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Category : Fender 61JB
IMG_4386.jpg 68TLBと63PBにウレタンスポンジのミュートを貼ったブリッジカバーを取り付けてその出音を楽しんでいるのですが、そうなると同年代の他のベースにもミュートを試してみたくなるのは当然の流れで、61JBにミュートパーツを取り付けしました。


IMG_4387.jpg このミュートパーツは純正のリイーッシュものなのですが2セットストックしていました。それから選んだのはミュート用のフェルトが短いタイプです。


IMG_4390.jpg そしてフェルトが貼り付けられているステンレスのステーの折れ曲がり部がデフォルトでは20°位の角度で立ち上がっていたのを取り付けの時にはボディーと並行になるように角度調整をしています。


 上記の加工は、以前このミュートを試した際にはパツンパツンのミュート具合で気に入った出音とはならなかったので、この度は軽い(薄い)ミュート具合としたかった為です。

 一旦ミュートパーツを取り付けた後には、先行でPB類に試していたブリッジカバーの内部に貼ったスポンジでのミュート具合に近づくように、前後に動くミュートパーツの位置調整・ステーの更なる折れ曲り調整・1弦ミュート用のフェルトの先端を1mmカットなどの微調整を行ないました。

IMG_4393.jpg 又、張っているghsのフラット弦は材質がステンレスの為にフレットに当たるとカチッというハイ成分のノイズを発するのですが、これの対策で少し弦高を上げるとこれが弦のミュート具合と相まって出音・演奏性共に私好みとなっています。


 先のPB類に装着したブリッジカバーのエントリーの際にも記したように、決してモコモコになるミュート具合では無くて、サスティーンが押えられた程はポンッという立ち上がり感が増しています。これがまさしくレオ・フェンダーがイメージした50~60年代のベース音なのでしょうね。昔も今もJBプレーヤーでこのミュートを取り付けているのを見た事は無いのですが、この出音を私だけが体感していると考えると思わずニヤケてしまいます。



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 最近は男女のギター&ボーカルデュオのライブでのサポートを行っているのですが、オールドスクールなレパートリーが多いので、今回ミュートを取り付けた61JBはもとより63PBや68TLBのどれを弾いてもそのレパートリーに上手く馴染んでくれます。今後更にこのミュート具合を楽しんでいこうと考えています。
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 先のエントリーで61JBのサーキットの仕様は決まったのですが、もう一点気になるところがありました。それはコントロールノブについてです。下のネットで拾った61年のヴィンテージベースのスタックポットのノブの画像と・・・、

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IMG_4142.jpg 左の今取り付けているリプレースメント物を見比べると、上側のメッキノブの形状が少し違っています。


 分かり易い画像で比較してみます。下の左が現在取り付けているリプレースメント物、右は先日ネットショップで見かけた完全復刻ノブです。

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 本物のヴィンテージノブは頭の丸面取りが大きく、背も低いのです。又、ヴィンテージノブのメッキはクロームなので経年してもピカピカなのですが、私のリプレースメントノブはニッケルメッキで、更に私がメッキを耐水ペーパーでエイジド加工しているので、質感も異なっています。

 これは何とかしなくてはと考え、前述の完全復刻ノブを2個オーダーしたのですが、残念ながら在庫1個限りで今後も入荷の見込み無しという事でした。(その後、この在庫も無くなっています)

IMG_4137.jpg うーん、どうしようか?と考えた時に、パーツ箱に似た形状のノブがあったのを思い出しました。以前に中古で入手したベースから取り外していたこちらのノブですが、トップの丸面取りの形状が似ていて、背は高いものです。


IMG_4140.jpg 背が高いのならカットすれば良いという事で、万力に挟み電動サンダーと鉄ヤスリで底面を削りました。ノブの高さはネットで入手した以下のデータから12.7mmとしています。


 ■ CTS製の2軸ポットに対応するスタック・ノブ
  上部 内径: 0.192" (約4.87mm)、直径: 3/4" (約19.05mm)、高さ: 1/2" (約12.7mm)
  下部 内径: 0.272" (約6.9mm)、直径: 1.0" (25.4mm)、高さ: 3/8"(約9.5mm)

IMG_4141_20210303082810990.jpg 左は新たに加工したノブ、右はこれまで取り付けていたノブで、横に並べるとサイズ・メッキ・止めネジの位置等の違いが良く分かります。


IMG_4149.jpg 加工した新たなノブの穴径はスタックポットの軸径よりも大きかったので、ポットの軸に熱収縮チューブを被せてサイズ調整を行い、ノブを収めました。


 よほど詳しい方がチェックしない限り、ヴィンテージのコントローラーとの見分けがつかないであろう仕上がりに満足しています。

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IMG_4257_202103030836547cb.jpg そして弦も交換しました。手持ちの古いFender bassにほとんど使っているghsのフラットワウンドをこの61JBにも張りました。ベースアンプからはディープでいて張りもあるゴムまりのように弾んだ出音が響いてきました。「Fenderの出荷時にはこんな音だったのだろうな・・・」と60年前に思いを馳せています。
 久々のエントリーですが、2021年になった事ですし1発目の記事は今年で還暦となるこの61JBについてです。

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 61JBのオリジナルの3ポットにガリが目立つようになったので温存する事にして、スタックポット×2のサーキットに変更していました。このサーキットはフロントとリアピックアップそれぞれに、ヴォリュームとトーンのコントロールが可能なのですが、私にとってはそこまでのコントロールは不要で、かつ操作が煩わしくもあったので、スタックポット×2の形式はそのままに、サーキットは2ヴォリューム+1トーンに変更したというのが1年前の記事です。



 今回はそのサーキットに追加変更を行いました。ジャック側のスタックポットを単機能のポットに交換し、スタックポットで各ピックアップのヴォリューム、単機能ポットでトーンをコントロールするように配線しました。

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 スタックポットに取り付いているメッキノブと同様の質感のPB用ノブをパーツ箱から探してトーンノブとしました。当初はルックスに違和感を感じるかも?と考えたのですが、このシンプルさはなかなかの好印象です。

 2つのピックアップのヴォリュームコントロールが、手を移動させずにヴォリュームノブに触れる指のみの位置替えで行えるのもなかなか良かったのです・・・が、しばらく使う間に、両ピックアップのヴォリュームを一気にフルアップやフルカットする際には、この仕様は不便だなとも感じてきました。



 そこでサーキットを再変更しました。今回は元の1軸2連のポットを2個使用して、ジャック側のポットで両ピックアップのそれぞれのヴォリューム調整、ネック側のポットはマスターヴォリュームとマスタートーンとなるように配線しました。(上のサーキットもそうなのですが、ポット間~ジャックのアース接続をコントロールプレートを頼らずにそれぞれアース配線しているので、配線が少しゴチャついています。)

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 私はリアPUのヴォリュームを少し絞り、トーンは1/4程絞る状態が好みなのですが、どちらも下側のクリック付の黒ノブでの調整となり、クリックを頼りに操作が出来るのがとても便利と感じています。

 オリジナルのポットのガリの解消の為に、言わば仕方なく行った一連のサーキット交換ですが、ここにきて「これが一番良いサーキットなのでは?」と感じる結果となっています。
 新コロナウイルスの感染防止の為に全国的に大きなイベントが中止となっているのですが、まだ感染者が出ていない私の地域でも同様で、参加するバンドで出演予定だった大きなお祭りイベントが軒並み中止・延期となっています。バンドの練習は毎週欠かさず行っているのですが、やはり手持ち無沙汰感はあり、それを解消する為に手持ちのベースのメンテを日々行っています。



 1960年の終わりに製造・販売が開始されたFender Jazz bassは、当初は2スタックポットだったのですが、61年の中頃に特殊なスタックポットの供給が不安定だったので3ポットに変更されたというのが通説となっています。操作性に難があったからとの説もあります。

 私の所有する61JBは3ポットに変更後のモデルなのですが、長年の使用によりポットにガリが目立ってきました。これまでも何度か接点復活剤でガリを消してきたのですが、イタチの追いかけっこ状態になってきたので、以前に一時取り付けしていた事もあるスタックポットに取り換える事にしました。

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IMG_3033_20200310103618071.jpg 取り外したデフォルトのポットハウジングには304-6120の刻印があり、スタックポール社製で61年第20週目製造を表しています。e-Bay等での画像で3ポットの刻印をチェックしているのですが、これより製造年の古い3ポットを見掛けた事は無いので、この回路は大事にストックしておきます。


IMG_3028_2020031010361565c.jpg 取り換えするスタックポットが組み付けられたコントロールプレートをオリジナルと並べました。スタックポットのプレートはヴィンテージ物ではなくて(ビス穴が大きい)リバイバル製品なのですが、経年のスレ等でこちらの方が古っぽく見えます。


IMG_3031.jpg プレートに取り付いているパーツも近年のもので、2つのコンデンサーはヴィンテージに似せて再生産されたものです。


IMG_3030_20200310144551b75.jpg 左はオリジナルの回路ですが、これにはホットのラインに2つの抵抗が直列に入っていて出力が低くなるのと、回路自体がどちらかのPUボリュームを絞りきると両PUからの音が出なくなるというギブソン・タイプだったので、この度取り付けするプレートの回路は一般的な2ボリューム・2トーンに変更しています。


 これを取り付けて、サーキット交換作業は終了としたかったのですが・・・、

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 アンプからの出音をチェックすると、あまり良いとは感じられなかったです。2つのボリュームポットをフルアップからどちらかを少し絞った際のフェイズが抜ける感がこれまでの3ポットのスムースさよりも違和感があり、又2つのピックアップ毎のトーンコントロールも多彩な音色と言うよりも複雑で面倒くさくて、且つそれほどの好結果とはならないと感じたのでした。

IMG_3043_2020031010362404c.jpg となると、スタックポットはそのまま使用して、回路は3ポットと同様のものにすることにして、マスタートーンとなるコンデンサーをいつものワニ口クリップに咥えて選定しました。


IMG_3049_20200310103626e77.jpg 一旦はオレンジドロップに決めて回路に組み込んだのですが、アンプから聞こえたのは予想よりもハイが立った出音でした。コンデンサーの選定の際はワニ口クリップとリード線の間でハイの損失があったのが、これが除外されたのでハイが活き返ったのでした。


IMG_3055_20200310103627725.jpg 私の好みとしてはトーン(ハイ)を絞る方向に持って行きたかったので、次にはサーキットにダイレクトにコンデンサーを取り付けて選定した結果、画像のコンデンサーに落ち着いています。コントロールの操作は2ボリュームで、トーンはリアの黒のツマミで行います。フロントのトーン用ポットには何も結線されていないので機能しません。


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 見てくれは2スタックポット、操作性は3ポットとなった61JBです。これまではデフォルトのパーツに敬意を表して手付かずの回路だったのですが、新たな回路は近年のものなのでパーツ交換も気軽に行えます。この度は手持ちのコンデンサーで対処したのですが、今後のコンデンサー交換もあり得ます。
  先の記事で《全てのビスが揃いました。》と、所有する61JBのビス類が揃った事を報告しましたが、今回は同年代のベースのビスがあまりにも綺麗だったという内容です。

8821a6f792f21d8dcdf1ae0fcdc4fe7bddbe93.jpg 今年のゴールデン・ウィークも東京に出向き、知り合いのshinmei_tさんすわべさんとお会いして、半日の楽器屋巡りを行いました。その途中で大久保のバーチーズで見かけた60JBが素晴らしいコンディションでした。左画像はバーチーズのサイトから拝借したものですが、パッと見にボディーへの引っ掻き傷はあるものの、各パーツはとても奇麗な状態でした。


3297b4b12f8f6af3dfafad6ffe8eceb7802c2f.jpg 特に、これまでの長い間はピックアップカバーを装着して使われてきたであろう、ピックアップやブリッジ部のパーツは「えっ、新品に交換しているのでは?」と疑うばかりに綺麗でした。

 60~61年の特徴のピックアップの取り付けビス頭が皿なのも現物で確認しています。それらのパーツが60年近くを経ても全く傷や錆び・汚れも無い状態は、感動さえ覚えるものでした。


 ではその出音が気になるところです。パーツは綺麗なものの、ボディーの傷から分かるようにある程度は弾きこまれてきた為かボディ鳴りも良好で、試奏の結果はとても良い感じでした。スタックポットの回路には直列に抵抗が入っていて、ピックアップの出力が少し減じられているのですが、それを全く感じさせないパワフルな出音でした。

 この年代の物はやはり高額になるのですが、ただヴィンテージというだけで値段が高いのではなくて、出音と状態でその値段を納得させるベースも存在すると感じる事ができた今年の楽器屋巡りでした。 
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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