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Category : パーツ
 ヴィンテージのFenderのベース用ケースを入手しました。

 ヤフオク経由なのですが、出品時の商品説明は「ヴィンテージハードケースFender Jazzbass 1970年代ベース」としかなくて詳細は不明でした。しかし商品画像を見る限り状態が良さそうのと、“1円スタート”だったので他者の入札のチェックをしつつ、最終的には無事に低価格で(←ここが重要なポイント)落札できました。

 自宅に届いたケースをチェックすると、先ずはその状態の良さに驚きました。

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 内外装に軽い経年劣化はうかがえるものの、50年前のものとしては私が別で所有するケースの中でも一番の良い状態を保っているものでした。↓アウターで最もダメージを受けやすい革製のコーナープロテクターには、少しのスレはあるものの、破れはありません。

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 インナーは色痩せやシミが少なく、オレンジ・レッドの綺麗な発色のままです。小物入れ内部は使われた形跡がありません。

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 ハンドルの固定金具の錆が一番醜かったので、軽く錆落としを行なっています。他の金具には錆は少なくて、可動箇所はスムースに動作します。欠落したパーツもありません。


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 商品説明での「ヴィンテージハードケースFender Jazzbass 1970年代ベース」を検証しました。製造年はケースの表面に取り付けてあるプラスチックロゴをこちらのサイトでチェックする事で判定できます。

IMG_1138_20190815111946c55.jpg Fenderロゴのrから“tail(尾)”が生えてFに戻っているデザインは1967~1971年の仕様です。1972年からはFenderロゴのrの右上に小さな®(登録商標マーク)が追加されるのですが、これはペグプレートのロゴの仕様変更と同時期です。


IMG_1125_201908151107248b3.jpg Jazzbass用というのは、ベースのエンド部が当たる箇所のパットの形で判断したのですが、収納したFulletone JBのオフセットデザインのボディーエンド部がパットにフィットしています。


 今回のケースですが、別段このベースを収納する為にといった目的は無くて、程度が良さげでお安かったという理由での入手となっています。手持ちのベースで年代的にかぶるのは68テレキャスターベースですが、そちらにはオリジナルのケースが付属しているので、このケースは不要です。

IMG_1124.jpg という事で、入手後は(ギグバッグしか持っていなかった) Fulletone JBの自宅保管用ケースとして使用しています。状態が良いので持ち運び用に使用する予定はありません。


 と記したら、このケースと同年代の頃の事を思い出しました。コンパクトで軽量のギグバッグはまだ販売されておらず、ベースの持ち運びはこのデカくて重たいハードケースに入れてが通常で、このケースを持って電車やバスに乗り込んでいました。ただ運搬は大変だったのですが、“Fender”のロゴは優越感に浸れるアイテムでした。当時はまだFender Japanは無くて、Fenderといえば全てUSA製でしたから・・・(笑)。

 それにしてもエイジド加工されたFulletone JBと、ヴィンテージハードケースの組み合わせは、収まり具合は勿論の事、見た目にもとてもマッチングしています。良いものが入手できました。
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 Thunderbird Ⅱを2ピックアップ化したので、手持ちの1ピックアップのベースはこちらの63PBと68Telebassの2本となります。

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 この2本を他のベースとの更なる差別化を図りました。これまで両ベースに張っていたラウンドワウンド弦をフラットワウンド弦に交換したのです。張り替えたフラット弦は定番のダダリオではなくて、久々にチョイスしたFenderブランドのフラット弦です。

 話が脇にそれますが、私がベースを始めた頃には輸入弦といえばFender社のフラット弦しか無くて、選ぶも何もそればかりを使用していました。それからロトサウンド社からラウンド弦のスイングベースが販売されると、猫も杓子もと表現して良いほどに多くのベーシストがスイングベースを張るようになり、私もラウンド弦一辺倒となってFender社の弦から永らく離れていたのでした。

 この度、再びフラット弦を選ぶことになったのですが、これまでのラウンド弦とはテンション感の違う(強い)定番のダダリオのフラット弦は選択候補から外して他を調べていたら、こちらの弦が目に留まりました。

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IMG_7161.jpg これはFenderの9050Lで、材質がステンレススチール、ゲージが.045、.060、.080、.100という仕様が気になって購入し、先ずは63PBに張ってみました。


IMG_7164.jpg その音色ですが材質がステンレスだけあって、クロームのダダリオと比べて暗く沈み込む事が無く明るめのトーンで、私の好むものです。フラット弦というよりも、とげとげしさが少し丸くなったラウンド弦という印象です。


 そしてゲージがこれまで張っていたラウンド弦から1弦以外が.005ずつ細いので、フラット弦としてはテンションが緩めでラウンド弦と近いものとなり、トラスロッドによるネックの反り調整は不要でした。指に感じるテンション感は弦が細いので少し強い程度で、フラット弦特有の“指にくっつく感じ”に馴染んできたら、弾き難さはありません。



 中々の好印象だったので、68Telebass用にもう1セット購入しました。68Telebassはブリッジ部での弦の裏通しなので弦長がボディー厚さ程不足する心配があったのですが、1セット目の弦長を測定して大丈夫と判断した後の追加購入です。

IMG_7146.jpg 68Telebassに張ってみました。ナット部は青緑色の化粧巻き糸とは干渉していません。弦もベースも同じFender製なので当然の収まりですね。


IMG_7155.jpg エンド部の巻き糸は裏通しのボディー内に隠れて見えなくなっています。


IMG_7150.jpg ボディー裏のストリングブッシュ内のボールエンドのカラフルな色合いでメーカーがダダリオ?っと思ってしまうのですが、Fenderです。


 68Telebassでの出音ですが、元はシングルコイルの1ピックアップがフロントにありながらもコリコリとした印象があり、ラウンド弦ではこのキャラが立ち過ぎて耳にうるさかったのが、これが減じて扱い易くなった感がします。画像にはありませんが、ブリッジでスポンジミュートを行うと、これがなかなかマッチしていたので、今後スポンジの形状を工夫してみます。



 久々(というよりもウン十年ぶり)のFender弦ですが、好印象でした。JBにもちょっとニュアンスを変えたいと思ったら交換してもよいなと考えています。
 当初は2~3週間での納品という予定がずれ込んで2カ月後に戻ってきたThunderbirdのリアPUです。

IMG_4948_2017061413350738c.jpg 裏面を見ると、①コイルからのリード線2本が熱収縮チューブで延長されている。②PUカバーと裏蓋とが6カ所の半田付けで止められていたのが中ほどの2カ所のみになっている。


IMG_4952.jpg 側面では③裏蓋がPUカバーから1~2mm浮き上がっている。


 等が外部から見える元からの相違点となっていました。又、画像には無いのですがテスターでの直流抵抗値の測定では9.08kΩで、元の9.45kΩから幾分抵抗が減少していました。

 ショップにPUへの作業内容を確認すると、「コイルをポッティングして巻き線の固定、2個のコイル固定、カバーとコイルの固定接着」との事で、徹底した打音対策がなされたみたいです。

IMG_4956.jpg PUカバーと裏蓋の隙間や裏蓋の開口穴から覗いてみると、(画像からは分かりませんが)カバーとコイルの間に白のシール剤が挟まれているのが分かりました。このシール材の厚みで裏蓋が浮き上がっていたのです。(以前に私も同様にシール材での打音対策を行ったのですが、その際はシール材を薄く塗布したのであまり効果が得られなかったものと思われます。)


IMG_5005b.jpg 上記の相違点に何か手を加えたい気持ちもあったのですが、先ずはPUへのピックの打音がどうなったのかをチェックしたかったので、対策済のリアPUをESP Thunderbird Ⅳに取り付けしてシールドでアンプに接続しました。


 そして先ずは無対策のフロントPUのメタルカバーをピックで叩くとカバーとコイルの間に隙間があるのが手応えとして感じられて「コンッ」と聞こえるのですが、次に対策済のリアPUカバーを叩くとデッドな反応でした。さすがにアンプの音量を上げると小さく「コン」となるのですが、その時は弦の出音が大きくなっているのでマスキングされて気にはなりません。

 この度の対策は大正解でした。コイルを蝋でポッティングすると出音が変わってしまったという報告例があります。確かに緩く巻かれていたコイルが固まるとなると出音が変わる要因となるでしょうし、先に記したように直流抵抗値が対策後に若干減少しているのはポッティングの影響かもしれませんが、私としては打音対策前後で大きな出音(音量・音質)の変化は感じられなかったです。

 打音対策後のPUの音色変化を気にする以上に、ピンチヒッターでリアに取り付けていた別ブランドのPUよりも(当然ですが)ヴィンテージPU同士のミックス具合は良くて、ローからハイまでとても心地よい音色となっています。この音色はリプレースメントPUでは絶対に得られないものだと思います。

 そして以下が最も望んでいた効果なのですが、エフェクター嫌いな私はドライブした出音を強いピッキングで得ていたのをこれからはリアPU上でピックがPUカバーに当たるのを気にせずにガンガンとプレイできるようになっています!
IMG_4785.jpg いつものようにヤフオクをパトロールしていたら、こちらのピックアップフェンスに目が留まりました。商品画像は1枚だけで、商品説明も「フェンダーのジャズベース用のピックアップフェンスの中古です。年式は不明です。カラーはクロームです。」とだけでした。


 フェンスが置かれた(おそらくは)ベッドシーツの黄ばみが気になった程度で(笑)、「ふーん、詳細不明のただの中古か」と見過ごそうとした時に不鮮明な商品画像からでも取り付けビス穴の径が小さいのが分かり、「おっ、これはもしかして・・・?」と“お宝の予感”を覚えてポチリました。他の入札者はおらず、低いスタート価格のままでの落札でした。

IMG_4786.jpg 入手したフェンスを手持ちの2個のフェンスの間に置いて比較チェックしました。左はFenderのジャズベースの最初期の60~63年頃に付属されていたフェンス、右は60年代中期~現在までのフェンスです。取り付けビス穴の径で、左側2個は同じ年代のフェンスと分かります。細かく見比べても、この2個のサイズ、Rの形状、スチール材の厚み、メッキの質感等々は同じでした。


IMG_4787.jpg 61年製のジャズベースを所有してはいるのですが、入手した際には付属していなかったフェンスを長い間探し求め続けてきて、これまでにブリッジフェンスが2個とピックアップフェンスは1個ストックしてきたのですが、これで錆やメッキ具合のマッチングする2ペアとなって満足しています。


 ほんのたまにこんな“お宝”が出品されるので、日々のヤフオクやe-Bayのパトロールは欠かせません。ただし米国e-Bayではヴィンテージの市場が確立されており、ヴィンテージ・パーツも高い金額設定となっているものが多いので、今回のような国内のヤフオクで価値が分からない方(?)からの出品が狙い目なのかもしれません。

 長年のネット・パトロールの成果がこちらで、ヴィンテージ・ベース用フェンス類のストックです。私の所有するベース用にと収集したので、Fenderはジャズベース、プレシジョンベース、テレキャスターベース、そしてGibsonはサンダーバード、EB等用のフェンスのセットが多数あります。

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 ベースを入手した際に付属していたオリジナルのフェンスは上画像内で2セットだけで、それ以外は全て1本釣りしたものです。そしてほとんどが今回のような“目利き”でお安く入手できています。



IMG_4814.jpg 今回入手したジャズベース用フェンスの小さな穴に対応するビスは60~63年頃の同ベースのコントロールパネル用と同じく、鍋頭でビス径が小さな特殊なもので(左画像上側)、ピックガード取り付け用の皿ビス(左画像下側)とは異なっています。この鍋頭ビスは容易には入手できなくて、昨年e-Bayでエイジド加工されたリプレースメントパーツのビスを見つけて、一旦は送金したのですが出品者が発送せずに雲隠れしてしまい、保険で商品代金は返金されたものの、いまだに入手するに至っていません(汗)。
 入手したヴィンテージのThunderbird用のピックアップのセットの内で、リア用をⅡからⅣへのモディファイ中の64Thunderbirdリバースに取り付けしたいのですが、その64 Thunderbirdリバースはフレット打ち替えの為にギターメーカーに長期入院中で、退院の目途は立っていません。

 せっかく、フロント&リア用のセットが揃っているので出音を聴きたくなって、両ピックアップをESPのThunderbirdに取り付けてみました。ピックアップの交換はサクッと終わったので、早速アンプに接続して出音をチェックしました。

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 このESPのThunderbirdの入手時にはESPオリジナルのピックアップが付いていました。そのピックアップはEpiphone-Japanや現行USAのものに通ずるブーミーな音色なので、私の好みと合わずにSeymour Duncan Custom Shopのピックアップに交換していたので、今回はDuncanのピックアップとの出音の比較となります。

 先ずは音量です。Duncanのピックアップのコイルの直流抵抗値は11~12kΩ、交換したヴィンテージ・ピックアップは7~8kΩという数値が示すように、アンプからの音量は少し下がっていたので、アンプのボリュームツマミを若干右に回しました。

 そして肝心の音質ですが、これは良い!好みの音質です。Duncanのピックアップよりも出力が低い分、アンプの入力部での歪具合が減少していて音像がクッキリとしています。

 ピックアップの構造がハムバッキングなのでアンプでドライブし過ぎるとブーミーな音色になるのですが、このヴィンテージ・ピックアップではドライブ感はありつつもクッキリとしたベースラインがアンプから聞こえるという、私の求めるベースサウンドにかなり近い音色になっています。

 気を良くして、手元にもう一本あるヴィンテージ・ピックアップの取り付いている68ノンリバースとの出音を比較しました。2本に張られている弦は共通、ピックアップ~弦の離れも同様にセッティングしています。

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 この68ノンリバースの2個のピックアップの抵抗値は以前測定した事があって、8~9kΩとESP Thunderbirdに取り付けたピックアップよりも各々1kΩほど大きいのですが、アンプからの出音は抵抗値の違いに関係なく、68ノンリバースが少し小さな音量でした。

 音質もESP Thunderbirdよりも低域に沈んで落ち着いたものでした。ESP Thunderbirdがロック向きとすれば、68ノンリバースはブルースに合う感じですね。

 この音質の違いの要因を詳細に言及する事はできなくて個体差によるものとするしかありませんが、どちらのThunderbirdも私のイメージするところの“Vintage Thunderbird”の音がするのには間違いがありません。演奏する曲のジャンルで使い分けすれば良いだけです。

 64 Thunderbirdリバースの退院はまだ先になりそうなので、しばらくはこのままESP Thunderbirdに取り付けたままで、心地良い出音を楽しんでいこうと思っています。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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