Category : Fender 66JB
 先日、VooDooのPUに交換した66JB “Candy apple red” を他のJBと比較する為にスタジオに持込みました。

IMGP7272.jpg


 他のJBとは左の61JB、そして右がJBタイプのYAMAHA BB-Ltd.です。張っている弦は全て同じでKen Smithのハーフラウンドです。



IMGP6973.jpg 先ずは61JBから・・・。うーん、やはり良いです。でしゃばり過ぎないローとハイなのですが、押出し感は4弦から1弦まで充分です。

 何が他のベースと違うのかな?といつも考えるのですが、「パーツと組込みが良いから」という模範的そして月並みな回答しか思い浮かびません。

 一般的に認知されているJBの音というものが有るとすると、それよりもイナたくてモコっていると思いますが、私にとってはこれがベースの基準音となっています。




IMGP7248.jpg そして、チェック対象の66JBです。オリジナルPUをVooDooに換えてローが出て来てはいるのですが、先の61JBと比べたらまだまだ腰高のイメージとなります。

 この66JBだけを使ってアンプのEQを追い込んでいくとそこそこの音とはなるのですが、今回の試奏はEQフラットでのものですし、元々出ていないローをEQでブーストしても何か違和感を覚えるものになってしまいます。

 どちらかと言うと、こちらの方が“オーソドックスなJBの音”と呼ばれているものなのかもしれません。




IMGP6977.jpg 最後はこちら、最近DuncanAntiquityにPUを取替してとても気に入った出音となっているYAMAHA BB-Ltd.です。

 他のベースとの比較では、61JBよりも(この日、弦を張替したばかりと言うことを考慮しても)ハイの切れを感じるのですが、腰高という事ではなくてローは61JBと同様のぶっとい沈み加減です。

 この豊かなローの出は66JBを明らかに上回っています。とはいっても嫌味な極低域は出ていないのでとても弾いていて気持ち良いです。




 これまで色んなベースを弾いてきましたが、自分にとってのベストというのは61JBとそのサブとしての位置付けのBB-Ltd.、この2本のようです。2本だ!と断言しないのは、この先の“出会い”を期待しているからなのですが・・・(汗)。

 そして最近は他のベースの情報を見聞きしても心がときめかないのは、この2トップがあるが故の安堵感からでしょうか?
スポンサーサイト
 PUに悩むというか、結局はベースからの出音が気に入らないという事になるのですが、前回のPBに加えてこちらにも“イマイチ”の印象のベースがあります。66JBです。

IMGP7248_20110904182732.jpg


 ルックスは最高!なのですが、その出音について言えばローが薄いのです。ロー~ローミッドの押出し感に乏しくて、ミッドハイ~ハイの高域はキンッと抜けてきます。4弦がズボッと沈み込むのが好みの私ですが、この66JBはそれ程の沈み感は無くて、5弦ベースに張った4弦を弾く感じです。

IMGP7226.jpg これを解消するにはPUの交換しかないな?との判断でオリジナルのグレーボビンのPUを取外しました。PUカバーを外してコイルの写真を撮りたかったのですが、経年変化でカバーが縮んできつくなっていたので断念しました。PU裏側にはアルミテープを貼ってポールピースをアースに落としています。


IMGP7230.jpg 取替えしたのはVooDoo60’JBです。この前まではYAMAHABB-Ltd.に取付けていたものです。画像は撮らなかったのですが、このPUのコイルは手巻きという事で、とても危うい箇所(コイル巻線が緩んで外側に垂れている)があり交換時の取扱いには細心の注意が必要となります。


IMGP7266_20110904182802.jpg 交換後のアンプからの出音をチェックしました。オリジナルPUよりは腰が低くなった事は確認出来たのですが、以前BB-Ltd.に取付けていた時の印象程には低域が沈みません。ベース本体とのマッチングが考えられるので、今度スタジオに比較となるJBと共に持込んで、大音量でのチェックを行おうと思います。
 手持ちのベースのPUのポールピースをアースに落す作業をぼちぼちと進めています。

DSCF0030.jpg


今回、作業したのはこちら66JBキャンディー・アップル・レッドです。とても写真写りの良い子です。子と言うか本人は御年44歳の熟女なのですが、写真ではとても若々しく見えます(笑)。

DSCF0017.jpg さて、PUを取外して裏返すとこの通り、高さ調整用のスポンジが固着していました。これは古いベースでは当たり前と言う事で、このスポンジを取り除きました。この際、この当時のグレーボビンにはPUの製造年月日が記載されているので、これを消さない様に慎重に作業を行いました。


DSCF0022.jpg スポンジが取れて綺麗になりました。こちらはリアPUで“7.25-66”の記載から1966年7月25日の製造と分かります。数字はサインペンのようなもので書かれています。


 DSCF0020.jpg そしてこれがフロントPUで、“9-9-66”の記載から1966年9月9日の製造と分かります。こちらは鉛筆書きですね。


2007_012966JB0044.jpg ここで少し「あれっ?」と思った事があります・・・。この66JBは俗に言う“バインディングドット”で指板にドットのポジションマークで、指板周囲には白のバインディングが施されているもので、解説書等によればこれは66年前期の仕様で、66年後期からは角のポジションマークになると頭に入っていました。66年の前期といえば6月迄かな?と考えるのが通常なのですが、私の66JBのPUの製造は7月と9月という事でした。


2007_021066JBPU0016.jpg そこで、別の製造時期の判定資料となるポットの刻印を調べてみました。“6618”の刻印は66年18週目を表し、4月の終わりの週です。


166JB(4).jpg そしてもう一つのチェックポイントのネックの付け根には、薄いのですが目を凝らしてみると“APR66A”の文字が見えるので、66年4月ですね。


 以上から判断すると、このJBに使われているパーツではフロントPUの9月というのが66年の内では一番遅く作られています。と言うことは“バインディングドット”仕様のものが66年の9月までは有ったということになります。

DSCF0024.jpg とまあ、44年前の2、3ヶ月の事をとやかく言うのはこのくらいにして(笑)、今回の作業のポールピースのアース落しの加工を行いました。黒のリード線が取り付いているコールド端子の位置の関係上、アルミテープをPUの製造年月日を記したサイン上に張らざるを得なかったのですが、アルミテープの糊はあまり強くないので問題とはならないと思います、グレーボビンなので導電塗料を極力ボビンに付かない様に塗っています。


 この作業後は、PUのポールピースに指が触れた際のジーというノイズは無くなって、ストレスフリーとなりとても弾き易くなっています。今回、PUのポールピースをアースに落す作業をしたのは、弦を張り替えるタイミングに合わせての事だったのですが、その弦の交換については次回にエントリー致します。

2007_1127コンテセンサー0007 ヤフー・オークションで見かけたこのコンデンサーが気になったので入手しました。

 これは60年代のFenderアンプや、60年代後期のJBにも使われていたというMOLDEDというコンデンサーで、同年代のビンテージ物との商品説明でした。私が以前所有していた71年のJBには、まさにこのコンデンサーが使ってありました。
 

 商品説明ではさらに、“セラミック・コンデンサーに比べて明らかに中~低域が持ち上がるようなサウンド”との事。こういう謳い文句には(疑いながらも)弱い私です(笑)。確かに以前の71JBは(コンデンサーだけの要因では無いでしょうけど)、良い音をしていたので、触手が伸びたのは事実です。 

2007_1127コンテセンサー0019 実は現在所有しているキャンディー・アップル・レッドの66JBが、(61JBとの比較ですが・・・)少々ローが不足して、かつハイが綺麗過ぎて、押し出し感が不足する気がしているので、コンデンサーを交換してみようと考えたのでした。

 自宅で交換するとBefore,Afterが分かり辛いと考えて、スタジオでアンプでの音出しチェックが出来る状況でコンデンサーを交換しました。
 

2007_1127コンテセンサー0002      2007_1127コンテセンサー0009


 果たして、その試奏結果は・・・?
 これまでのコンデンサーでは、トーンを絞ってもスリ抜けたハイが残っていて気になっていたのですが、 このMOLDEDコンデンサーはハイをベールで包んだ様にまろやかに収めてくれる感じがしました。謳い文句の“中~低域が持ち上がる”とまではならなかったのですが、ハイが旨く絞られて耳障りでなくなったので、相対的にローが耳に届く感じはしました。

2007_1127コンテセンサー0014 AmpegSVT-VRで鳴らして様々なセッティングを行った結果、画像のツマミの状態に落ち着きました。フロントPUは12時の位置でフルアップです。リアPUは10時半の位置に絞り、そしてトーンは9時の位置です。歯切れと図太さが同居した音が作れたと思います。

 今回のMOLDEDコンデンサー、お薦めの一品です。
 


 eBayで、MOLDEDコンデンサーが取付いている69JBを見つけたので、画像をUPしました。

eBay69JB1.jpg     eBay69JB2.jpg
 先日、66JBをリペアした際にネックポケットに仕込んであったスペーサーを取り外したのですが、これが思いの他、好結果となりました。ベース単体で弾いた時も、腹に伝わってくる振動が増したのは感じていたのですが、アンプに繋いで大音量で弾くとベース全体で鳴っているのが、より確かに体感出来ます。

2007_0729JB19660065.jpg      20070817194231.jpg

 オリジナル状態でセットしてあったこのスペーサーは、紙に樹脂を浸透してあるように見える材質で、厚さは(マイクロメーターが無いので測定は出来ませんが・・・)、おそらく0.3ミリくらいと思われます。Fenderでは組立て時のチェックで、先ずはスペーサー無しの状態で組んだベースをチューニングして、トラスロッドやブリッジのサドル高を調整した際に、ブリッジが低くなり過ぎた場合に、このスペーサーを仕込みます。ネックアングルの調整の為にネックポケットを削る工程を省いた、いかにもFenderらしい合理的な調整法なのですが、たかがコンマ何ミリ厚のスペーサーとはいえ、やはりネックとボディの間に異物が入っているのは鳴りへの影響は無いとは言えませんね。

 私のベースの場合はスペーサーも極薄で、ネックポケットも少しサンドペーパー掛けをして平面出しを行ったので、スペーサーを取り外してもサドル高にはさしたる影響は有りませんでした。JBは66年からフレットが太くなっていて、その影響でそれ以前のベースより弦の成分の音が多めにすると思い込んでいた私ですが、やはりスペーサーを外してちゃんとセッティングしたらネックやボディの鳴りを引き出すことが可能なことを、今更ながら理解出来た私です。

2007_0814U-zo0025.jpg 12日の同窓会Liveでは100WのAmpegV-4BHをヘッドアンプで使ったのですが、これまでこのアンプを使った際の出力の物足りなさは全然感じられない程に、ベースが良く鳴ってドライブ感十分の音をはじき出せて、満足でした。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム