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Category : Fullertone Guitars JAY-BEE
 相も変わらず、細かな事をやっています・・・(汗)。これまでに色々と手を加えてきて、気に入った出音となっているFullertoneのJBですが、今回はルックスをより好みの物とすべく、ピックガードを交換しました。

 ここしばらくは入手時のオリジナルのグリーンガードを少し緑の薄い物に交換して使っていました。

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 昨年末に66JBに同年代のホワイトピックガードを入手して取り付けして、それまでのピックガードは取り外していたのですが、そのピックガードは某エイジド加工専門店でオーダーしたもので、エイジドホワイトの汚れ具合が気に入っていたので、これをFullertone JBに取り付ける事にしました。

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 ただし、そのままポン付けとはいきません。同じJBタイプとは言え、ピックガードの取り付けビス穴のピッチには個体差があるので、ビス穴を一旦埋めて穴を開け替える必要があります。

IMG_0148a.jpg 今回、穴埋めに使用したのはホームセンターで選んできた水性の白パテです。水性にしたのは不要な箇所にパテが付着しても乾燥する前なら拭き取れるからです。これまでこのような穴埋めの際にはホットボンドを使用していたのですが、それよりもパテの方が硬化後の硬度が高いので、仕上がりに期待が持てます。


 これまでのビス穴の全てをパテで穴埋めしました。水性なので乾燥すると肉痩せする為に、痩せ具合をチェックしながら計4回のパテ付けを行っています。一般的なパテ埋めは山に盛って硬化後にパテを削るのですが、このピックガードはラッカー塗装で汚れが入れてあり、パテを耐水ペーパーで削るとその周囲の汚れも消える事になるので、その意味でも少しづつのパテ付けとなっています。

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 パテの容器に色調は白と記載されていたのですが、実際はオフホワイト色で、エイジド加工された白ピックガードに色合いがとても馴染んでいたので、ラッカー等による色合わせは行っていません。ただし乾燥したパテ表面は艶消しになったので、クリアーのラッカーを筆で薄く塗っています。

IMG_0151a.jpg オリジナルのグリーンガードからビス穴の位置をトレースして、穴開け・皿グリを行いました。ピックガード取り付けビス穴の径は勿論の事、ピックアップフェンスやサムレストの取り付けビス穴の径も60年代のピックガードの穴径を測定して、穴開けドリル刃の選定を行っています。


 取り付けビス穴には箇所により最大で1mm程の位置ズレがあったのですが、ピックガード全体にエイジド加工が施されているので、それほど気にはなりません。又、位置ズレした穴の内側にはパテが充填されているので、白+黒+白の3プライの黒はないのですが、その不具合はビスを取り付けると見えなくなります。

IMG_0152a.jpg ビス穴を開け替えしたエイジドホワイトのピックガード<右>をこれまでのピックガードと並べてみました。<中>がこれまで取り付けしていた緑の薄いグリーンガード、<左>はFullertoneのオリジナルの緑の濃いグリーンガードです。比べるとそれぞれの色味の違いがよく分かります。


 エイジドホワイトのピックガードを取り付けしました。色褪せたショアライン・ゴールドのボディーには今回のエイジドホワイト色のピックガードがよりマッチングすると感じています。

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IMG_0156a.jpg 出音や操作性そしてルックスまで私好みとなったFullertone JBです。大切に扱っている“本妻”の61JBは“本番”のみの使用で、自宅やバンドでの練習ではこればかり弾いています。
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 前の記事でFullertone JBに取り付けするペグを選択したのですが、同じタイミングでペグ・ブッシュも比較して選択しました。

 米国のインチ規格ならともかく国産のミリ規格のペグ・ブッシュならどれもほぼ同じものと思っていたのですが、実際に下のようにノギスでブッシュの外径、内径、そして重量(4個計)を計測すると・・・、

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IMG_9131.jpg 手持ちの4セットの計測値は全てバラバラという結果となりました。


 先の記事のペグ選択でこだわったのは“重量”ですが、今回のブッシュ選択でこだわりたかったポイントは“遊びの無さ”です。以前にFullertone JBに取り付けしていたペグのポストとブッシュには隙間があり、そこでポストが弦の張力で傾き、ブッシュが浮き上るというマイナートラブルがあったので・・・。

 上の4セットの中で最も内径の狭い(14.2mm)右端のブッシュに先の記事で選んだペグのポスト(ポスト径14.0mm)を挿し込むと遊びが殆んど無くなりタイトな収まりとなったので、これをFullertone JBのヘッドに取り付けする事にしました。

IMG_9134.jpg 取り付け時にはこのブッシュの外径が18mmと大きめだったので、これまでのブッシュ穴をリーマーとヤスリで拡大し、シャコ万を使って押し込みました。かなりタイトに押し込んだので、これまでのように接着剤の塗布は不要で、今後ブッシュがぐらつく心配は皆無と思います。


 さてこれでペグの取り付けを行なおうとすると、ペグのポストとブッシュの遊びが無くなった為に、これまでのペグ取り付け用のビス穴にビスが入り辛くなった箇所があったので、時間を掛けて修正しながらの取り付けとなりました。メーカーでの生産時の素早いペグの取り付けの為にはこの“遊び”が必要なのでしょうが、私にとってはこの一手間がとても楽しめる時間となり、精度の高いペグ取り付けとなりました。

IMG_9136.jpg ペグのポストとブッシュの遊びが無くなったとはいえ、ペグ取り付け後のチューニングはとてもスムースに行えます。又、弦の張力によるペグ・ポストの傾きが抑えられるので、今後のウォームギアへの悪影響も無いと思われます。


IMG_9141.jpg そしてペグポストとブッシュ間に遊びが無くなった程は弦の振動が余すことなくネックに伝わる感触がしています。ペグがこれまでよりも軽くなったのでコンプ感が少し減少したのですが、逆に抑制されていた立ち上がりの暴れ具合が増して発音が良くなったのも確かで、かつヘッド落ちが減少したという良いこと尽くめのペグ交換となっています。


 軽量ペグでは明るさと歯切れが得られ、重ためのペグではどっしりとしたコンプ感が得られるのは経験で分っていたのですが、その中間の重量のペグでは重みと歯切れがミックスされた、これはこれで美味しい出音となるのが分かった今回のペグ交換でした。何事もやってみなけりゃ分からないですね。
IMG_9148.jpg 国産のFender JBタイプとしては私の一番のお気に入りのFullertone JBですが、オリジナルのGotohの軽量ペグGBR640は出音が明るく感じたので、通常のヴィンテージタイプのペグに取り替えて使っていたのですが、このペグには少し不満がありました。


IMG_9073.jpg このペグはルックスはヴィンテージそのものなのですが、ペグの回転方向がヴィンテージの逆巻きではなくて順巻きだったのです。所有する他のヴィンテージベースと持ち替えてペグを操作した際に「あれれ?」となる事が多かったので、逆巻きペグに交換する事にしました。




 手持ちに何種類かのペグがあったので、その中から次のペグを選択する事にして、先ずは重量を測定してみました。

① ① これまで取り付していたメーカー・品番不明の順巻きペグ 97g 


② GB-8 ② Gotoh GB8 102g 


③ GB-9 ③ Gotoh GB9 107g 


④ vintage ④ 60年代初期のヴィンテージペグ 105g 


⑤ ⑤ メーカー・品番不明のペグ 84g 


 Gotohの軽量ペグGBR640も持っているのですが、これは使いたくなかったので画像はありませんが、以前の計測で重量は62gでした。



 以上、見掛けは同じクルーソンタイプのペグなのですが、重量はそれぞれ異なっています。細かくなり過ぎるので記しませんが、磁石でペグの各パーツ材質のチェックを行ったところ、ペグ毎にスチール、ブラス、他の合金の使い方もバラバラでした。

 この重量の測定結果を参考にしてペグの選択を行いました。④の60年代初期のヴィンテージペグ 105gは以前に取り付けしたことがあり、その重量の為に出音の立ち上がりにグッとコンプ感が加わる事は分っていたのですが、コンプの掛かり過ぎ感があったのと、ヘッド落ちも気になっていたので、同等の重量の②と③と共に今回のペグ選定から外しました。

 ①はこれまでのペグだったので、残りは⑤のメーカー・品番不明のペグとなるのですが、その84gという重量にも興味が沸きました。ヴィンテージペグの105gとGBR640の62gのちょうど真ん中の重量ですので。

IMG_9117.jpg ⑤のメーカー・品番不明のペグを取り付けする前に少し加工を施しました。画像内のペグの矢印部分の出っ張りというか跳ね上がりがデザイン的に気に入らなかったので・・・。


IMG_9121.jpg 万力に挟んで該当部をヤスリで削りました。


IMG_9123.jpg ここはペグとシャフトとの緩み防止為のカシメ加工箇所だったので、カシメはギリギリ削らずに残しているのですが、加工後(After)は目に馴染むルックスになっています。


IMG_9129.jpg 取り付けするFullertone JBのボディーとパーツにはメーカーで言うところのヘビーラステッド(エイジド)加工が施されているので、綺麗なペグ表面に薄く擦り傷を入れました。今後使う間にニッケルメッキがくすんでくる筈です。


IMG_9143.jpg ついでにこれも綺麗だったブリッジプレートにも同様な擦り傷加工をしました。


 そして選んだペグをFullertone JBに取り付けとなるのですが、この度はペグ・ブッシュにもこだわったので次回記事に続きます。
IMG_9483b.jpg 前の記事で触れたのですが、Fullertone JBの電磁ノイズに対処しました。症状は、無音状態でアンプからジーという連続音が聞こえるのと、弦やコントロールプレートに触れるとチチッというタッチノイズが聞こえるというものでした。


 ボディー内の電気パーツを単体でチェックしても原因が分からなかったので、コントロールとピックアップキャビティー内に電導塗料を塗布し、電磁シールド化する事での対処としました。

IMG_9497a.jpg ボディートップに取り付けられていた電気パーツを取り外して、電導塗料が不要な箇所に付着しないように、コントロールとピックアップキャビティーとボディートップとの周囲をマスキングテープで縁切りしました。


IMG_9498a.jpg 使用した電導塗料です。これまでは右のFreedom C.G.R. のNoise Hell SP-D-01を使っていたのですが、残量が少なくなったので、今回は左のSONICのSP-01 Water-Based Shielding Paintを使用しました。


IMG_9505a.jpg SONIC SP-01は水性のドロッとした液体で、塗った直後には刷毛ムラができるのですが、乾燥すればフラットになります。確実な電導性を求める為に数時間の乾燥後に2回目を塗布しています。


IMG_9562.jpg そして2回目の塗布から丸一日放置して、マスキングテープを剥がし、テスターで各ポイント間の抵抗値を計測して電導塗料の塗布にムラが無いのを確認しました。


IMG_9570.jpg ピックアップキャビティー底にブラスのアースプレート付きのスポンジ付を置き、コントロールキャビティー底にもアースプレートを敷きました。アースプレートはビスでボディーに取り付け、導電塗料に密着させています。そして各アースプレート間はリード線で繋いでいます。


IMG_9573_20190128113251414.jpg ピックアップとコントロールプレートを接続しました。


IMG_9522.jpg エイジド加工されたピックアップ取り付けビスはこれまでの使用で錆が進行していたので、錆落としを行なっています。エイジドの深化の為の錆はOKですが、本当の錆の進行はNGですので・・・。


IMG_9578.jpg キャビティーの電磁シールド化が終わったので、アンプに接続して効果を確認したところ、これまでのノイズは何だったの?と思える程にノイズレスになっていました。当然の事、弦へのタッチノイズも無くなっています。


 キャビティーの電磁シールド化というと、よく出音の高域が減少してヌケが悪くなったというケースがあるのですが、今回Fullertone JBへの悪影響は感じられなかったです。常々トーンツマミを少し絞ってプレイしているので変化が分かり辛いのかもしれないのですが、ノイズレスとなってプレイしていてストレスを全く感じられないという効能の方が大きかった今回の電磁シールド化でした。

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IMG_5642.jpg 気に入って使っているFullertone JAY-BEE ですが、ペグ廻りで気になる箇所がありました。


 チューニングを行う際にネックヘッドを眺めたら、2弦と4弦のペグポストをヘッド表面で受けるブッシュに浮きがあるのが分かったのです。

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IMG_5634.jpg これはFenderのペグではよくある事なのですが、上画像をよく見るとポストも指板方向に傾いていて、左画像ではブッシュ付近に塗装クラックが発生しているのが見えます。デフォルトのエイジド処理でクラックが入れられているのですが、本当のクラックとなるとやはり気になりますね(汗)。


IMG_5647.jpg 先ずはブッシュの浮きを修整しました。ペグを取り外して、シャコ万でブッシュを押さえ込み・・・、


IMG_5649.jpg ヘッド裏側から、ヘッドのポスト穴とブッシュとの隙間に瞬間接着剤を少量流し込みました。




 次にはペグ交換を行ったのですが、その理由は以下です。

 このFullertone JAY-BEE 60にはデフォルトで、Gotohの軽量ペグGB640が取り付けられていて明るめの鳴りとなっていたのですが、私は立ち上がりにもっとコンプの掛かった出音が好みなので、今は廃番となっているGB9に取り換えていました。

 左のGB9のペグ単体の重量は108g、右の60年代のヴィンテージペグは106gと、同様の重量なので、ネックの振動具合は私好みとなっているGB9でした。

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IMG_5659.jpg ただし今回ペグを取り外してチェックしたら、ペグプレートとペグポストの取り付け具合に“遊び”があり、ポストがカクカクと少しの角度で動くのが確認できました。この“遊び”がある為に、弦の張力に負けてペグポストが傾き、ブッシュも浮いていたのと思われます。(4個のペグ共にこの状態だったので、これがGB9の仕様なのでしょうね。)


 出音は気にいっているのですが、このままGB9を使うと再び今回のブッシュ浮きやポストの傾きが懸念されたので、ペグを交換しようとなったのです。

IMG_5656.jpg 交換したペグは以前からストックしていたものです。メーカー・品番は不明なのですが、ルックスはかなりヴィンテージ・クルーソンペグに似通っているもので、順巻きなのと重量が97gと少し軽いのがヴィンテージ・クルーソンペグとの相違点です。


IMG_5666.jpg ペグプレートの裏面にはペグシャフトを受ける2個のU字金具の爪が4箇所あるのですが、ここもヴィンテージペグ同様にプレート面から飛び出ています。ヘッド裏面には以前ヴィンテージペグを取り付けした際に爪の逃げ穴を掘っています。


IMG_5667.jpg ペグを交換しました。上記の爪の逃げ穴が有効に作用して、ペグプレートはフラットのままでネックヘッド裏に固定されました。




IMG_5674.jpg ペグの交換後にアンプからの出音をチェックしました。ペグ4個で44gの軽量となったのは、やはり弾き心地や出音に変化をもたらしていました。これまでは弦を弾いた瞬間に“ゴンッ”というコンプ感を覚えていたのが、これが薄まり、かつ少し明るめの成分が出音に加わっていました。

 この出音の変化は「これはこれで良し!」と感じられるものなので、今後も変わらずこのFullertone JAY-BEEを弾き続けていこうと考えています。ペグ交換により、ブッシュ浮きの不安からも解放されたと思われるので・・・。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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