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Category : Freedom Custom Guitar Research Semi Order JB 5st
 ダイレクトロンのコンデンサーを68Telebassに取付けして好結果となったので、他のベースにも試してみました。

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 Freedomの5弦JBです。色々と細かく調整を行ってきて、振動系は満足な状態なのですが、出音にもう一つ不満な部分がありました。少し“もや”がかかった様な出音なのです。そこでコンデンサーを換えてみたらどうなるだろうと思い、実行しました。

IMGP8275.jpg 先ずはこれまで取付いていたオレンジドロップを取外して、そこにワニ口クリップの付いたリード線を配線しました。これでアンプからの出音を確認しながら、ベース外部でのコンデンサー取換&チェックが可能になります。で、このコンデンサーレスの状態でチェックしてみると、えらくスッキリとした音がアンプから聞こえるではありませんか!


 そうなのです。パッシブのハイカットのトーン回路はPUのホット側の信号をコンデンサーとトーンポットを直列に接続してアース(コールド側)に落としているので、トーンポットがフルテンの時でもその抵抗値(シングルコイルの場合は250kΩ)で制御された電流がコンデンサーを通過しているので、ハイが多少なりともカットされているのです。

IMGP8282.jpg と言うことは、コンデンサーの持つ特性が、トーンポットフルテンの場合にもトーンに影響しているのです。デフォルトで取付けられているオレンジドロップはソフトなトーンの殺し具合なので、前述の“もやっ”とした出音となっていたのでした。


IMGP8277.jpg しかし、コンデンサーレスの状態で試奏を続けていると、今度は少しハイがギラつくのとローB弦が暴れ過ぎる感がしたので、今回の目的のダイレクトロンのコンデンサーを試す事にしました。ワニ口クリップにダイレクトロンを咥えたとたんに、アンプからはえらく収まりの良い音が響いてきました。


IMGP8286.jpg コンデンサーレスの際に目立ったFreedom独自のステンレスフレットの影響を受けたギラついたハイは抑えられて、ニッケルラウンド弦の歯切れさに少し丸みが加えられています。ローB弦は暴れが収まって、フレーズが分かり易くなっていました。これはトーンポットフルテンの状態なので、より丸みを増したければ、ポットを絞れば良い事になります。


IMGP8289.jpg ダイレクトロンのコンデンサーは耐電圧100Vと50Vとの物を入手しているのですが、比較試奏の結果、差は感じられなかったです。PUで発生する電圧は微弱なものなので、耐電圧には関係が無いのでしょう。このFreedomの5弦JBには耐電圧100Vのコンデンサーを取付けました。


IMGP8299.jpg このFreedomの5弦JBは入手以来、細かな調整を続けてきたのですが、今回のコンデンサー交換で完結した感があります。とどめの一発は1個数百円で入手したダイレクトロンのコンデンサーだった!という事になります。あっ、高橋ゲタ夫さんに頂いたサインも有効に機能していますけど・・・(笑)。


 これで、ダイレクトロンのコンデンサーが比較チェックで2連勝(?)となったのですが、これはあくまでベースとのマッチングが良かったという事で、ダイレクトロンが“魔法のコンデンサー”なのではありません。実際、3本目のベースでのチェックではコンデンサーレスの状態が良かったです。今後もワニ口クリップを使って、ベストマッチングのコンデンサーを見つけていこうと考えています。
 5弦のメインで使っているFreedomのベースですが、オリジナルのPUは特にフロントPUからの出音がくぐもっていて、ベールを被っている様な感じがしていたのです。これを改善しようとDuncanのPUに換えたりもしたのですが、これもあまり気に入った結果とはならずに元のPUに戻していたのでした。

IMGP6093.jpg この様なこれまでの状況を鑑みると、1つのポールピースだけに対策をしても効果は無いと思われたので、スライス磁石を何個か作って試してみました。


IMGP6094.jpg 良い結果となったのはこんな状態です。2弦~5弦に対応するポールピースの高音弦側のみにスライス磁石を貼り付けています。出音の音量バランスもとっているので、4弦が山の頂点として一番厚くて0.7mm、2弦は薄く0.4mm程でしょうか?出音を聞きながらの厚み調整だったので、調整後の結果を0.5mm目盛りのスケールでザックリと測定した値です。


IMGP6105.jpg 上の画像の状態だと、あまり見た目には美しくないのですが、PUカバーを掛けるとこの様に収まっています。PUボビンとカバーの間には厚紙で作ったスペーサーを噛まして見栄えを落ち着かせています。


 この状態でのアンプからの出音は、フロントPUが凄くクリアーな音質になっているのが分かりました。5弦の5フレット(E音)以下~開放(B音)もクッキリと響きます。と言いながらも、元もとのローの出具合も残っているので押出し感も充分です。全てのポールピースにスライス磁石を付ける事は今回やっていないのですが、もしやったとしたらギラギラの音となって落ち着きが無くなってしまうのでは?と思います。この様な理由で、リアPUへのスライス磁石の貼り付けも行いませんでした。

IMGP6110.jpg 又、PUカバーから4ケのスライス磁石が飛び出しているので、指弾きの際に支障になるのでは?と思われるかもしれませんが、2フィンガー奏法の場合は、弾く弦の低音弦側のポールピースに親指を置くので、高音弦側に出ているスライス磁石に親指は触れないので邪魔にはなりません。そして弦を弾く指(人差し指、中指)も厚紙スペーサーでスライス磁石の出っ張りを抑えているので、これも全く気にはなりません。


 スラップ時も問題無しでした。スラップと言えば、4~5弦を親指でヒットした際に、とても音の飛び出し感が増しているので、不要な力を込めずに楽にスラッピングが出来る様になりました。
 5弦でメインに使っているFreedom JBですが、先般PUをDuncanに交換して出音は気に入ったものになったのですが、他に少し気になる箇所がありました。

_IGP5211.jpg 1弦のブリッジサドル部をご覧下さい。サドルの高さ調整ネジを緩めてサドルがブリッジプレートに当たっているのですが、これでも私の好みの弦高を言えばまだ高いのです。


 これを解決するには、一旦ブリッジサドル全体が上がる様にネックアングル調整をして、弦高調整シロに余裕を持たせた後で各サドルを調整するしかないです。具体的には二通りの方法があって、一つはネックとポケットの間にシムを挿入するか、もう一つはポケットをスロープに削ってアングルをつけるかです。で、私はシムを挟むというのが生理的に大嫌いですので、やるとしたらポケットをスロープに削る方法となります。

_IGP5215.jpg ネックポケットの長さの約3.6倍の所にブリッジサドルが位置するので、ポケットを0.3mmスロープに削るとサドル部では1.08mm上がる計算になります。今回はブリッジサドルを全体に上げる側にしたいので、ポケットはネックヘッド側を削る事になるのでまだ良いのですが、逆にサドルを下げる側の場合はポケットの奥を深く削る必要があるのでこれは難しいですね。


_IGP5222.jpg 塗装の角が飛ばないようにマスキングするテープを0.3mm程ポケットの底面より下げて貼り、削る目安とします。アルミの平板にサンドペーパーを貼り付けて、慎重に削っていきます。


_IGP5227.jpg カッターの刃を削る為と、ストレートチェックの定規として利用しました。

_IGP5229.jpg ネックポケットに鉛筆で記入されていたデータが8割消えました(汗)。上の加工前の写真は保存しておきます。


_IGP5231.jpg 程好く削れたと思われた時点で、一度ネックを組み付けてみました。1弦のサドルが少しプレートから浮いているのがお分かりでしょう。最初の画像の状態と比較して、各弦のサドルは1mm以上上がっているのですが、1弦は私の好みでより下げたのが、左の画像となります。弦のテンション感を稼ぐには全体にもう少しサドルを上げるのが良いと思われるのですが、ポケットを削る加工は元には戻せないので、とりあえずこの状態で様子を見る事とします。


 ちなみに上の画像を見ると、1弦の弦高がグッと下がっているのがお分かりと思います。これは勿論私の好みのセッティングなのですが、こうしておくとスラップ時に1~2弦間に指が入れ易くなるのです。弦がPUに近付くことにより、1弦のハイポジでも力強い音になるというメリットもあります。
_IGP5000.jpg Seymour DuncanSJ5S 70/74 for 5-String Jazz BassのPUカバーを外して、FreedomのPUカバーと大きさ(長さ)を比べてみました。SJ5Sのカバー(下側)の全長はFreedomのもの(上側)より1弦分短いです。


 これを見る限りこの短いカバーに入っていたSJ5SのボビンはFreedomの長いPUのカバー内にすんなりと収まると思ったのですが、ここで問題が発生しました。ボビンの長さではなくて“巾”が少し広くてカバー内に押込み難いのです。

_IGP5004.jpg ボビン表側まで巻き込んである銅箔の厚み分ほど、寸法が大きい感じがしたので、電磁シールドとしたら不利にはなるのですが、ボビン表側の銅箔をカットしました。しかしそれでも少しキツさが残っていたので、ボビン表側の長辺部両サイドをサンドペーパーで少し削って巾をスリムにしました。


 これでOKと思われたのですが、リアPUのみPUカバーに開けられたポールピースの丸穴とSJ5Sのポールピースのピッチが少しマッチングしなかったので、丸ヤスリでカバーの丸穴の形状修正を行いました。フロントPUカバーの方は無加工で収まっています。

_IGP5043.jpg そして、この状態でアンプからの出音のチェックとなったのですが、音質云々以前に各弦の出力バランスの部分で、4弦が他の弦と比べて出力が低いのが気になったので、いつもの“ポールピース動かし”を4弦部に施しました。


さて、少々手間取ったのですが、なんとかPU交換の全ての作業を終えてアンプからの出音のチェックです。その出音を一言で言えば「円やか」です。銅箔での電磁シールドの影響があるのかも知れませんが、ハイは幾分か押えられています。このお陰でFreedom独自のステンレスフレットでの嫌味なハイが全く気にならなくなりました。スラップ(というか私の場合はチョッパー)時の耳に痛いハイや2フィンガー時のフレットのタッチノイズが減ったので、とても弾き易く感じます。ローの部分ですが、再生不能な極ローの成分は無いみたいで、5弦開放も音像が崩れないのが良いです。

 これまでのFreedomのオリジナルPUの音を例えれば、“ピラミッド”の形をしていて地面に埋まった四角形の底辺と尖った頂点を持っていたのですが、この度交換したDuncanSJ5Sは横から見ると同じ三角形をしていても“正月の鏡餅”の如くどの部分も丸く弾力を持っているって感じです。この弾力という部分にはFreedomのベース本体の鳴り方も大きく影響していると思います。弾いていてお腹に感じる振動が心地良いのは、手持ちのベースの中ではトップの感触ですから・・・。

 更に5弦から1弦までの全てのポジションの音が太くなっているのは特筆の感触です。1弦のハイポジまで、ある意味PB的に図太く響いてくれるので、盛り上がりの時のハイポジでの“煽り”が楽しくなりそうです。

_IGP5049.jpg 多弦のアクティブのハイエンドベースでイメージするところの“深いローとハイの繊細さ”とは異なり、“全音域で図太くて、しかも崩れていない”音色となったこのFreedomの5弦JBです。これまでこのベースをメインで使っていたラテンバンドはもちろん、今は4弦ベースをメインにしているR&Bバンドにもマッチングしそうなので、年明けからのバンド活動再開が待ち遠しい状態です。
_IGP4980.jpg 前回エントリーしたように、上手くいかない買い物もあるのですが、こちらはちゃんと入手出来ました。Seymour DuncanSJ5S 70/74 for 5-String Jazz Bassです。米国e-Bayに出店していたショップから購入しました。配送に3週間程掛ったのですが、円高のお陰で国内で購入するよりもお安く入手出来ました。


 で、このPUはどのベースに使うのか?と言う事なのですが、私が5弦のメインで使っているFreedom用に入手したのでした。このFreedomの5弦JBはとても振動系は気に入っているのですが、出音に少々不満があったのです。どんな具合かというと、少し音像に“ボヤケ”を感じるのです。ステンレスフレットでハイの成分は感じるのですが、それ以上に低域が“ボワッ”としていて、全体ではローがくぐもって、ハイは有るというものでした。

 この状況を打開すべく、弦を様々に交換したり、外部エフェクターのTube MPを接続してみたりしたのですが、“今イチ”の結果でした。となるとPUの交換しかないな?との考えでPU選定を開始したのですが、 結構難しかったです。4弦用のPUならばFenderJBという基準が有って、各PUメーカーはこのサイズに合わせて色々な特徴を持つPUを作っているのですが、5弦JBと言うのは標準というのが無いのです。寸法で言えば、4弦用と同じ外寸に5弦用のコイルを納めているというスタイルのものが有ります。私が確認したものでは、ベースではAtelier ZYAMAHA BB-Ltd、そしてPU単体ではDiMarzioDP549とが互換性があります。未確認ですが、Fenderの5弦もこのようです。

 そして、今回私がPU交換しようと目論んでいるFreedomの5弦JB以前エントリーしたように、ベースの中心線に沿って1弦分広げたネック、ボディ、パーツ類となっていて、当然PUも4弦用PUの真中に1弦分ポールピースが増えた構造になっています。この寸法で他のメーカーではどのPUがリプレースメント可能なのかは、私としては不明です。そして5弦用PUではブリッジでの弦ピッチが18mmや19mmに対応したものが有って選定を更に難しくしています。ちなみに前述のPUは全て弦ピッチ18mmに対応していて、Freedomの5弦JBの弦ピッチは19~20mmとなります。

 そんな中で、これならOKかな?と思って今回入手したのが、このSeymour DuncanSJ5S 70/74 for 5-String Jazz Bass PUなのです。メーカーサイトでチェックしたカバーの外寸は4弦JBと同じだったのですが、コイルとカバーが分離出来れば、1弦分長いFreedomのPUのカバー内に納められるのでは?と考えました。そして弦間のピッチもFreedomを測定して、ポールピースの1~5弦のピッチがフロントPUは70mm、リアPUは74mmの70/74というセットならば、おそらく大丈夫との判断で発注したのでした。


_IGP4990.jpg 届いたPUを見て先ず驚いたのは、コイルはおろかボビンの裏から表までが銅箔できっちりと電磁シールディングされている事でした。キラキラと輝く外観は探査機の「はやぶさ」か「あかつき」のパーツみたいです(笑)。


 これまで4弦JBで使った事のあるSJB-1の5弦バージョンかな?と思っていたのですが、これは良い意味で裏切られました。と言うのはこれまでのFreedomのPUがポールピースのタッチノイズに悩まされていて、ポールピースのアース化を図っていたのですが、今回のSJ5S 70/74 for 5-String Jazz Bassではその心配は不要のようです。

 さて、そのPU交換作業ですが、次回のエントリーにします。だってスムーズには行かなかったもので・・・(汗)。
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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