Category : Other Basses
 カズくんが持込んだベースを紹介します。幅の広い彼の嗜好が窺えます。

 62PB
IMG_3453.jpg フルオリジナルの62PBです。弦を弾いた際のネック&ボディーの揺れは、私の61JBと近い感じがします。この年代の楽器にしか出せない“味”があります。これを“味”の一言で片付けてしまって、文面で表現出来ない私の文章力の乏さが悔しい(泣)


 Sadowsky
IMG_3454.jpg サドのギラついた出音は苦手とする私ですが、プリアンプをオフって弾いてみると、しっかりとローが出ていて、かつとても立上りが良いのに驚きました。E弦解放はこの日チェックしたどのベースよりも大きな音で、サムピング1発でドッカーンです。「NYCは一味違うぞ」ってところでしょうか?ボディートップの木目も高級感溢れるものでした。ボディーが小振りなディンキー仕様とも相まって、無駄な贅肉を極限まで削ぎ落としてチューンナップしたF1のイメージがします。


 Citron
IMG_3455.jpg ハイC仕様の5弦です。厚いマホガニーを削ってアコ・ボディーにしているもので、こちらもお高そうです。2~5弦は通常の4弦ベースと同じで、ロー弦を弾くと“アコベース”の感覚なのですが、ハイC弦が絡むと“アコギ”となってしまって弾くフレーズが思い浮かばなかった私です(汗)。コードプレイが出来たら面白そうです。


 もう1本Fender Custom shopのJBも弾かせていただきました。ハカランダ指板、アビゲイル・イバラ女史がコイルを巻いたPUを搭載等のハイスペックなベースなので、これからの“育ち”が楽しみなところです。アビーといえば、最近引退されたそうです。私の61JBのPUも彼女がコイルを巻いたのかもしれません。長年、お疲れ様でした。

 これまで多くのベースを所有してきて、そしてこの日も何本かを弾いてカズくんが出した答えは、「やっぱり僕は60年代頭のFenderが好きだ」というものでした。ヴィンテージベースの価格が高騰しつつある昨今、入手する事は難しくなりつつありますが、情報のアンテナを張り巡らしていつかは理想のベースに巡り合えば良いですね、カズくん。

 さて、次回はカズくんの持込みしたアンプ類のエントリーです。
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 1月の広島ベース会で知合いになったカズくんが、私のスタジオにいらっしゃって、2人だけのプチ・ベース会を行いました。2人だけとは言っても、私が7本、カズくんが4本の計11本のベースを持込んで、5時間に亘る濃くて熱い試奏&トーク会となりました。

 カズくんはまだお若い方なのですが、行きつけの楽器屋曰く「広島で一番、数多くのベースを買っている」との事です。ただこれまで購入した数十(百?)本のベースを全て持っているのではなくて、自分にベストなベースを求めて売り買いを繰り返しているそうです。そして最近は「自分にベストなのはヴィンテージFenderではないのだろうか?」という思いが強くなり、私の持っているベースを試してみたいとオファーがあったのでした。



 写真を撮り忘れたベースもあるのですが、この日2人が持込んだベース&機材を紹介します。先ずは私のベースです。

 61JB
IMG_3448.jpg カズくんから「是非とも・・・」とのオファーがあった61JBです。リフィニッシュ物でヴィンテージ価値は低いのですが、これまで私が弾く機会のあった他のヴィンテージベースと比べて、弾き易さ・鳴り・出音等で負けた気がした事は無くて、私にとってベストなベースです。カズくんからも「これは良いですね」との評価をいただきました。


 66JB
IMG_3449.jpg 61JBと比べると明る目の出音となります。一般的にJBの音と認知されているのはこちらの音かも知れません。


 66PB
IMG_3450.jpg 写真を撮り忘れた63PBと弾き比べをすると、61JB:66JBの音の対比と同じく63PB:66PBとなると思います。沈み過ぎず、ある意味使い易いPBです。


 68TLB
IMG_3451.jpg シングルポールピース特有の、強く弾くと“消える魔球”となる出音に手こずっていたカズくんです(笑)。弦を垂直に押込む様に弾かないとローが出ないのです。


 68Thunderbird non-reverse
IMG_3452.jpg 最近、私とshinmei_tさんの2人で盛り上がっているノンリバです(笑)。左手にブルブル感じるネックの揺れに「気持ちイイ!」とのカズくんでした。カズくん曰く、「61JBと63PBとノンリバの3本が有ったら、他は要らないですね・・・」、「はい、私もそう思います(笑)」


 写真無しのYAMAHA BB-Limitedですが、これはなんと以前カズくんが高校生の頃に持っていた物との事です。ハイハネだったのでフレットレスにした後に、「色が高校生にとっては渋すぎた」ので手放して、その後に私が入手してフレットを打ち、現在に至っています。

 この後はカズくんの持込み機材となるのですが、それは次回のエントリーにて・・・。
 先週の土曜日に福岡に行った際、ライブ会場の【Dreamboat】入りする前に現地の知り合いのアガタさんの紹介で新規のヴィンテージギターショップを訪れました。そこは博多中洲のビルgate'sで、ライブハウスのGate's7と同じ7階フロアーに出来た【ギタートライブ 福岡店】で、大阪にある本店の福岡支店となります。

GUITAR_TRIBE_FKUOKA_1.jpg


 この日(4月27日)は丁度プレオープンで、改装工事関係者向けの内覧だったのですが、改装を手掛けたアガタさんの案内でお店を拝見させていただきました。木質フロアーと黒の壁・天井のシックな内装で、訪れた際はスタッフの方が壁のギターハンガーにギターをレイアウトされているところでした。

 アガタさんに紹介された【ギタートライブ 】社長の井上さんとお話をしていると、「これを試してみて下さい」と手渡されたベースがこちらです。

SLIP JB


 これは、【ギタートライブ】がプロデュースして個人工房に作らせているSLIP!!というブランドのJBタイプのベースです。パッと見、何の変哲も無いパッシブのJBなのですが、アンプに繋いでみるとその出音に驚きました。先ずはローの出が半端無いです。E弦解放がドッカーンときます。ハイの響きも充分で、高音弦も音が細くはありません。

 試奏に使ったベースアンプのMarkbass Mini CMD 121Pは私も持っていて、手持ちのJBで使うと少しEQのローをプラスしているのですが、このSLIPのJBではEQはフルフラットで全音域に亘ってバランス良い出音でした。少しの時間の試奏だったのでアンプのEQは触らなかったのですが、追い込むと更に気に入った出音になるものと思います。

 井上さんにPUの種類を聞いて更に驚きました。“普通”のダンカンのSJB-1でした。私もこれまでSJB-1を試しているのですが、あまりに“普通”過ぎて色気を感じなくて、同じくダンカンのアンティクティがベストのPUと評価していたのですが、このSLIP!!のJBではSJB-1のままでかなり満足出来る出音でした。

 弾きながら井上さんのお話を聞いていると、「なるほど、これがこの出音の良さの要因か!?」と分かってきた事があります。それはネックの揺れがとても大きいのです。右手の指で弦を弾くと同時にネックを持つ左手には弦の振動がブルブルと伝わります。

 「ネックは揺れれば良いというものでは無い、弦振動のエネルギーがネックを揺らす事に費やされてサステインが減少するから」とお考えの方もいらっしゃいます。ただ私は弦振動が一旦ネックを揺らした後にネック材の音響特性を伴って弦に振動がフィードバックする感覚(実際見えている訳ではありませんがイメージです・・・笑)が好きなので、“揺れてくれるネック”が大好物となります。

 “揺れるネック”は弦を優しく弾くと揺れを押える事が出来るのですが、“揺れないネック”はいくら弦を強く弾いても揺れてくれませんし・・・。

 井上さんは、「やはりギターはネックが一番重要」との事で、OEM生産で他のメーカーが作ったネックやボディーを組み付けるだけの工房が多い中で、SLIP!!は全て板(バン)から作っていると聞かされて、納得できた私です。

 私が持っているFullertoneのベースもネックが良く鳴るのですが、これはデフォルトで付いている軽量ペグに因るものが大きいです。一度ヴィンテージのペグを取付けした事があるのですが、その時は「あれれ?」と思うほどに鳴りが減ってしまって元の軽量ペグに戻しました。代わってこちらのSLIP!!には一般的な重さのGOTOH GB2が付いているのですが、このペグでこのネックの振動具合は、正に良く枯れたヴィンテージベースと同等の感じです。ペグの適度な重さはコンプ感をプラスする事にも繋がっているものと思います。

 SLIP!!は塗装も極薄のニトロセルロースラッカーにするなど“鳴り”を最優先にした作りとなっているそうです。

 円安でおいそれと60年代初期のベースが購入出来なくなった昨今、今回試奏したSLIP!!はヴィンテージベースに代わって“現場で使える”1本として選択肢に挙げても良いのではないかと、短い試奏時間だったのですが、そのように感じました。

 時間を見つけて、再び福岡を訪れてSLIP!!をゆっくりと弾いてみようと思います。【ギタートライブ 福岡店】の併設スタジオにはAmpeg SVT blueline(本物!)が置いてあってこれで出音をチェック出来るというのも魅力です。井上さん、又お伺いします。アガタさん、良い店をご紹介していただき、ありがとうございました。
IMG_2231_20121219185423.jpg 壁にズラッと掛けられたベースをポカ~ンと口を開けて眺めていた私は、RS修平さんの「どれでも弾いて下さい」の言葉に、「これは夢では無い!」と我に返ったのでした。


 こんな時には「遠慮」の二文字が頭から消え去る私です(笑)。気になったベースを次々に掴んでは、スタジオで試奏を行ったのでした。ただレオスキ基地訪問がライブ移動中で、数本のベースの試奏がそれぞれ短時間となったので、下記のインプレは上っ面な中身になっているかも知れません。ご容赦ください。



IMG_2254.jpg 王道60JBです。JBが世に出た初年のモデルで、当然スタックノブです。スタックノブはコントロール内部に直列抵抗が入っていて、出音に何かもどかしさを感じる個体を弾いた事があったのですが、この個体ではそのデメリットは感じなかったです。どのポジションを弾いてもちゃんと反応してくれるこの年代の特徴も確認出来ました。


IMG_2256.jpg ベスト・オブPBと呼ばれる62PBです。ペイントはリフィニッシュで、PUもK&Tでリワインドされているそうです。重さの中にも明るさを感じる出音でした。


IMG_2257.jpg この62PBにはやられました。特に4弦の沈み具合は尋常なものでは無く、今回試奏させていただいた中では一番、いや私がこれまで弾いたベースの中でもベストと思われる程のファットな出音でした。もし私がセットアップさせていただくならば、PUの4弦側を沈めるでしょうね。思わず、“What's Going On”のフレーズを弾いてしまったのは当然の事です。


IMG_2249.jpg 憧れのThunderbird Ⅳです。最近トリビュートバンドでThunderbirdの“ような”ベースを弾いていて、それはそれで私なりに気に入るようにセットアップしていたのですが、“本物”はやはり“別物”でした。手に触れるネックやパーツの質感、腹に伝わるスルーネックの鳴り具合がとてもしっくりとします。出力の大きいハンバッキングPUで低域がかなり暴れるのですが、2PUなのでハイを加えて暴れをコントロールするのが、Thunderbird Ⅳの楽しみ方のようでした。ストラップで吊ってもヘッド落ちがあまり気にならなかったのもパーツの重量配分が適切だからなのでしょう。


IMG_2252.jpg 最後は何と言ってもFenderbirdです!ネックを握った瞬間に「太っ!」と感じました。最近70年代のPBを弾く事が無かったからなのですが、先程の63Thunderbird Ⅳとはネックの握りが全く異なっています。そして、その左手は70年代のPBそのままを感じ、右手はThunderbirdを感じるという、不思議感(違和感じゃないです)を覚えました。出音もマホガニーボディーとハンバッキングPUによる深い低域に、メイプルネックの立上りの良さがプラスされています。

 上記の印象から、PBThunderbirdの特性が融合したと言うよりも、PBThunderbirdがそれぞれの強い個性を持ったまま合体したと言えると思います。そしてこれこそThe Whoジョン・エントウィッスルが望んだ結果なのでは?とも考えます。




 以上、数本を短時間での試奏だったのですが、どのベースも極上のコンディションでした。元々の固体の良さに専属ギターテクのJIさんのメンテが施されているからと思われます。ケースから出されてもチューニング済みで即試奏OKでしたし、ベースに触れると無意識にネックの具合をチェックしてしまう私が、全てのベースのネックが少しの順反りになっているのと弦高が同じなのも確認していますので。

 専用の機材庫、ディスプレイスペース、スタジオを持つレオスキ基地はプレイヤーにとっても(ギターを含む)ベースにとっても夢の基地でした。

 レオスキさん、この度はレオスキ基地にご招待をいただきありがとうございました。時間がなくてあまりお話が出来なかったのですが、次の機会にはゆっくりとお話させてください。



IMG_2260.jpg おまけ。。。

 ウチのギターのアキラ氏は54ストラトを弾かせていただいて、「もう死んでもイイ」と言っていましたが、ダメですよ、そんな事言っちゃ。もう少しウチで頑張っていただきますので・・・(笑)。
 12月15日(土曜日)に久留米のライブに行く前に博多に立ち寄りました。先日エントリーしたFenderbirdのレプリカを作製したレイナード・スキナードのトリビュートバンドのレオタード・スキナードさん(以下レオスキさん)から、「レオスキ基地にいらっしゃいませんか?」とのお誘いをいただいていたのでした。

 博多某所に在るレオスキ基地では、レオスキさんのギタリストのお2人RS修平さんと寿庵さん、ベーシストのアガタさん、そして専属ギターテクのJIさん達による出迎えをいただきました。そして、「こんにちは」の挨拶が終わるやいなや、機材庫からキャリーで運ばれてきたハードケースの蓋が次々と開けられて壁のギターハンガーに多くのベースが掛けられていったのでした。

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 何が始まるのか理解出来ずにキョトンとしている私にRS修平さんは「どれでもお好きなベースを弾いてください。」とおっしゃられたのでした。何と初めてレオスキ基地を訪問した私の為に、これだけのベース達を並べて出迎えしていただいたのでした!!

 年式等うろ覚えで間違えているかもしれませんが、記憶している範囲で画像内の左から紹介します。



IMG_2235.jpg          IMG_2238.jpg


 先日来、ブログで記事にしているFenderbirdレプリカ、62PBが2本



IMG_2241.jpg          IMG_2243.jpg


 60JBと、右2本はレイナード・スキナードのベーシストのレオン・ウィルクソン氏が弾いていた剥ぎナチュラルと、それが後年にホワイトにリペイントされたのを再現したJB(早い話がビフォーアフター)。



IMG_2244.jpg          IMG_2247.jpg


 Gibson Thunderbirdのコーナー(?)で、そしてノンリバース



 以上の極上のヴィンテージベース群の何本かをスタジオで試奏させていただいたのですが、それは次回エントリーにて・・・。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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