管ベースアンプ界の両横綱に推挙します!


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 日頃はBluesセッションといっても、当地に多くのBluesmanが居る訳ではなく、私のバンドのオンステージと化すのが常でしたが、この日はシカゴから当地へUターンしてきたギター&ボーカルの斉藤さんと、当地出身のギタリストで現在は東京で活動中の久保田さんが参加してくれました。お二人とも腕前はなかなかのもので、熱いギターバトルが繰り広げられました。いやー、こんなにBlues セッションが楽しかったのは久しぶりです。

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2007_0902Blues0133.jpg 今回、ドラムは私のバンドのU-zoくんが参加出来なかったのですが、こちらの若手ドラマーObaくんが叩いてくれました。リズムを口頭で伝えて、即カウントしてスタートするセッションを緊張しながらも楽しんでいたようです。プロ志向の彼は来年には上京してプロにチャレンジするそうです。Obaくん、頑張って下さい。
 

2007_0902Blues0150.jpg チャレンジといえば、このアルトサックスのあいちゃんです。ついこの前までは「セッションなんて出っ来な~い」などと言っていたのですが、最近は「日曜日のセッションに早く行っきた~い」に変わっていますから・・・(笑)。ギタリストが好むBluesのKeyはサックスの吹き易いKeyとは異なるのですが、その柔軟で物覚えの良い頭で、どんどんスケールを自分の物にしています。
 入手時からブライト・スイッチのトグルレバーが折れていました。又、XLR出力のアースのグランドとリフトの切替スイッチも交換されていて、トグルレバーの形状が他のものと異なっています。

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1 (12) オリジナルのUSA C&K社のスイッチを取外してパーツ屋で探したのですが、やはり輸入物だからでしょうか見つかりませんでした。ネットのパーツ屋にも全く同じタイプのスイッチはありません。そこで、Aguilar日本ディーラーにオーダーしてみました。

 しかし、ディーラーにも在庫が無くて、Aguilar本社にオーダー待ちとの事だったので、当面入荷するまでの対応として、私は使っていないXLR出力のPre or Post EQ切替スイッチを取外して、ブライト・スイッチと交換しておきました。下画像に見えている4つのスイッチの機能は全て同一だったので、互換性がありましたので・・・。

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 ここでやっと動作するようになったブライト・スイッチですが、ONにしてみたらなかかな程良い音域が増えてきます。カタログによると、“パッシブRCエンファシス@5~7KHz”という表記なのですが、けっしてブーストするというものではなくて、耳に優しいけど切れが増すという感じです。

 ちなみにローブースト・スイッチも30Hzを3dB増やすもので、これ見よがしのローブーストでは無く、使えるローが出てきます。

 両スイッチをONすることによって、俗に言うドンシャリに対応しているのでしょうが、トランジスタアンプとは全く別のドンシャリの世界が広がっているのでは?と思います。私はアッシュボディでメイプル指板のベースは持っていませんが、一度Aguilarをこの組合せのベースで弾いてみたいですね。気持ち良いだろうな~。

 トーンコントロール全般もこれらのスイッチの感覚と同じで、極端な効き方をする訳ではなく必要最低限の振り幅を持ったコントロールだと言えます。逆に言えばフラットポジションで最良の音質を打ち出しているので、極端なコントロールは不必要だと考えている(?)Aguilarの思慮が見え隠れしています。実際私のトーンセッティングはツマミが全て11~1時の間に収まっています。

 トーンコントロールのポット(特にベース)にガリが発生していたのですが、アルコール洗浄→接点復活剤塗布でひとまず収まりました。しかし将来の不安が残るので、この際ですからこのポットもオーダーしておきました。
 ベースでもアンプでも入手したら直ぐに中身を見たくなる習性の私は(笑)、今回も本能の趣くままにAguilar DB359の天蓋を外してみました。



 先ず目を引くのは2つの大きな円形のトランスです。トロイダル・トランスと呼ばれるこのトランスは、大容量を保ちながら背丈を抑えてコンパクトに収まるので(重量はそれなりに有りますが・・・)、2Uの大出力アンプでしばしば見受けられます。以前所有していたHartke7000Ampのトランスもこの形式でした。

1 (1) その次には当然この4つのパワー管に目が行きます。6550Cという品番のこのパワー管は高出力のアンプによく使われているタイプです。Aguilarのマーキングが有るのはオーナーの心をくすぐる心憎い演出ですね(笑)。

 DB359はこの4つのパワー管を横に寝かせて、高さを押えて200Wの出力を持ちながら2Uのサイズに収めています。これは他のメーカーでは導入されていない手法だと思います。
 

 サイドに有る電動ファンで冷却を図るのですが、天板は当然ながらかなり熱を持ちます。入手時にはアンプ本体にピッタリのサイズの2Uのラックに収められていましたが、これでは熱ダレの恐れがあるので3Uのラックを新調しようと考えています。 

1 (3) プリ部の真空管は12AX7が2本、12AU7が1本使用されています。これも一般的なものですが、メーカーにより真空管の特性が異なるので、この先プリの真空管を交換して音色の違いを探る楽しみも残っています。

 基板同士の結線はコネクターによるものではなくて、すべて手配線となっています。メンテナンス性には劣るでしょうが、端子を介さない分信号のロスは少ないでしょうね。Aguilarの拘りの部分です。


 又、些細な事なのですが、下画像の様に本体ケースと蓋を止めるビス周辺は箇所毎に塗装を剥いであってシールド効果が完璧になる様に配慮してあります。こんなところにも拘っています。量産のアンプではこのような処理は見受けられません。

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 全体的に見ると、良質な部材を使って、かつ全て手作業で配線することによって、最高の品質を2Uの狭いケース内に収めているという感じがします。発売時の定価575,400がなるほどと納得してしまいそうになるのが怖いですけど・・・(笑)。
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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