Category : Gibson 64Thunderbird Ⅱ→Ⅳ reverse
 ヴィンテージのThunderbirdをお持ちの方はこれでお悩み解決です!!

 リヴァース、ノン・リヴァース共に、ヴィンテージのThunderbirdはある不具合を持っています。それはいくらブリッジでのサドル調整を行ってもオクターブ・ピッチが合わない事です・・・(泣)

 リヴァースやノン・リヴァースが販売されていた60年代にはラウンドワウンド弦は未だ発売されておらず、Gibsonはフラットワウンド弦を標準弦としてThunderbirdのブリッジを設計していました。フラットワウンド弦は表面に平たく密に巻かれた巻き線により腰が強くて、ブリッジ側での固定ポイント(=サドルの位置)は弦が振動し始めるポイント(=34インチの弦長)よりもボディーエンド側に数ミリ寄った箇所になります。

 ところが昨今のベーシストの多くが使っているラウンドワウンド弦は弦が柔らかな為に弦が振動し始める点と弦の支点がほぼ同じ箇所になっています。この為にヴィンテージのThunderbirdにラウンドワウンド弦を張るとサドルをかなりネック寄りに移動させる必要があるのです。しかし、レスポール等のギター用のブリッジを参考にデザインされたものと思われるThunderbirdのサドルのオクターブ・ピッチ調整の為の可動範囲はとても狭くて、ラウンドワウンド弦でオクターブ・ピッチが合う所まで移動できないのです。

IMG_2535.jpg 多くのThunderbirdのオーナーは、この画像のようにブリッジの先端まで目いっぱいにサドルを移動しているのですが、ハイポジではチューニングが低い状態です。


IMG_2566.jpg これを解消する為にリプレースメントパーツが販売されていて、私も2週類のブリッジを持っています。どちらもサドルの可動範囲が広げられたものです。


 もしくはこちらの廣瀬洋一さんのようにブリッジアンカーの穴を開け替えてブリッジごとネック寄りに移動しているケースもあります。ブリッジ付近を見ると元の穴の埋め木跡が分ります。

IMG_0991.jpg         IMG_0992_201606121759240a8.jpg




 さて、私もThunderbirdを使うバンドでハイポジを弾く曲をやっているので、ブリッジを何とかしなくてはならないと考えました。手持ちのリプレースメントブリッジは躯体が大きくてルックス的にはイマイチですし、2ピックアップ化でボディーにザグリを入れたとは言え、これ以上の加工は避けたいとの思いがあり、どうしようかな?と考えながらブリッジをじっくりと眺めていたら「これだっ!」という方法がひらめいたのです。

IMG_2536.jpg その方法とはこちらでとてもシンプルです。ブリッジのリアピックアップ側にあるオクターブ・ピッチ調整ビスの固定用の袋ナットを外して、ブリッジのコ型の受け皿の外にサドルを取付けしました。


IMG_2553.jpg サドルの弦が乗る山の頂点部分を1と2弦ではリアピックアップ側、3と4弦ではボディーエンド側に向けているのが“ミソ”です。この状態で、チューナーで確認すると、1・2弦はオクターブ・ピッチがパーフェクトに合っていました。3と4弦はチューナーの目盛りの半分程チューニングが高い状態でしたが、ロー弦のハイポジを弾く事は無いので、トータルでは満点をあげても良い程に好結果となっています。


IMG_2556.jpg また、このブリッジでは個別の弦毎の弦高調整は出来ずに、ブリッジ全体の上げ下げで好みの弦高に持っていく必要があります。私としては4弦の弦高が少し低く感じたので、サドル上に0.3mmの銅板を乗せています。


 通常はサドルの底辺がブリッジのプレートに乗っているのですが、今回のセッティングではオクターブ調整ビスとそのビス穴周辺に弦の圧力が加わる事になるので、しばらくの間様子を見ながら弾いてきたのですが、セッティングした後には高い弦圧の為にビスが回らないのでブリッジサドルがぐらつく事は無く、弦の振動に支障を覚える事も無かったです。

 通常ブリッジから外にサドルがはみ出ている事など無いのですが、ブリッジ前に装着されたミュートパットを貼り付ける銅板とブリッジの隙間にはまり込むようにサドルが位置しているので、言われなければ気付かないと思います。

 私が所有する68Thunderbrd non-reversでは、reversと同じ弦を張っていても今回のサドルのセッティングではなくてブリッジ内でのサドル調整でチューニングがあっているので、個体差もあると思いますが、ヴィンテージThunderbirdをお持ちでチューニングにお悩みの方は、一度お試しください。なにせ、原価ゼロでオクターブチューニングが合うのですから、やって損にはなりません(笑)。



 と、ここまででThunderbirdⅡ→Ⅳの作業は一通り終わっているので、2ピックアップ化された全体像の発表や出音のインプレを行いたかったのですが、ブレーキが掛かりました。それは何故かというと、Thunderbirdが手元に無いからです(汗)

 1年間預けていたプロビジョンギターでの治療でネックの状態が落ち着いたのでフレットの摺り合わせをしていただき、一旦は持ち帰ってⅡ→Ⅳ化の作業を私の手で行ってきたのですが、Ⅱ→Ⅳ化の完成度が高くなるにつれて、ネック廻りにもより高い仕上がりを求めるようになり、今度はフレット打ち替えの為にプロビジョンギターに再入院させたのです。

 今のところ、退院のめどは立っていないので、その日(退院)までこの連載は休憩ですね(汗)。
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 実はこの度のThunderbird Ⅱ→Ⅳ化で最後まで選定に悩んだのが今回のパーツ、ピックアップリングです。

 Ⅱは1ピックアップなので、当然オリジナルのピックアップリングとその下に敷く樹脂製のスペーサーは各1枚ずつしかありません。2ピックアップのⅣとするには新たにピックアップリング1枚とリアのスペーサーは2枚必要となります。

IMG_2510a.jpg 1年以上前からピックアップリングをコツコツと収集してきたのですが、ヴィンテージのリングと全くの同形状のものは無かったです。左から番号順に・・・。


① 64オリジナル t1.0mm ニッケルメッキ
② Epiphone-Japan t1.2mm ニッケルメッキ
③ 76建国記念 t1.0mm クロームメッキ
④ Thunderbuker Runch t0.7mm ニッケルメッキ
⑤ Montreux t1.0mm クロームメッキ
 その他、国産Kaminariもあるのですが形状が気に入らないので、選定のお立ち台に上げていません。

 以上のリングから消去法で選んでいきました。
③ 76建国記念は厚さ・ビス穴ピッチは同じだが、コーナーのRが小さいのとクロームメッキなので×。
④ Thunderbuker Runchは厚みが薄くて、コーナーのRが小さいのと、開口部が大きいので×。
⑥ MontreuxもコーナーのRが小さいのと、開口部が大きく、そしてクロームメッキなので×。

 これらが消去されて、“厚みがあり、コーナーのRは少し大きくて、取付けビス頭のザグリも少し大きい”等の細かな相違点はあるのですが、②Epiphone-Japanのピックアップリングが最終選定に残りました。

 取付けの際はフロントの①オリジナルを残そうとも考えたのですが、そうするとどうしても比較してしまい、その細かな相違点が大きく目立ってくるので、①オリジナルは温存して両方のリングを②Epiphone-Japanにする事としました。

IMG_2515a.jpg
 次はスペーサーです。②Epiphone-Japanのリングから採寸して、樹脂加工メーカーにABS樹脂製のスペーサーをフロント×1枚・リア×2枚の計3枚オーダーしました。オリジナルのスペーサーの厚さは2.2mmなのですが、オーダーする樹脂加工メーカーの規格では2.0mmか2.5mmとなるので、2.0mmをオーダーしました。


IMG_2530.jpg 待ちに待った2ピックアップ状態です!(全体像の公開はまだ後です、じらします・・・笑)増設したリア・ピックアップカバーの角が、フロントの角よりも丸みを帯びているのが分ります。言われなきゃ、分らない違いですが(汗)。


IMG_2541.jpg ピックアップリング下のスペーサーが、リアは2枚敷かれています。その⑤で述べたようにピックアップキャビティーの底がスロープに削れているので、おのずとピックアップのトップが弦と平行になるように傾いていています。
IMG_2489.jpg 組み終ったサーキットを厚紙から外し、Thunderbird Ⅱのコントロールキャビティー内に取付けて、2つのピックアップからのシールド線とブリッジアンカーからのアース線を繋ぎました。Thunderbird Ⅱのコントロールキャビティーのザグリ形状はⅣと同様なので、増設したポット軸の穴開けとリアピックアップからの配線用穴開けの2箇所以外は無加工で、全てのサーキットが収まっています。


 コントロールキャビティー内のシルバーの塗装はテスターで調べると導電塗料でした。ただしあまり厚い塗装ではないので、箇所によっては導通不良もありました。新設のリアヴォリュームポットの端子下には、他のポットと同様に黒のビニールテープを絶縁の為に貼り付けています。

IMG_2494.jpg 今一度、サーキットのパーツを確認します。フロントヴォリュームポットの刻印は137 64??(137=CTS社 64年第??週製造)。抵抗値500kΩ。


IMG_2500.jpg 増設のリアヴォリュームポットは137 6428(CTS社 64年第28週製造)。抵抗値500kΩ。


IMG_2502.jpg トーンポットは??4 6426(??4≒304=スタックポール社 64年第26週製造)でリアヴォリュームポットと2週の製造週違い。抵抗値250kΩ。


 となり、3つのポットの製造時期は見事にマッチングしています。このサーキットを一瞥しただけでⅣのものではないと判断できる人はいないと断言します!(笑)

 ハンダはポットに残ったものを極力そのまま使用して、足らずをKester44で補っています。今回のハンダ付け用に120W(板金用)のハンダ鏝を新たに購入して使用しました。これまでの手持ちの40Wや60Wの鏝だとポットハウジングのハンダ付けの際に、熱量がハウジングに吸収されてハンダが冷えてベタッとしたハンダ盛りにしかならなかったので、高熱量のハンダ鏝で一気にハンダ付けを行ってヴィンテージ風のモコっとした山盛りハンダとしたかったのです。

 ただし端子へのハンダ付けにはこれまでの40Wの鏝を使い、熱による配線材の劣化を防止しています。ハンダ付け後にはハンダと新品のスズメッキ線にワイヤーブラシを掛けてキラキラの艶を抑えています。

IMG_2503.jpg コンデンサーはⅡのオリジナルのセラミックをそのまま使用しています。0.02μFが2個並列に取付いています。他のThunderbirdでは0.047μFが1個の使用が多いようです。表記通りの0.02μFが2個の並列では容量計が計算値で0.04μFになるのですが、テスターで測定するとコンデンサーの個体差により、容量計が0.048μFでした。結果オーライというやつです(笑)。


IMG_2560.jpg ボディートップの画像です。増設したリアヴォリュームツマミはその⑤で述べたように、フロントヴォリュームとトーンツマミのセンターから少しトーンツマミ寄りに位置しています。そのリアヴォリュームツマミはこれもe-Bayで入手した60年代前期のものです。増設した64年製のポットにはツマミの位置を示すポインターが付属していたので、ツマミ廻りもすべて“当時の物”です。


 フロントと増設したリアヴォリュームのポットは同じCTS社製で製造年も同年という事でツマミを回した際のザラッとした抵抗感は同じです。これと比べるとメーカー違い(スタックポール社)のトーンポットのツマミはもっとツルッと回る感じです。ブラインドテストで各ツマミを触ってもⅣだと言えますね(笑)
IMG_2456.jpg サーキットについてです。ボディーから取り外したThunderbird Ⅱのサーキットを本体と同位置にポットとジャックの穴を開けた厚紙に固定しました。増設予定のリアピックアップ・ボリュームポット用の穴も開けています。この厚紙上でⅣのサーキットを組んでいきます。


IMG_2445.jpg e-Bayで先行入手していたリアピックアップ・ボリュームポットです。トーン用コンデンサーが付いているので、トーンポットとして使われていたものです。


IMG_2447.jpg コンデンサーを取り外してチェックしました。ポットハウジングに137 6428の刻印が見えます。CTS社 1964年第28週目の生産を表しており、取付ける64Thunderbirdに適合しています。


IMG_2453a_201606222214198d3.jpg 3つある接続端子の内、左端に見える3番端子の足がカットされています。これはGibsonのギターで使われていた証です。トーン回路で使用しない3番端子への不要な接触障害を避ける対策と思われるのですが、これをヴォリュームポットとして使うには3番端子も必要となるので、本エントリーの最終項で工夫しています。


IMG_2459.jpg 厚紙上のサーキットに上のヴォリュームポットを取付けました。


199113_13.jpg これから配線なのですが、ネットで拾ったこちらの64Thunderbird Ⅳのサーキットの画像を参考にする事にしました。


IMG_2486.jpg ジャックへの配線以外は全て配線換えとなる為に一旦取り外しをした後に、オリジナルの配線材を再使用して配線しました。Gibsonでは配線材の芯線が“より線”ではなくて、“単線”の使用が多いのですが、このThunderbirdも例外ではなく全て単線が使用してありました。その単線を端子に接続する際は、ハンダ付けの前に単線を端子に絡める“Gibsonの流儀”を守っています。


 上の画像の中でヴォリュームポット以外に新規購入したものが2点あります。

IMG_2463_2016060521121632c.jpg コンデンサーの足を絶縁する黄色のチューブはゴールデン・ウィークに上京した際に楽器屋で購入したもので、ヴィンテージギターのリビルトパーツメーカーのLuxeの製品です。10cm×2本入りで1,800円もしました。使ったのは3cmのみで1cm当たり600円となるのですが(汗)、色々と探してこれしか見つからなかったのと、このような細かなところまでしっかりと拘りたかったので仕方ありませんね。


 そしてもう1点、3つのポットを繋ぐすずメッキのアース線も新規購入したものです。これまで、Gibsonの内部アース用の0.6mmφのすずメッキ線は持っていたのですが、上画像で参考にしたⅣのポット間を繋ぐアース線はもっと太いものでした。これは径のデータが得られなかったので、「このくらいの太さだろう?」と想定して1 mmφのすずメッキ線を購入しました。ゴールデン・ウィークにお会いしたすわべさんに「楽器屋に求めるアース線が無いのですが・・・」と問い合わせたら、「秋葉原にいくらでもあります」とアドバイスをいただいていたので、電気屋のネットショップで購入しています。このすずメッキ線も入手したのは最小販売単位の10mですが、使ったのは10cm程で9.9m残っています(汗)。配線してみると丁度良い太さ具合となっています。

 増設したリアヴォリュームポットの3番端子の足は他のポットからカットしたものを移植してハンダ付けしています。この足は3か所からの配線材で位置決め&固定されているので、今後使用していく間に振動等で足が外れる心配は無いものと思います。

 次回エントリーでこのサーキットをボディーにインストールします。
 Thunderbird ⅡをⅣ化するのに最も重要なパーツのリアピックアップについてです。その選定基準としては先にエントリーしたように“ピックアップケースがニッケルメッキ”、“フロントピックアップよりも高出力”の2点があります。

 手持ちではダンカン・カスタムショップのピックアップがあるのですが、これはフロントとリアのペアなのでバラして使うのは勿体無いのと、別のThunderbirdのコピーモデルに搭載してこれはこれで良い音だったので、そのままにしておく事にしました。

 新たに購入するとなると知る限りで4つのメーカーの候補があるのですが、どれもかなり高額なものなので「買って気に入らなかったらなぁ~」と即決とならない状態でした。メッキがクロームのみのメーカーもありました。そんな時にe-Bayで見つけたのがこちらのピックアップです。

e-Bay TB pu 1         e-Bay TB pu 2


 メーカー名は記載されていないのですが、フロントとリア用でコイルの巻き数に差がある2種類がラインアップされ、更にニッケルとクロームのメッキ違いも選択できるという事で、私の要望通りのピックアップです。その価格を見て驚きました。何と1個50.6ドル(約5,500円)です。お安いですね。商品説明を読むと中国製との事で納得しました。

Montreux TB pu ただし、このピックアップの画像を良くみると、これは日本国内で(もっと高額で)販売されているモントルー・ブランドのものと同じものでは?と思われました。裏面に貼られたRoHSのシール、配線の熱収縮チューブの被せ方、裏蓋の半田付け方法、そして抵抗値等々が同じなので、そう判断(あくまで私の判断です)しました。現在のモントルーのHPの画像ではシールが剥がされているので、左画像はヤフオクで拾ったものです。


 シールにあるRoHSというのは“電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての欧州連合(EU)による指令”をあらわしているので、このピックアップはヨーロッパのPUメーカーが設計して中国で作らせたものをモントロールブランドで販売しているのでは?、そしてe-Bayで販売されているのはこのピックアップの“横流し品”では?と想像が膨らみます。(繰り返しますが、あくまで私の想像です)

 となれば、安かろう悪かろうではないのでは?と考えて、e-Bayにてニッケルメッキカバーで抵抗値9.2kΩのノー・ブランドのピックアップを入手しました。

IMG_2477a_20160620191036225.jpg 画像左からⒶ64年オリジナル、Ⓑノー・ブランド、Ⓒケースのみ(クロームメッキ)です。Ⓑノー・ブランドには入手後に加工を施しています。


 これは私が推測している事なのですが、現在新品で入手できるThunderbird用のリプレースメント・ピックアップのケースは全て同じ金物メーカーが作っているのでは?と思うのです。オリジナルのピックアップケースよりも現行のケースは縦×横×厚みがほんの少しずつ大きく、取付けビス穴の径は小さいです。又、折り曲げ角のアールが大きくてピックアップ表面が膨らんでいるかのように見えます。

 Thunderbird用のリプレースメント・ピックアップのみを作っている米国の専門メーカーThunderbuker Ranchのサイトにはこう記されています。『Our pickups, are 3.65" x 1.59". Vintage Gibsons are approximately 3.63" x 1.56"』訳すと『私たちのピックアップは、3.65"×1.59"(9.27cm×4.29cm)です。ヴィンテージギブソンは、約3.63"×1.56"(9.22cm×3.96cm)』となります。

IMG_2478a_201606201912006e9.jpg 私が入手したⒷノー・ブランドもこのThunderbuker Ranchのものと同寸だったので、オリジナルのサイズに近付けるべく手を加えました。縦×横はどうしようもないので、厚みは底面を削り落して薄くして、ケーストップの取付けビス穴の径を拡げました。左画像は厚み調整後のもので、元はⒷとⒸは同じ厚みだったのですが、Ⓑの厚みを1mm削ってⒶと同寸にしています。


 外周が網線のシールド配線も60年代の網線に近いものに交換しています。メッキの擦り傷や曇りの加工はなかなか難しいので、ペーパーとスチールウールで傷付けた後はこれからの使用による痛みに期待するという事にしておきます・・・(汗)。

 テスターで測定すると、Ⓐオリジナルのフロントピックアップの内部抵抗値は8.4kΩ、Ⓑノー・ブランドはカタログでは9.2kΩだったのですが実測値9.65kΩでした。良好なピックアップバランスとなりそうな期待を抱かせてくれる数値です。

IMG_2466a_20160620191431144.jpg         IMG_2470a_201606201914318d2.jpg


 Ⓐピックアップをこのようにボディーから取り外ししているのには、回路変更を行う為とは別の要因がありました。私はThunderbirdを弾く際はピックを使用しているのですが、そのピックでⒶピックアップのカバーを叩くと“コン・コン”とアンプから結構な音量で打音が聞こえていたのです。これを防ぐ対策ができないものかと、ボディーからピックアップを取り外して検討してみたのでした。

 ピックアップ裏面のスチール底板を固定用のハンダを溶かして取り外しかけたのですが、ハムバッキングの2個のコイルはピックアップカバーに粘度の高いグリス状の充填剤で取付けられており、コイルの摘出は断念しました。ただし底板を再取り付けする際はCクランプでカバーと底板を締め付けてハンダ付けを行ったので、空隙が減少したのかピックでの打音が減少しています。この作業中は緊張の連続だったので、写真はありません(汗)。



10556a.jpg こちらは、最近e-Bayのオークションに出品された1964 Gibson Thunderbird IVで、極レアなカスタム色“Frost Blue”です。 即決価格は100,000ドル(約10,800,000円)です。「ふーん、百万円か」と思ったアナタ、桁が違います(笑)
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F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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