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Category : Gibson 68Thunderbird Ⅳ non-reverse
IMG_8859.jpg 世間はクリスマス・ムードなのですが、私のところにも国際宅急便でクリスマスプレゼントが届きました。


IMG_8860.jpg その中身はこちらです。以前、68Thunderbird non-reversのオリジナル・ノブを探しているという記事をアップしていたのですが、遂に入手したのです。


 これは1960年代後期から1970年代にかけてGibsonで採用されていたノブで、日本国内ではソンブレロ(メキシコの麦わら帽子)ノブと呼ばれる事が多いのですが、国外ではWitch Hat(ウイッチハット=魔女帽子) Knobとの呼称となっています。

 そのWitch Hat Knobには黒樹脂の成型で、彫り込み数字とトッププレートがシルバーとゴールドの2種類の仕様があるのですが、私のイメージではあるもののゴールド仕様がこの68TBノンリバには似合うとの思いで長年探していたのでした。

 しかしシルバー仕様はe-Bayで幾つか出品されているのですが、ゴールド仕様の出品は少なくて、あったとしてもやはりビンテージ・パーツなので高額です。知る限りで国内では北九州市のショップがこのゴールドを2セット在庫しているのですが、これはe-Bayよりも更に高額だったので全く手が出なかったのです。

 そんな最中、いつものようにネット・パトロール中にe-Bayでこのゴールド仕様が出品されているのを見掛けました。それはアメリカではなくてイギリスからでした。その商品説明によると、スペア―パーツとして長年ストックされていたもののようで、状態の良さは商品画像からも窺い知る事ができました。

 状態が良く、しかもここが一番のポイントですが入札開始価格がアメリカでの出品相場の半額だったので入札に臨み、他に入札があったものの大きく金額がアップする事無く落札できて、この度国際宅急便で自宅に届いたという次第です。

 話が前後しますが、入札前には下記の如くこのノブが間違いなくGibsonのビンテージノブである事を確認しています。

 下の画像の左はこの度入手したビンテージノブ、右は現行のリプレースメント・ノブなのですが、右の現行ノブは、文字フォントが丸くて膨らみがあり、裏面に文字の彫り込みがある等の違いがあります。

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 考えてみると、このノブは60年代後期にアメリカで生産された後にイギリスに渡り、生産から50年を経て日本に届いたという事になります。うーん、こんな小さなノブなのですが世界を巡って今ここにあるとなると感慨深いですね。

IMG_8864.jpg と、ひとしきり感慨に浸った後、68TBノンリバにこれまで取り付けていた国産のシルバー仕様のノブを取り外して・・・、


IMG_8865.jpg 入手したゴールド仕様のWitch Hat Knobを取り付けました。ノブとポットは共にインチ規格なので問題無くジャストフィットしました。やはりイメージしていた通り、彫り文字とトップがゴールドなのでゴージャス感があり、ノブの存在感がグッとアップしています。


 下画像の左側に置いた64TB reversはゴールドのリフレクター・ノブなのですが、見栄えは同等で見劣りしません。今回入手したノブはe-Bayでの商品説明通りのデッドストックもので綺麗過ぎるので、そのように見える感は否めませんが、これは今後使っていく間に落ち着いてくる事でしょう。

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 そして本当に長年求め続けてきたものだったので、大満足のクリスマスプレゼントとなりました。サンタさん、ありがとうございます(笑)。

 今年は、同様に長年探していた66JB用のホワイト・ピックガードも入手できているので、来年からはe-Bayでのネット・パトロールの頻度が減りそうです。
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 68Thunderbird non-reverseをメンテナンスしました。チューニングの際に1弦のペグポストが貫通するペグブッシュに浮きがあるのを見つけたのです。その浮きには1mm厚の金属スケールも入ってしまいます。

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 この68TBはヘッド落ち対策で重いオリジナルペグをGotohの軽量ペグGBR640に交換しているのですが、このGotohのペグは取付けベースプレートとポストの接合に遊びがあり、弦のテンションが掛かるとポストがナット方向に傾き、それにつられてペグブッシュに浮きが発生するケースが多いです。

IMG_7775_20181206104257324.jpg 演奏性を優先する為に元のペグには戻せないので、ペグブッシュを接着剤にて再固定しておきました。今後も様子を見ながら使っていきます。




IMG_7785a.jpg そして、モディファイも行いました。モディファイと言えば大げさになるのですが、これまでは右手親指の固定の為にアクリルクリアー板を両ピックアップ間の4弦側に貼り付けていたのですが、昨今ハイエンドベース等で見受けられるピックアップ間のフィンガーランプにしてみたのです。


IMG_7819a.jpg クリアー板なので見た目には目立たずに、これはイケるかな?と思ったのは数秒でした。私は指でもピックでも弦に深く引掛けてガッツリと弾くタイプなのですが、ランプがあると指掛かりが浅くなり全然弾けなかったです。ピックでもランプに当たるコツコツ音が気になってダメでした(泣)。


IMG_7843a.jpg 直ぐに取り外して、元のサムレストに戻しました。これで十分です。
 前回に続いてのヴィンテージ・パーツの記事です。

IMG_7835.jpg 所有する68Thunderbird ノン・リヴァースについて、ずっと気になっている箇所がありました。それはヴォリューム&トーンのノブです。


IMG_7854.jpg 入手時に取付けられていたのはこちらのゴールドの通称Top Hot Knobなのですが、これはノンオリジナルのリイッシュ品で、64年のリヴァースにはマッチングしているのですが、68年のノン・リヴァースはこれではないのです。


Vintage 1967 Gibson Witch Hat Knobs 60年代後期~70年代前期のGibson製のギター&ベースの多くの機種にはこちらの通称Witch Hot Knob(日本ではソンブレロ・ノブとも呼ばれています)が標準で取り付けられていたのです。このヴィンテージの Witch Hot Knobはe-Bayで販売されているのですがなかなかの高額です。(画像もe-Bayから拝借)


 国内で入手できないものかと、上京した際に楽器店でチェックした事もあるのですが見つからなかったです。ただし先般Thunderbirdのメンテで訪問した北九州市小倉のクルースラットにはこれのVol.×2+Tone×2とVol.×2+Tone×1の2セットも在庫がありました。(私の知る範囲ですがヴィンテージパーツの在庫は国内の楽器店でここが最も多いです)しかし“ブツ”はあったもののやはり高額で、その際はThunderbirdのメンテ代金の支払いもあり購入はできなかったです(汗)。



 では、いつかは”本物”を入手するとして、リイッシュのリプレースメント・パーツは無いかと探したのですが、これが全くと言ってよいほどにありません。いや同様の商品はあるのですがフルコピー(デッドコピー)物が無いのです。

WITCHHATKNOB-68.jpg こちらの画像でヴィンテージ・ノブと現行で販売されているリイッシュのリプレースメント・ノブを並べて比較したのですが、一目でノブ頭の文字とノブの回転位置表示の数字のフォントが異なるのが分かります。


 数字の0を比較すると、ヴィンテージ・ノブはシュッとして細目なのですが、リイッシュ・ノブは横っ腹がボテッと太目です。ギタープレイ中のノブの状態確認には太目の数字が視認性に優れているのかもしれませんですが、ヴィンテージベースのパーツとしてはマッチングしないです。

 調べてみるとGibson Custom Shop製のヴィンテージタイプとされているノブも上記のリイッシュ・ノブと同じ太目数字でした。このような細やかな対応が出来ていない事も経営破綻の一因になっているのでしょうか?(← いちGibsonファンとしてのダメ出し)



IMG_7850.jpg 現行のリプレースメント・パーツの中では私が満足する品は見つからないなと諦めかけていたのですが、先日他のパーツを探そうと自室のパーツ箱の中をゴソゴソとかき混ぜていたら、箱の底から左のノブが出てきました。


 Vol.×2+Tone×2の計4個があったので、何かのギター用と思われるのですが、持っていた本人(私ですが・・・汗)にも全く記憶が無いノブでした。以前に知り合いのギターをメンテした際に取り外したパーツかもしれません。

 このノブをチェックしたところ、数字のフォントはヴィンテージ・ノブよりも太いのですが、リイッシュ・ノブよりは細くて、これら2つのノブの中間的なルックスだったので、これを68TB ノン・リヴァースに取り付ける事にしました・・・が、その際には加工が必要でした。

IMG_7838.jpg 正体不明のこのノブは国産のミリ規格で、ベース側のポットのシャフトのインチ規格とサイズが合わなかった(シャフトの径が大きくてノブの穴に入らなかった)ので、ノブの穴の径をドリルで少し拡大して取り付けしています。


IMG_7836.jpg 今回取り付けしたノブは長年パーツ箱の中に転がっていた物なのでそれなりの使用感があり、68TB ノン・リヴァースが醸し出すヴィンテージ感とマッチしてはいると思うのですが、満足感は充分とは言えません。




Gibson Witch Hat Knobs , ORIGINAL GIBSON VINTAGE NOS parts, 4 Tone knobsb 実は私の理想としている1968年のノブの仕様は、左のようなトップがゴールドプレートで数字もゴールドなのです。先日、長年探し続けてやっとの事で入手できた66JBのホワイトガードの例もあるので、ここはじっくりと腰を据えてゴールド仕様のヴィンテージWitch Hot Knobとの出会いを待つ事にします。
 ネックの修理が終わった64 Thunderbirdリバースを受け取りに北九州市小倉のクルースラットに行った際、次には68 Thunderbirdノンリバを預けていました。このベースは数年前にこのショップでヒーティングを伴うネック矯正を受けていたのですが、その後にネックが少し動いたので再調整に出したのです。

 そして、この際だったので64 Thunderbirdリバースに取り付けられた“改良サドル”をこちらにも取り付け依頼をしました。この“改良サドル”は現物合わせのワンオフで作製されるので、ベースを預けないと対応できない為にネック調整と同時の作業依頼としたのです。



 この一カ月後に作業が終了した68 Thunderbirdノンリバが戻ってきました。

IMG_7567.jpg 先ずはネックですが、これまではローポジが起きてネック全体としてはS字状に反っていて気になるバズが発生していたのが、ビシッとストレートが出ていてストレスフリーとなっています。私が所有して以降2回目のフレット擦り合わせですが、ネックヒーティングで指板のストレート出しを行ってからの摺り合わせなので、部分的に極端なフレット山の低さは見受けられません。


 そしてブリッジ部です。収まりは64 Thunderbirdリバースに取り付けられたサドルと変わりはないのですが、こちらは試作品から64 Thunderbirdリバースを経ての3rdヴァージョンなので、細かな点で改良が施されています。

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IMG_7577.jpg その改良点は、ブリッジプレートに乗るアルミ削り出しのサドルの底辺部が厚くなり強度と安定度が増している事、そしてもう一点オクターブピッチ調整ビスに通してあるスプリングが円筒形から円錐形に変わっています。この円錐形のスプリングは、4弦のサドルをオクターブピッチ調整の為にブリッジプレートの枠内でテールピース側に近付ける際にペッタンコに縮んでくれるので都合が良いです。




IMG_2328a.jpg こちらは以前に取り付けた事があるリプレースメント・ブリッジです。オクターブピッチ調整は可能だったのですが、角ばったルックスが好みでないのと、重いブラス製でバダス的な音質になってしまったので、長く使う事はなかったです。




IMG_7581.jpg ネック調整とサドルの加工が終わったThunderbird’sです。2本共にこれまでの不具合が払拭されてとても弾き心地が良くなっています。


 入手してから長い期間を経てやっとの事でベストな状態になったこの2本を比較試奏しました。ネックのストレート具合、ピックアップの高さ、弦高、新品の弦等、条件を揃えてのチェックです。その結果、同じくヴィンテージのThunderbirdシリーズではあるものの、キャラクターに違いがあるのが分かりました。

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 先ずは上の64 Thunderbirdリバースです。こちらはハイにもローにもレンジの広い出音で、かつピックアップの出力が少し大き目です。見た目と共にまさしくロックなベースで、ピックでゴリゴリに弾くと、とても心地良いドライブ音がアンプから轟いてきます。そのアンプはAmpeg SVT-VRで決まりです!

 下の68 Thunderbirdノンリバは、太めのネックとリアピックアップがネック寄りにあるのが要因と思われるのですが、ミッドローにグッと集約された出音です。耳障りな高域や暴れ過ぎる低域の出具合が抑えられているので、指弾きでのR&Bやブルース向きと感じています。アンプはAmpeg B-15Sがベストマッチングです。

 今後はこのキャラ違いの2本をシーンを使い分けながら弾いていこうと思っています。
 ESP Thunderbirdにサムレストを装着して弾き心地が向上したのを受けて、今手元にあるもう1本の68 Thunderbird ノンリバースにも装着しました。

IMG_3998.jpg ESP Thunderbirdは両ピックアップリングの下に厚いシムを挟んでいるので、サムレストはボディー表面に両面テープで貼り付けたのですが、68ノンリバではフロント側はピックガードに、リア側はシムの無いリングの縁に乗るようにサイズ決めしています。両面テープの重ね具合を調整して弦とサムレストの離れを均一にしているのは前回と共通です。


 68ノンリバにサムレスト装着後はESP Thunderbirdと同様に演奏性が向上しています。特に68ノンリバのピックアップのピックでの打音は大きくて、これまではピックアップ表面に打音減少の為のクッションとしてクリアーフィルムを貼っていたのですが、そのフィルムは不要になりました。せっかく貼っているので、フィルムが痛むまではピックアップのメッキ保護の為にそのままにしておきますが・・・。

 ピックアップ部の改良が終わったので、視線をブリッジに向けると次の気になる点が見えてきました。ブリッジをボディーに固定しているスタッドボルトの頭のクロームメッキが一部剥げて赤錆が発生していたのです。

 このままでは錆がどんどん進行するので、対応として錆をサンドペーパーで落とした後に空気に触れないようにクリアーラッカーを塗布しておきました。

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IMG_4006.jpg さて、これでメンテが終わりきや、視線をテールピースに向けると、「むむっ、これは!?」ぱっと見では分らないのですが、テールピースがブリッジ方向に傾いているようなので、取り付けビスを緩めるとかなり斜めに刺さっていました。そうなのです。長年使用してきた間にテールピースが弦の張力に引っ張られて傾いているのです。


IMG_4013.jpg テールピースを取り外してビスを戻すと3本のビスが共に斜めになっていて、テールピースがボディーに接していた部分のブリッジ寄りの塗装被膜が、テールピースに押されて浮き上がり剥離している箇所もある状態でした。


IMG_4015.jpg 長円形になっているビス穴を詳しくチェックすると、穴のボディー表面部がブリッジ側に広がっているばかりではなく、穴の底はビス足でボディーエンド側に向かって広がっていました。


IMG_4018.jpg 実はこの状況にあるのは以前から把握していて、その際はテールピース取り付けビスを少し太いものに取替えして様子を見ていたのでした。画像の左が太くて長い対応用ビスで、右が細くて短いオリジナルのビスです。


 他の手持ちのThunderbirdではこのようにはなっていので、この68TBノンリバースのボディー材のマホガニーが特別に柔らかいのかな?と疑問を覚えながらも対処法を考えてみました。

IMG_4020.jpg このままどんどん太くて長い取り付けビスに交換していく事はできないので、ボディーの穴周りを補強する事にして、先ずは長円形のビス穴を4.5mm径の木工ドリルで丸穴にしました。


 これから木の棒で穴埋めを行います。いつもはこの様な穴埋めの際にはホームセンターに売っているラミンの丸棒を使っているのですが、そのラミンの丸棒は柔らかくて加工性には優れていても今回のように強度を求める時には不向きな材です。

IMG_4030.jpg 何か適材はないかな?と部品箱を探したらローズウッドの端材があったので、5mm角にノコギリでカットしたものを電動ドリルのチャックに咥えて回転させながらヤスリで削り、4.2mm径の鉛筆状の打ち込み栓を3本作りました。


IMG_4032.jpg ローズウッドの栓をボディーに打ち込んだ後は、その際に併用した木工用ボンドの乾きを待ちます。


IMG_4095.jpg 一晩置いてボンドが乾いたら、飛び出た栓の頭をカットして、2.2mm径の下穴をボディーに対して垂直に開けました。その際には、ビス穴の底のボディーエンド側に固いローズウッド材が残るようにビス穴のセンターを僅かにブリッジ側に寄せています。


IMG_4101.jpg 前述の細めのオリジナルのビスでテールピースを固定して、弦を張った状況です。これがメーカー出荷時の状況です。


 メンテ前(左画像)とメンテ後(右画像)を比べると、テールピース取り付けビスの頭の見え方が変わっているのが分ります。ほんの僅かな変化なのですが、心の中は大満足の結果となっています(笑)。

IMG_4102_20170129150031197.jpg         IMG_4103.jpg


 ビス穴廻りを補強したとはいえ、Fenderのブリッジのようにフラットなブリッジプレートを5本の長いビスで取り付けている程の強度にはなっていないので、今後は弦の張りっ放しは控えるようにしなければなりません。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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