Category : YAMAHA BB
 現在、YAMAHABB1200(左)とBB2000の(右)の2本を持っています。(弦はメンテ中にて取り外しています)

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IMGP7561.jpg このペグは見た目のガッシリとした作りとは裏腹に、扱い方によってはガタが出易いのです。


IMGP7553.jpg ウィークポイントその1はここ、ペグツマミとペグシャフトとの接続部です。肉厚のペグツマミに開けられた穴にペグシャフトが差込まれて、ピンを打って固定してあるのですが、このペグツマミの材質はあまり強い物ではありません。金属疲労からでしょうか?この付根にクラックが入ってガタが発生しているものがあります。


IMGP7538.jpg ウィークポイントその2はペグをバラさないと分からないのですが、ペグの回し加減を調整する箇所にあります。ペグシャフトが差込まれているトルク調整用の筒を締付けると、シャフトがシャフト受けに押付けられて抵抗が増すのですが、ここに噛ましてある赤色の樹脂製のスペーサーがもろくて、朽ちて無くなるか薄くなっているものがあります。こうなるとトルク調整が効かなくなってしまいます。


 以上の2点は駄目になるとその構造上ペグを交換するしか改善方法はないのですが、私のBBでは特にBB1200の方のペグに問題が有りました。



IMGP7531.jpg これは何とかせねば!と考えていたところ、この度中古のペグ4ケを入手する事が出来ました。入手したペグをバラしてチェックしてみたところ、4ケ共に上記の不都合は発生しておらず、良い状態である事が分かりました。このペグの様に赤色のスペーサーは2枚あるのがデフォルト状態です。


IMGP7508.jpg パーツをチェックした後に磨きました。左2ケが磨き前、右2ケが磨き後です。
         
IMGP7532.jpg 4ケのペグ全部を磨き終えました。


IMGP7565.jpg このペグセットがこれまでBB2本に取付けられていた計8ケのペグよりも状態が良かったので、これをBB2000に取付けして、残ったペグパーツから良いものを選定して4ケのペグを組み立てて、こちらはBB1200に取付けしました。今回の作業で2本のBB共にチューニングの際のストレスは解消しています。
 

 ただ個人的に感じる事なのですが、BBはヘッドが重たくてストラップで吊るとヘッド落ちして弾き辛いです。以前持っていたBB2000は軽量ペグに交換していたのですが、何だか音も変わってしまった感がありました。今回の取替作業でペグの操作感は向上した(というか元通りになった)ので、ヘッド落ちに関してはこのままにして置こうと思っています。
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IMGP6977.jpg 私が持っている国産のベースのメーカーはFreedomYAMAHAで、4弦のお気に入りはYAMAHABB-Limitedです。このベースはフレットレスに改造されたものをショップで弾いた際に、ボディ&ネックの振動がとても気持ち良く感じられたので、「これはかなりのポテンシャルを秘めているベース」だと判断して入手していたのでした。


 入手後にフレット付に戻したり、GOTHOの軽量ペグに交換したりして、弾き心地は更に良くなったのですが、その弦振動系の進化向上にPUからの出力系が追いついていなかったのも確かでした。

 PUは入手時にはBartoliniだったのですが、これは当初よりリアPUが壊れていて出力が弱くて駄目なものでした。その後、DuncanSJB-1に換えたり、(洒落で)YAMAHABB-Ltdの5弦用のPUを入れていたりしていたのですが、どれも“いまいち”の印象でした。

 その間にDuncanAntiquity入手を目論んだ事があったのですが、こちらのBlogをずっとご覧の方はお分かりでしょうけど、中古で入手した2セットがコイル線の断線、そして米国から直輸入しようとしたものがAntiquityAntiquity Ⅱのチャンポンのセットだったりして、三度入手に失敗していたのです。

 先般はVooDooのPUを入手して取付けていたのですが、VooDooはそれまでのDuncanSJB-1よりも幾分かパリッとした印象で音が前に出てくるのですが、それでもまだ指先と弦の間に薄い膜が張ってある様に感じていました。

IMGP6995.jpg そしてこの度DuncanAntiquityが(本当に)念願叶って入手出来たので、取付けしてアンプからの出音をチェックしました。その結果、これまでのどのPUよりも音が前に出てきます。ハイがクリアーというのではなくて、ローミッドからハイミッドが一歩前に踏み出したという感じです。右手の指の動きにリニアに弦が反応したままにアンプから音が飛び出します。


IMGP6973.jpg この弾き心地は何かと同じだな?と感じたのですが、あっそうだ私の“本妻”61JBにかなり近いぞ!と思いだして、久々に61JBをケースから出して弾き比べしてみました。前述の通りこのBB-Ltd.のボディ&ネックの振動は心地良いのですが、61JBに近い“鳴り”と表現しても良いと思います。


 そしてアンプからの出音ですが、これもかなり近いです。さすがに50年前の製品である61JBのPUの磁力は現行品であるAntiquityよりも弱い為に出力は低いです。そのせいか若干音がこもり気味に感じたので、試しに61JBのPUの高さを上げて弦に近づけてみると、Antiquityと殆ど同じ歯切れの良い出音となりました。ただこのままでは弦がポールピースに当たり気味になるので、出音を確認後にPUの高さは元に戻しました。

IMGP6979.jpg 以上のチェックの結果、この2つのPUは出力の少しの差以外は音質的にかなり似通っていると判断しました。今後はDuncanAntiquity PUを取り付けたYAMAHABB-Ltd.を“擬似”61JBとして練習にライブに持ち出すことになるでしょうね。なにぶんこのBB-Ltd.は私が入手する以前からボディは傷だらけで気軽に扱えますので・・・。それでいて、出音は“本物”に近いのですから・・・(笑)。

 薄くスライスしたポールピース(命名:スライス磁石)を出力の低い弦のポールピースにくっ付けると、出力と歯切れ感の増大が得られたのですが、これを他のベースにも応用してみました。

 先ずはYAMAHABB-Limitedです。VoodooのPUに換えてなかなかの出音となっているのですが、張っているハーフラウンド弦のせいか4弦の出音が少しくぐもる感じがしたので、改善を図りました。

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 各弦の出力バランスは良好だったので、厚み0.5mm程のスライス磁石をフロントPUの4弦を受け持っているポールピースのセンター側のみにくっ付けました。これで4弦の音像が前にぐっと出てきます。

 2つのポールピースにスライス磁石をつけると音が大きくなり過ぎました。そしてスライス磁石がこれより厚くても音が大きいです。1mm厚のものから徐々にサンダーで削って、ベストな厚みにしています。
IMGP5500_20110301233803.jpg 最近の私のメインベースとなったYAMAHA BB-Ltdです。このベースのPUを前々から交換したくて色々と物色していたのですが、Yahooe-Bayでのオークションではスムーズに入手出来なかったのは既報の通りです。


IMGP5485.jpg が、しかし、この度やっと新たなPUを入手して交換を行ないました。そのPUとはこちらです!と言ったって外観ではメーカー等が分かる訳はありませんね(汗)。


IMGP5486.jpg これで分かります。VooDooのPUです。米国ペンシルバニア州のピーター・フローレンスという職人さんが完全手巻きで製作しているというPUで、私が入手したのは60年代前半のJB用PUをモデルにしたJB-60's Blackです。


 私の持っているベースの中で一番のお気に入りの61JBの弾き心地・出音にこのBB-Ltdを近づけるべく、これまでにフレットの打ち換え、ペグの交換を行なっていて、やはり最終的に60年代初期の出音に近づけるにはそれなりのコンセプトを持ったPUの選定をする中で、このPUに辿り着いたのです。

 上写真の様にPUを外してチェックすると、コイル線はとても繊細な巻き加減の様に見えたので、取替はいつも以上に慎重に行ないました。交換後にアンプからの出音をチェックしました。

 これまでにBB-Ltdに取付けていたのはDuncanSJB-1だったのですが、こちらは低音域側に沈み込む音が特徴でした。深いローだったのですが、ハイの出は少なくてくぐもった音になっていて、気に入って張っているハーフラウンドの弦の良さを引き立てる事が出来ないと感じていたのでした。

IMGP5491.jpg これがVooDooに換えたら、全体に音域の中心がハイミッドに向かって上がっているのが分かりました。不要な極ローは無くて、ハイの切れも増しています。これまでと比べて、指先でのニュアンスの付け具合が明らかに良好になっています。これは弾き易いですね。


 出力はSJB-1と同等か、極ローが出ない程は幾分か小さく感じました。PU全体からのノイズは気になる程のものではなく、ポールピースへのタッチノイズもありません。

IMGP5498.jpg 61JBと出音を比べてみました。弦は同じものを張っていて、PU高さ等も同様にしています。先ずは音量ですが、61JBの方が少しパワーが上回っています。そして音質ですが、これはVooDooを取付けたBB-Ltdの再生音域を全体的に高音域に上げたのが、61JBとなっているなと感じました。音のキレは61JBが、音の深みはVooDooが上回っています。いくらVooDooが60年代初期の出音を狙っていてもベース本体が異なっているので、同じ音とはならないのは理解してはいたのですが、一聴して分かる程に明確な差があったのは意外でした。


 とは言っても、どちらも“使える音”であるのは間違いありません。このBB-LtdはPU交換前から、その弦の振動具合がとても気に入って使っているので、より深みと味わいを増したVooDoo PUへの交換により、お気に入り度が更に増しています。
 よくもまあ、こんなに指板がピカピカと光っているものだと感心する2本の5弦コーティング指板フレットレスベースです。

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 ナチュラル塗装が私のYAMAHA BB-Ltd 5st、薄いパープルがCrews Maniac SoundJackson 5です。知合いのベーシストTクンから試奏の為に借りました。




_IGP5260.jpg Jackson 5は一つのキャラを確立している人気のフレットレスなのですが、それも頷けます。もう弾いたとたんに“あの方”の音がアンプから飛び出してきます。低目にセッティングされた弦高で指板に弦が当たるビビリ音は、このベースにおいては少しも気にならずというか、このビビリ音が無ければこのベースの良さが半減してしまうでしょう。


_IGP5263.jpg ブリッジ側に1個のEMGのPUはパッシブで聞くととても立ち上がりの強いキャラです。その為に私はプリアンプのEQをトレブルは0(ベースはブースト側)に調整したのですが、それでも歯切れよさは立っています。曲中のハイポジを使ったソロなどはとても引き立つでしょうね。


 ネックの断面は四角形を感じる程に角が立ったカマボコ型でした。ただ握り難さは感じられなくて、ぶ厚いエボニー指板を含めてシッカリ感を憶えました。ネックは極ストレートに調整可能で、ローアクションのセッティングを誘っていました。ストラップで吊った際のボディバランスはとても良くて弾き易く感じましたね。

 ただ、しばらく弾き続けていたのですが、あまりにもOne & Onlyなキャラに飽きてきたのも事実です。そして、低い弦高と延長指板の為に曲のアクセント時に気合を込めてガツンと弾く事は出来ません。あくまでも流麗なフレーズをクールにプレイする。そんな演奏スタイルをプレイヤーに求められた際には、このJackson 5はとても良い伴侶となり得るのではないでしょうか?そう感じました。




_IGP5256.jpg さて、もう1本の私のYAMAHA BB-Ltd 5stですが、こちらはフレットレスをそれ程意識せずに弾けるベースです。コーティング指板なので出音がくぐもる事無く、フレット付ベースに近い立ち上がりで耳に届きます。パッシブという事で、指で弦をヒットした感覚そのままの反応がアンプから出てくるのも良いです。


 ネックは何も意識せずに握れる太さ・形状なのですが、米国Warmoth社製とあって、反り捻れとは無縁と感じる剛性感があります。ペグを超軽量のGOTHOに交換しているのですが、それでもヘッド落ちを感じるのはFenderを意識したボディスタイル故でしょうか?

_IGP5266.jpg 今回の5弦コーティング指板フレットレスベース対決は“5弦”、“コーティング指板”、“フレットレス”というキーワードは共通だったのですが、試奏の結果は全くのキャラ違いの2本で、その差をとても楽しむ事が出来ました。Jackson 5には私なりの調整とクリーニングを行って、オーナーのTクンにお返ししました。Tクン、有難うございました。
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Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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