Category : Fender 66PB
 ベースマガジンを買わなくなって久しいのですが、時々発売されるヴィンテージベースのムック本は買っています。最近、こんなのが発売されました。


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 入手してペラペラとめくったら、先ずはそこに掲載されているベースの多さに驚きました。機種毎ではなくて50~80年代の年代毎にベースがひたすら掲載されていて、(読み込む必要がありますが)その年代におけるFenderの特徴が分る仕組みとなっています。データ本としては良くできているのでは?と思う私です。

IMG_1514.jpg 5月に東京でお会いした宮さんの65PBが・・・、


IMG_1184.jpg宮さんの入手前のバラバラ写真付きで、見開きページに掲載されていました。うーん、恰好良いです(笑)


IMG_1185.jpg P64に掲載されているのは、バーチーズに委託販売に出している私の66PBです。取材時にバーチーズ千葉さんから連絡があり、取材を了承していました。


 他ページのベースと比べて、色味が悪く写っているのですが(汗)、実際はもっと綺麗です。気になられた方は、このblogの66PBのカテゴリーをチェックしていただき、詳細はバーチーズにお問い合せください。自分で言いますが(汗)、しっかりとメンテが行き届いていて良いベースです(笑)

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 PBのメンテが続きます。66PBです。

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 PUのウレタンクッションの交換

IMG_9101.jpg へたっていたPUのウレタンクッションを交換しました。これは消耗品ですから、時々交換しています。

 ポールピースのアース落しは以前から行っています。私のベースの共通仕様です。


 強化シールドプレート作製

 プラグを抜く時にジャック廻りのピックガードがプラグに引っ張られて、曲がって浮き上がっていました。このままではビス穴部からの破損となりうるので、そうなる前に先般SB-2にも施した対策を行いました。

IMG_9104.jpg コンロールキャビティのザグリにぴったりと合う大きさに1.5ミリ厚のアルミ板をカットしました。


IMG_9108.jpg これをピックガードに取付けました。ポット、ジャックで締め付けて一体になっていてジャック周辺は強固になっているので、プラグを抜き差ししてもビクともしなくなりました。

 トーンコンデンサーはデフォルトでダイレクトロンです。出音に不満はありません。


 指板にレモンオイル塗布

 ナットの4弦の溝切修正 



IMG_9018_20120105102348.jpg この66PBが私にとっての“PBの音”の指針となっています。この前にメンテ&モディファイした63PBが“ガッツな音”(多分ライトアッシュボディが要因?)なら、こちらの66PBは“もっちりとした音”で、どんな時にも使えるとなると66PBになります。
IMGP7204.jpg 以前、PUのポールピースをアースに落としていた66PBなのですが、アース不良箇所があったのでやり替えをしました。興味のある方は同じ様にやってみて下さい。


IMGP7201.jpg 先ず、PUをボディから取外す前にガムテープを貼って2ケのコイルの位置を固定します。


IMGP7196.jpg ビスを緩めて、そのままひっくり返してアルミテープをこの様にカットして貼り付けます。アルミテープはホールピースとアース(コールド)端子のみに接する様に形状を決めて下さい。この場合のアース端子というのは2ケのコイルそれぞれについてでは無くて、直列接続した1つのPUとしてみたアース端子という事です。PUによってはアース端子の位置が違うものがありますので、注意して下さい。


 ホールピースとアース端子とアルミテープの間に導電塗料を塗って短絡します。導電塗料はほんの少しで大丈夫です。大きく塗ってグレーボビンを汚すのは嫌ですし・・・。テープを貼る前にホールピースにニスが乗っていたら短絡不良となるので、カッターの刃か彫刻刀で削って落とす必要があります。

IMGP7202.jpg 2ケのコイルにまたがる部分のアルミテープには余裕を持たせます。私の66PBの場合は左画像の様に各弦の出力バランス取りをしたら、この様に高さが違ってきますので、そのクリアランスの確保の為です。


 導電塗料は直ぐに乾くので、テスターでポールピースとブリッジの間で抵抗をチェックします。抵抗値がゼロで導通していればOKなので、ボディにPUを戻します。これで指がポールピースに触れた際のブチッというノイズは消えるか減少します。PU本体から常時出るノイズはこの方法では消せないので、ご了承下さい。

 古いベースでPU内部でコイル線の被覆が劣化して、今回の作業をする前に既にポールピースとPUのホット側(もしくはコールド側)間に導通があるものがあります。(←私のベースで1本こんなのがあります・・・汗)この様なPUのポールピースをアースに落とすと、音が出なくなるか小さくなるので、事前のテスターでのチェックは必須です。
 ポールピースのタッチノイズ対策で、ポールピースをアースに落す処理を66PBにも行いました。PBの場合は1つのPUに2つのコイルがあるので少しややこしくなります。

_IGP3674.jpg 先ずはPUをキャビティから取出したのですが、この状態に驚きました。高さ調整用のウレタンが劣化して裏側にペキペキに固着していました。


_IGP3679.jpg これを彫刻刀を使って慎重に除去すると、グレーボビンが現れました。しかし残念ながら(この当時は鉛筆書きされている筈の)PUの製造日は判別不可能でした。


_IGP3686.jpg さて、予定していた処理を施しました。PBの2つのコイルには計4つの端子が有るのですが、1つのPUとしてみたらコールド端子は左画像で言えば一番下の黒リード線が付いている1ヶ所だけになるので、これにホールピースからのアースラインを繋ぐ事になります。粘着テープ付きアルミを画像の様にカットして2つのコイルに貼り付けました。


 アルミの2つのコイルにまたがる部分は、それぞれのコイルの高さ調整に対応出来るように余裕を持たせています。尚、PUをキャビティから取出す前にPU表側をガムテープで貼って2つのコイルの相互位置を固定しています。

 そして、各ホールピースとアルミ、そしてコールド端子部に上画像で黒い米粒に見える様に、導電塗料をグレーボビンを極力汚さない様に最小限塗布して、導通させています。

DSCF9373.jpg この処理を終えたPUをキャビティに戻して試奏した結果、前回のJB同様に左手で弦に触れている状態では、右手のポールピースのタッチノイズは発生しなくなっていて、とても扱い易くなっています。


 私のケースと同様なノイズに悩んでおられる方は是非ともお試し下さい。簡単で確実なノイズ対策となります。結果が気に入らなければ、直ぐに元の状態に復帰出来るのも美味しいポイントです。あっ、今回はPUキャビティ全体に導電塗料を塗ったのではないので、あくまでもポールピースのタッチノイズのみに対しての対策です。さすがにビンテージベースのキャビティ内を黒く塗り潰すのは気が引けるので・・・。
 日曜日(7日)の夜、地元のJazz café【マルフク】で行われたBlues sessionに出掛けました。セッションといっても私のThe All Your Love Blues Bandのメンバーの他は誰も参加者がいなくて、自分達のステージをこなしました・・・。と書くと寂しいセッションだったの?と思われるかもしれませが、この日はフルメンバー13人が勢揃いで賑やかに演れました(笑)。

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 この日、嬉しかったのは、ママになって子育て奮闘中のアルトサックスのあいちゃんが参加してくれた事です。一年半振りの参加でしたが、以前演っていた曲をソロを含めてバリバリと吹いてくれました。あいちゃん、未だお出掛けライブの参加は無理でしょうけど、地元のライブには顔を出してくださいね。

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_IGP3001.jpg そしてこの日はもう一つ久し振りな事があって、私の持っているPB2本を持ち込んで弾き比べを行いました。最近はJB系のベースばかりを使っていたのですが、先日手を加えたTele Bassの影響もあって、同じくシングルコイルのPBも弾いてみようと思いたったのです。

 日曜日だったので、朝から弦をチューニングしてネックを馴染ませておいた63と66のPB2本をネックの反り加減、弦高、PU高等を極力揃えたセッティングにしておいて、夜のセッションに持って行きました。


 左がフルオリジナルの66PB、右が“アッシュ”ボディリフィニッシュの63PBです。カメラからは同一距離に置いているのですが、ブロンドフィニッシュの63PBが一回り大きく見えています。

 その63PBの出音は、アッシュボディという事からイメージする70年代後半の重た目のものではありません。このアッシュはとても軽量な材でして、イメージするにその木の内部の導管に吸い込まれていた水分は全てカラカラに乾き切って、ボディの中身がスカスカになっているかの様です。その為にあまり芯の有る出音には感じずにフットワークの軽い音と言った方が良いかと思います。

 比べて66PBは正しく私がイメージするPBの音です!中低域がグッと圧縮された濃厚な出音で押し出し感は十二分にあります。フレーズのここぞというところで右指に力を込めると、ズボッと沈んでくれるのがとても心地よいです。

 音の好みで言えば66PBに軍配が上がるのですが、レアと言えばブロンドの63PBと言う事で、私にとっては手放す事が出来ないこの2本となっています。

プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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