Archive
 昨日(27日)の夜は広島に新たにオープンしたLive Bar 【SHELTER 69 mfc】(シェルター・ロック・エムエフシー)でのLiveに参加しました。mfcはオーナーの中原さんの名前に掛けた“Mid Field Company”の略です。

2007_0528SHELTER690006.jpg      2007_0528SHELTER690003.jpg

 広島の繁華街のビルの中にあるこの【SHELTER 69 mfc】はその名の通りRockな雰囲気を漂わせた内装で、どことなく懐かしさも感じました。

Brown Sugar
 先ずは、今回Mune-G'sを誘って頂いた地元広島の若手バンドBrown Sugarのステージです。いつもに増してのRock'n Rollな熱いステージでした。リーダーのコータローくんのパフォーマンスにお客さんも引き込まれていました。

2007_0528SHELTER690011.jpg

2007_0528SHELTER690010.jpg


Mune-G & The All Your Love Blues Band
with Crazy Blue Horns
 Brown Sugarが温めてくれたステージを引き継いでのMune-G'sです。今回はトローンボーン2本のHornsを含めて、5人しかステージには居ないのにこれだけの長~いバンド名です(汗)。新しいお店に初登場ということで気合入りまくりのメンバーでしたが、Brown Sugarが誘って頂いた、多くのバンド仲間を含むお客さんの前で楽しくプレイ出来ました。

2007_0528SHELTER690024.jpg

2007_0528SHELTER690027.jpg

2007_0528SHELTER690045.jpg

 上画像中央部分にご注目!床から生えているのはMune-Gの足とギターです!?お株の椅子上のパフォーマンスをトロンボーンのよつこに先に奪われたMune-Gは、上が駄目なら下だ!とばかりに床に寝っ転がってのギター弾きまくりです!

 打上げでは“寄せ鍋”まで用意して頂いたオーナーの中原さんとMune-Gです。ご馳走様でした。そしてお世話になりました。

2007_0528SHELTER690058.jpg    2007_0528SHELTER690055.jpg

 今回のLive出演者&お客さん&スタッフの集合写真です。皆さん、ほんとに楽しい夜を有難うございました。そして今回新たに大勢の方々に知り合えた事も大きな収穫でした。今後ともお声掛け&お付き合いの程、よろしくお願いします。

2007_0528SHELTER690060.jpg

 日中は黄砂が舞い蒸し暑くて不快でしたが、夜はここ【SHELTER 69 mfc】はそれとは別な意味での熱さで、メンバー全員いい汗をかきました。
スポンサーサイト
 入手したツィーターをとりあえずアンプの上に乗せて使ってみました。

20070527093847.jpg

 「んー、これは良いっ!」。Ampeg SVT810AVスピーカーはその密閉式のキャビネットのせいと思われるのですが、音量を上げるとコンプが掛かったような凝縮された音にブーミー具合が増して行くといった感じなのですが、これにツィーターが増設されたお陰で歯切れが加味されました。ベースのフレーズもブーミーさに埋もれる事無く抜けてきます。私はキンキンのベース音は嫌いなので、ツィーターのレベルコントロールは2段階の“弱”での使用でしたが、これでも全く充分なものでした。

 となると、次の段階はこのツィーターをどのように装着するか?という事になってくる
のですが、これは未だ結論が出ていません。
 ■キャビネット本体を加工しての装着は可能だけど、キャビは新品で購入したばかりなので穴開けは嫌だな・・・。
 ■アンプヘッドの上にエフェクター・ラックを乗せて、その中に入れようかな、でもチューナーを含めると4Uのラックとなって見栄えが・・・。
 等々、色々と考えています。


 さて以上投稿の後、夕方から広島市に向かい、5/19にオープンしたばかりの広島の新しいライブスポット【SHELTER 69 mfc】でLiveを行ってきます。右のバンドのHPに入って、Live Infoに詳細が有ります。お近くの方は是非いらっしゃって下さい。
 クンから譲って頂いたツィーターをチェックしました。

 Ampegの場合、内部の配線は思いのほか華奢な線が使われているのですが、入手したこのツィーターの回路も同様でした。アッテネーター部も許容入力200Wからしてみれば、「これで良いの?」と思うほど、ペラペラなものでツィーターのレベルの2段切替のコントロール部のパーツも小さなものです。そして、取外した際に一瞬「ん・・・?」と思ったのですが、回路に電球が一個取り付いています。多分ツィーターのフューズの役目を担っているものと思われますが・・・。まあ、この安全回路が有るので、過大入力時にツィーターを飛ばす心配は無いものと考えます。
 
20070526230305.jpg


 ところで、このツィーターをチェックしていると、どこかで見た感じがしたので、Peavey 810TXのツィーターと比べてみると、やはり型番も同じMade in JapanのFostex製でした。

20070526230322.jpg


2007_0518V4B0023.jpg 実はこの時にはスタジオ内にSWRのGOLIATH(右画像)が有ったのですが(既に売却)、これも同じツィーターでした。期せずして、同時期にスタジオ内にキャビネットのメーカーは違えども、Fostex製の同じツィーターが3個有ったという事です。
 先日来、Peavey 810TXをスピーカーに使って、そのツィーターによる歯切れの良さが気に入り、Ampeg STV810AVにもツィーターの導入を検討していた矢先、神様が微笑んでくれました(笑)。

 というのは、私のAmpegにおける大先輩でAmpegの舘のオーナーのクンにこの事を話したら、「それなら僕の使わないツィーターをユニットごと譲ります。」との暖かいお言葉を頂いたのです。

20070525233146.jpg

 私の知らないところで、どんどんAmpegを増殖させているクンですが(笑)、最近入手したこのSVT210HEのツィーターと2段階のレベルコントロール機能付きのアッテネーターをセットで譲って頂きました。
 全てのパーツを取外して、クリーニングと必要な箇所は再塗装を行った後に組立てをしました。

 左は前面パネルを外した入手時の状態です。ホコリが乗って見苦しかったのですが、クリーニング後には右の様にスッキリと奇麗になりました。

1.jpg  20070523210831.jpg


 5/21の投稿画像との比較です。バリカン効果がお分かりと思います(笑)。その他、金網グリルやコーナープロテクターの錆も無くなっています。

20070523210851.jpg  20070523210913.jpg


 全体の画像では仕上り具合は良く分からないと思いますが、各部が奇麗になり、パーツによっては艶も出ているので、とても7,000円のスピーカーとは思えない状態になりました。とは言え、今回本体代金とは別に、バリカン代2,500円+ラッカースプレー代1,500円+キャスター代2,000円の計6,000円掛かりましたが・・・(笑)。

2007_0518V4B0005.jpg  20070523210936.jpg


 このAmpeg V4BHアンプとPeavey 810TXスピーカーのセットを現在入居しているビルの耐震補強工事中で休業中のお店【マルフク】に持ち込んで、6月3日のプレ(再)オープンから置きアンプとして使用する予定です。マスターは、このでっかいベース・アンプのセットを見て驚くだろうな~(汗)。
 Peavey 810TX スピーカー・キャビネットの外周のカーペット地がすっきりとしたので、次は他の部分のクリーニング&塗装を行いました。

 チェックの為に全てのスピーカーを取外したのを機会に、スピーカー取付板の再塗装を行いました。画像は艶消しの黒のラッカースプレーを吹いた直後なので、艶にムラがありますが、乾燥後は綺麗になっています。

2007_0520810TX0018.jpg

 そして前面の金網グリルも所々錆びがあったので錆びを落としての塗装、コーナープロテクターは凹んでいたので叩き出して再塗装、その他では、カーペット地の色むらにも薄く黒のラッカースプレーを吹いて対処したり、後付のキャスターが壊れていたので取替えたりと、全てのパーツに手を加えました。

2007_0520810TX0022.jpg ビスも錆びが発生していたので、板に取り付けてまとめて、錆び落とし・塗装を行いました。この画像のビスが全てではなくて、さすが8発のスピーカーの取付いている巨大なキャビネットです。全体ではこの1.5倍位のビスが使用されていました。

 今回、スピーカーを取外した際にチェックしたのですが、内部のスピーカーの結線には被覆から判断してBelden9497が使用されているようです。画像は有りませんが、ツィーターのアッテネーター部の回路等を見るに、他のパーツもしっかりとした物が使われていました。

 次回はいよいよ、“男前”になったPeavey 810TXのお披露目です。


 追伸:いつもはLive当日にLive infoをUPしている(汗)ウチのバンドのHPの管理人のMune-Gですが、今回は何日も前に5/27の広島【SHELTER 69 mfc】でのLive infoをUPしました。どうやらMune-Gもかなり気合が入っているみたいです。他人事じゃありませんが・・・(汗)。お近くの方は是非いらっしゃって下さい。
 右のバンドのHPに入って、Live infoをご覧下さい。
 Peavey 810TXの外周はカーペット地で覆われているのですが、長年の使用で生地の毛が立ってモコモコになったり、毛玉が出来ていたりと、一見すると“熊の毛皮”状態になっていました。

2007_0520810TX0008.jpg

 これをどうにかせねばと思い、まずはハサミで毛のカットを行い始めましたが、なにせ2ドアの冷蔵庫程の大きさのキャビネットですから、全くはかどりませんでした。そこで“毛”が相手ならこれしか無い!ということで“バリカン”の登場です。7,000円のスピーカーの原価に、バリカン代が2,500円加算されました(笑)。

2007_0520810TX0016.jpg

 1時間程掛けて(!)5mm程度の長さにカットした後は、画像上半分の様にスッキリとした“夏仕様”になりました。

 AmpegV4BHヘッドを入手しました。

2007_0518V4B0008.jpg


 これは、私の所属しているMune-G & The All Your Love Blues Bandがいつも“たむろ”しているお店【マルフク】用の置きアンプを物色していた時に、オークションで見つけたものです。そしてそのV4BHを購入した際にオークション出品者から「Peavey 810TXスピーカーが有るのですが、7,000円で如何ですか?」との打診がありました。「えっ、7,000円ですか!?」、これを断る理由なんて何処にもありません。アンプの後はスピーカーを探そうとしていた私は、迷わずAmpeg V4BHヘッドと共に7,000円(笑)のPeavey 810TXスピーカーを入手しました。スピーカーがデカイので送料が一式で6,000円掛かりましたけど・・・(爆)。

 V4BH810TXが到着後、スタジオに搬入してサウンド・チェックを行いました。クンのAmpegの舘V4BHを使った事がありましたので、音の感じは掴んでいましたが、そのままの出音でした。このV4BHは100Wの出力なので、10インチ×8発の810TXがあってはじめて、そこそこのローが得られると思います。というか、10インチ×8発のスピーカーの“壁”からベース音が聞こえないと物足りなさを感じるようになった私です・・・(汗)。真空管を3ヶ月程前に取替えたというV4BHからはノイズ等も感じられず、良い状態と判断しました。神田商会扱いの正規輸入品で100V仕様というのも、真空管アンプの場合は安心できるポイントです。

 そして、7,000円のPeavey 810TXスピーカーですが、これも値段とは裏腹に出音は問題無しです。レベル調整機能付きのツィーターが付いているのは予想以上に良い感触でした。100WのV4BHのボリュームを上げていくとどうしても歪みがちになるのですが、その際にツィーターのレベルを半分程上げると、歯切れの良さが浮上してきて、フレーズがぼやけません。これは良いです!というか、Ampeg SVT810AVよりもこちらが良いです。

2007_0518V4B0035.jpg     2007_0518V4B0005.jpg


 左のAmpeg SVT810AVは密閉型エンクロージャーですが、右のPeavey 810TXはバスレフタイプでツィーター付きなので、その構造から想像出来る音の違いがそのまま感じられました。Ampeg SVT810AVは大き目の音を出すとコンプレッションが掛かって締まった音になるのですが、Peavey 810TXはローとハイが(崩れずに)どんどん膨らんできます。ローの出具合はPeavey 810TXの方が一枚上手で、かつ歯切れもあります。ヘッドをAmpeg SVT-VRに取替えてみたら、これまでのベストと思われる出音となり、しばらくベースを弾き続けていた私です。

 ただ難点はその7,000円のお値段が表す通り、下の画像の様に外観は少々くたびれています。そこで私のリペア魂がウズウズとしてきました。このPeavey 810TX(7,000円)を十倍の価値に高めるべくリペアしてみます。

20070521195514.jpg

 入手した時には、以前のオーナーがサムレストを4弦側に移動していた2つの穴の跡が有ったので、パテ埋め→着色→クリアー塗り→磨きを行って、穴が目立たなくなるように処理しておきました。
 これは小さい頃にプラモデルを作っていた際のテクニックですね。

20070513214708.jpg  20070513214725.jpg


 画像左上部のサンバーストの部分が、ボディを磨いた為に下の塗装の透け具合が広がっているのが分かります(汗)。
 66PBのピックアップ(以下PU)付近を4弦側からみると、3~4弦用のPUが曲がって取り付いていました。しかも良く見るとPU自体が捩れています。これは音の拾い方云々よりもPU本体にとって、よろしくないので、PUを外してチェックしました。

 当初はピックガードが経年変化で縮んだ為にPUが曲がったのでは?と考えましたが、調べるとそうではなくて、単に4弦側のPU取付けビス1本がボディに斜めにネジ込んであったからと判明しました。このベースは40年以上PUが斜めになっていたのですね。

20070513180447.jpg  20070513180459.jpg

 そこでこのビスをボディに対して垂直に取り付けると、右画像の如くPUが弦に対して平行になりました。これが弦振動を一番効率良く捕らえられる状態です。
 これはリペアとは言えないものですが、ボディ・エンドのストラップ・ピンを外すとボディにピンの跡が付いていました。ベースを床に立てた際にドンッと置いた為に付いたものと思われます。この跡は今回の塗装のタッチアップを含めたリペアの際に補修する事も出来たのですが、完成の時に述べたようにこの傷はこのベースのこれまでの経歴書みたいなものですから、あえて手を付けませんでした。

20070513180411.jpg  20070513180430.jpg

 とはいえ、これではストラップ・ピンが傾いて固定する事となるので、こちらの専用の皮のワッシャーを購入してかましました。このストラップピンワッシャーは元々が床置きの際のダメージを防ぐ為のものです。サブの効果として、ストラップ・ピンとボディとの隙間が増えることになるので、厚手のストラップを取り付けてもボディの塗装面に擦れる具合が減少しました。

 このワッシャーと昨日のロッド・スペーサーはGUITAR WARKSで入手しました。
 今回、66PBのビスの穴埋めを行った際に、同時に他の気になった箇所をチェックしたのでお伝えします。

 昨日の年式判定の際のネックの取付部の画像を良く見るとトラスロッド・ナットがネックの表面より沈んでいるのが分かります。これは長年ロッドを閉め込んでいた為に、ロッド・ナットがネック木部にめり込んだ為です。これがもっと進行してロッドのネジ切り部いっぱいまでロッド・ナットを締めたうえに、それ以上に無理してナットを締めこむと、ナットは回らずにロッドに力が及んでロッドをネジ切る事になります。

 そこで、ロッド・ナットを緩めて取り出して、ロッド・スペーサーなる1.5mm厚のワッシャーを噛ました後にナットを戻しました。ナットが面一になったのがお分かりでしょう。ロッドの“効き具合”は別として、ロッド・ナットの“回ししろ”に余裕が出来るのは、精神衛生上よろしい事です(笑)。



 このロッド・ナットがどんどんネック内部にめり込むとどういうことになるかお分かりでしょうか?めり込んだナットの体積分ほど圧縮された木はどこかで膨張しようとする訳です。私の66PBをリペアー・ショップの【クルー・スラット】で先般ネック調整した際に指摘されたのですが、18~20フレットにかけて指板の中ほどに少しのクラックが発生していました。画像に見えているドット・ポジション・マークの辺りです。ここが圧縮された木の逃げ場だった訳です。この時はショップにてクラックに接着剤を注入していただいたのですが、スーっと吸い込むように接着剤が入っていったそうです。その後に僅かに膨らんだ指板を削って修正をしてもらっています。

 お手元のベースでロッド・ナットがめり込んでいないか、是非とも確認下さい。放置プレイは厳禁です!(笑)。又、クラックが認められた場合は、レモンオイルやフィンガー・イーズの使用も厳禁です。以前【クルー・スラット】でリペアをされたギターの例では、ネック本体と指板との間にオイルが染み込んでじゅくじゅくになっていて、指板を張替えざるを得なかったそうです。ペグには少量のグリスを付けますが、このネック内部となるトラスロッド・ナットの潤滑剤としては植物性カルバナのカー・ワックスをこれも少量塗布している私です。
 66PBを入手時に製造年をチェック済だったのですが、今回パーツを取り外した際に確認出来る写真を撮りました。

 ネックスタンプは65年の12月です。

20070511192136.jpg


 ポットは2つとも6609の刻印から66年の第9週(2月の終わり)と判定しました。
 この画像を拡大して良~くご覧下さい。ハンダが取り外されたことの無い“ハンダ・バージン”だと判ります。ハンダの盛上がり具合は良い職人ぶりを表しています。

20070511192204.jpg


 ネックプレートの128692はこちらで66年製と分かります。

20070511192223.jpg


 以上をトータルに考慮して66年の前期の製造と判定しました。

 このベースは以前記した様にオークションで落札したものですが、その際の商品説明では65年製(ネックスタンプのみで判断したのでしょう)との事でした。出品の2時間後に落札したので、質問等は無かったので商品説明をあてにしての入札でしたが、66年製と判明した時は少し落胆しました。
 65年1月にCBSに買収されたFenderですが、65年くらいまでは“Fender”のやり方のままに製造されたという事で、65年までが一つの区切りとされています。その後CBSの合理化大量生産の方針により生産工程の見直し等の為に、加工や組付け精度が落ちてきたのは、皆さんご存知の通りです。
 私のPBはその65~66年にまたがった年度でのベースなので微妙な感じがしていますが、ネックがぎりぎり65年だったのは“救い”ですね。
 ただビンテージの価値云々は別として、このベースが良いベースだというのには間違いありません。
 組み上がった66PBを(山奥にある)スタジオ脇の倉庫前で記念撮影しました。バックに写っている錆びた鋼管と良いマッチングです(笑)。

20070509202725.jpg

 今回のリペアーの目的はビス穴の修正とヤニ臭さの解消にあったので、他の部分の塗装欠けや打痕には一切手を付けていません。これを行うとリペアーというよりリフィニッシュの領域になり経年変化の味わいが損なわれるからという考えがあるからです。「それならば、最初から何処にも手を付けなければ・・・」というご意見もあるかもしれませんが、私はコレクターではなくてプレーヤーなので、弾く際に感じるストレスを解消する為と、長く所有する為に必要最小限な箇所には、手を掛けていこうと思っています。

20070509202636.jpg
 磨き上げたボディにパーツを組込みました。

 今回のリペアーの目的の1つである、ビックガードのビス穴の調整をまず行いました。ピックガードをボディに押し当てて、新たな位置に正確にビスの下穴を開けました。

20070508214057.jpg

 ドリルは2㎜径を使用して、穴の周辺は専用の“面取りビット”を使って面取りを施しています。これで、穴周辺の塗装欠けが防げます。

20070508214142.jpg

 60年代のPBのピックガード下にはアルミシールド板が挟まっているのですが、ピックガードが縮んでいる為に穴の位置がずれています。ピックガード全体を睨んで、程好い位置でピックガードとアルミシールド板をガムテープで固定して、穴を修正しました。


 後はピックガードを取り付けるだけとなったボディです。良く見ると穴埋め箇所と新たなビス穴が分かります(汗)。しかし、今回の“正しい”ビス穴のお陰で、今後のピックガードの変形や割れ等は防げるものと思います。これから30年後は分かりませんが・・・(笑)。

20070508214310.jpg
20070507195721.jpg 水研ぎの後はバフ掛けですが、ポリッシュはこれまで愛用している“汚れとり つや之助”(良いネーミングです。笑)と、新たにフェルナンデスの“SCRATCH MENDER 946”を購入して試してみました。その結果はこれまでの“つや之助”の方が使い易かったです。946は粘度が高いクリーム状なのでバフ掛けに不向きなのと、研磨材の粒が大き過ぎました。946は汚れのキツイ金属パーツへの使用が良さそうです。(もともと946は金属パーツ専用ポリッシュ剤です)
 

20070507195738.jpg ボディを作業ベンチにクランプで固定して、電気ドリルにスポンジ・バフをセットしてポリッシュを付けて、極低速で回転させます。手で回す速度が目安です。バフの回転が速すぎると表面を摩擦熱で焼いてしまいます。
 バフ掛けしたとたんに艶が出てきます。画像の右半分がバフ掛け後ですが、一目瞭然ですね。手で磨くとこれほどには奇麗に艶が出ないので、回転バフは必須です。とはいえ、細かい隅などは手でしっかりと磨きました。
 右画像を拡大していただくと分かると思いますが、バックル・スクラッチ等の深い傷はあまりサンディングで追い込まずに、自然な傷のまま残しています。
 

 この作業を行う前に気になっていた事がありました。研磨剤はどの製品も研磨用の粒が入っている為に白色をしているのですが、これがウェザークラックの隙間に入り込んで白く目立つようになりはしないか?という事です。結果としては水研ぎの際に既に塗装の微粒子がクラックに入っていたのですが、研磨の際にそれ以上に目立つ事にはならずに済みました。これもサンバーストの黒の部分のみで、黄色から赤にかけてのシースルーの部分では全然影響は無かったです。
 ボディの打痕や塗装欠けに入り込んだ白の微粒子は歯ブラシにレモンオイルを付けて擦って落としました。

20070507195756.jpg    20070507195812.jpg

 バフ掛け後は同じくフェルナンデスの“SURFASE PROTECTOR 956”で磨き上げました。この956も本来は金属用ですが、塗装面にも使えます。コーティング効果もあります。
 仕上げ直後はピカピカの状態ですが、今後使っている間には落ち着いた艶になると思います。

 さて、いよいよ次回は最終工程の組上げです。
 長~いゴールデンウィークに連日ブログを書き込んで何やってるの?と思われるでしょうが、「はい、ベースのボディの穴埋めを20ヶ所程やってました。」(笑)。

 ビス類の穴埋めをした箇所の塗装が乾いたのを確認して、サンディングを行いました。

 この度使用した“タッチアップラッカー”はなかなか使い易かったです。通常のラッカーよりも粘度が高くて、乾燥も早く感じました。そしてその硬度も高いです。これまで使ったラッカーや1液性ポリウレタンはなかなか固まらず、そして2液性のポリウレタンは今回の様に少しずつ使用するのに毎回正確に2つの液を配合する必要が有るのは不便でした。

 その“タッチアップラッカー”はごらんの様にボディから少し山盛りになるように塗っています。ボディと同面に塗ると乾燥時に“痩せて”凹んでしまいます。このラッカーを削るのに色々やってみましたが、カッターの刃を2cm程折ったものでガシガシとやるのが一番手っ取り早かったです。補修部廻りの部分と面一になるまで山になったラッカーを削ります。多少廻りが一緒に削れるのは構いません。どうせ全体をサンディングする訳ですから。ただ周囲に余分な引っかき傷を付けないように留意しました。

20070506073537.jpg    20070506073557.jpg

20070506073616.jpg サンディングは右のホームセンターで入手した、固めのウレタンブロックに1500番の耐水ペーパーを巻きつけたものを平面に、薄いスポンジに2000~3000番相当の耐水ペーパーが張ってあるものをコーナー部・R部に使用しました。
 

 サンディング(水研ぎ)を磨き始めたとたんに、下の画像の様に磨きをスムースにする為に付けた水が茶色になりました。これはなんとタバコのヤニなのです!この度、ビス穴を埋めたりボディを磨いたりしたのは、実はこのヤニを取るのが本当の目的だったのです。この66PBは入手時からボディがかなりヤニ臭くて、タバコを吸わない私としてはベースを弾いていても漂ってくるそのヤニ臭さが我慢出来ませんでした。特にケースを開けた時にはムッと感じる程でした。せっかくネックの調整を行ってストレス無く弾けるようになったのですが、臭いからのストレスもこの度払拭する為に磨きを掛けた訳です。

20070506073352.jpg  20070506073413.jpg  20070506073432.jpg

 薄いラッカー塗装ですから、注意深く水研ぎを行いました。とくにコーナー部・R部は気を使いました。この水研ぎはヤニ落しと同時に、劣化したラッカーの表面を一皮剥く目的もあります。表面が劣化して柔らかくなっていると、いくら磨き用のポリッシュを掛けても艶が出ませんから。

 そしてサンディング(水研ぎ)終了後のボディです。全体が艶消し状態になっています。

20070506073648.jpg

 ピックアップとコントロール部は取り外して作業するのが楽だったのですが、パーツやハンダの状態をチェックするとオリジナルのパーツでハンダも外したことのない(ハンダ・バージン)と判明したので、そのまま養生をして注意深くサンディング作業を行いました。
20070505082228.jpg 埋木の頭が目立つので、着色を行いました。塗料はいつものホームセンターではなくて、今回はおもちゃ屋でプラモデル用のクリアーイエロー、クリアーレッド、そしてブラックを購入。
 
 周囲の色と馴染む様に色を混ぜ合わせて、埋木に着色しました。サンバーストのイエローの部分は埋木の導管に吸い込まれる為に、どうしても着色が濃くなっています・・・(汗)

20070505083747.jpg    20070505083809.jpg


 着色した埋木の頭を良く見ると、塗料が“引いて”導管が目だっていました。そこで、使ってみたものがこちらです。

20070505083302.jpg これはFREEDOM(フリーダムカスタムギターリサーチ) が販売している“タッチアップラッカー”というものです。ラッカー塗装の打痕補修剤と言うことで、実際にメンテに使ったらどうなのか興味が有りました。

 久々にグッズを楽器店で購入しました(笑)。
 
 一回の工程毎に4時間の乾燥時間を置いて、着色後の埋木の頭に少しづつ塗り重ねを行いました。塗装が絡むと、ちょっとの作業でも乾燥の工程に時間が掛かります。延べ3日間塗装工程に費やしました。今回のメンテをこのゴールデンウィークの期間に行った理由がお分かりでしょう?この後、乾燥を待って“磨き”となります。
 こちらはホームセンター2軒をハシゴして揃えた2~6mmの丸棒です。2mm→ペグ、3mm→ピックガード・PU・ストラップピン・ブリッジ、4~6mm→ネック等々の取付けビスの穴埋め調整用に購入しました。

20070504084746.jpg    20070504090836.jpg

 穴開けに使ったドリルは右上の様なキリ先の形状の木工用のものを使用しました。穴のセンターを出し易く、ドリル回転時にブレません。

 ブリッジカバーの取付け用の“バカ穴”は周囲が黒く汚れが滲んでいて、埋木が細いと汚れが取れないし、あまり太すぎる埋め木をすると目立ってくるので、ビスの頭で隠れるほどの4mmの埋め木をする事に決定。ドリルで4mmの穴開けを行い丸棒を埋めました。(下左)

 ボディ裏の穴とPGの取付ビス穴は3mmで対処しました。(下右)次の工程は埋木の着色です。まだまだ続きます・・・。

20070504084833.jpg    20070504084816.jpg
 66PBのピックガード(以下PG)を取付けているビスを緩めてみました。経年変化でPGが縮んで取付けビスを引張っているので、ご覧の様に斜めになっています。このまま放置しておくと、いずれPGの端部が割れて欠落してしまいます。PGが欠けたビンテージベースを見かける事は多々あります。

20070503183638.jpg    20070503183650.jpg

 私のベースの1弦ホーン部PGをよく見ると既に2mm程のヒビが発生していました。オリジナルの状態に拘ってそのままにしておくべきかどうかしばらく悩みましたが、昨日の不要な穴を埋めるのと同時に、こちらのPG取付ビス穴も塞いで開け直す事としました。
20070502195057.jpg この66PBにはオリジナルのブリッジカバーが付属しているのですが、ブリッジの両サイドに有るその取付けビスの穴は何故か径が4mmもあり、ビスが《ブカブカ》になっています。

 そしてボディ裏面に有るこの2つの穴は周囲に付いた跡からここにストラップピンが取付いていたものと推測されます。以前のオーナーはここにピンを付けてストラップを掛けていたのでしょうか?どう考えてもストラップの掛かり具合が想像出来ませんけど・・・。スペクトラムじゃあるまいし・・・。(←分かります?笑)

20070502195113.jpg    20070502195130.jpg

 そこで、このゴールデンウィークのベースメンテの目標はこのビス穴を埋める事に決定!(長い休みを使って行う作業としては、やけにセコイ目標ですが・・・笑)
 以前のBlues Boxでスピーカーケーブルをあれやこれやとチェックしましたが、今回このケーブルもチェックしました。

 これは知合いのオーディオマニアの氏宅に伺った時に、彼がスピーカー配線用に購入していたBelden9497が余っていたのを頂いたものです。Belden9497の良さは常々聞いていたので是非ともチェックしたく思っていました。1m程頂いたケーブルを私の使用しているAmpegに丁度良い寸法の50cmでカットして、Switchcraftのプラグを取り付けました。ハンダはKester44です。王道の組合せですね。

20070501191718.jpg

 これをスタジオに持ち込んでチェックしました。これまで使っていたAmpeg純正のProCoと較べると、Belden9497の方がクリアーに抜けてきます。極低音域を除く少し上の帯域が再生されるようになりました。AmpegのスピーカーキャビネットのSVT-810AVはこれまで使っていたHartkeと較べると、低音域に締まりが無くてブーミーに響くのですが、Belden9497に換えると極低音域が出ない分程そのブーミー差が少し薄れてベースラインが聞き易くなります。PBに使うと良いかもしれません。

 ベーシストの後輩で、Ampeger(私の造語)としては私の先輩であるクンはLiveの際に用意されたアンプがセパレートタイプの際は、特性の異なるスピーカーケーブルを2本持ち込んで、アンプのセッティングだけで音を決められない場合はケーブルの取替えで対処するそうです。

 お出掛けLiveで私はそこまではなかなか出来ませんが、スタジオ内では使用するベースによってベストマッチングのスピーカーケーブルへ取り替える事くらいは出来そうです。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム