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Category : Fender 61JB
  先の記事で《全てのビスが揃いました。》と、所有する61JBのビス類が揃った事を報告しましたが、今回は同年代のベースのビスがあまりにも綺麗だったという内容です。

8821a6f792f21d8dcdf1ae0fcdc4fe7bddbe93.jpg 今年のゴールデン・ウィークも東京に出向き、知り合いのshinmei_tさんすわべさんとお会いして、半日の楽器屋巡りを行いました。その途中で大久保のバーチーズで見かけた60JBが素晴らしいコンディションでした。左画像はバーチーズのサイトから拝借したものですが、パッと見にボディーへの引っ掻き傷はあるものの、各パーツはとても奇麗な状態でした。


3297b4b12f8f6af3dfafad6ffe8eceb7802c2f.jpg 特に、これまでの長い間はピックアップカバーを装着して使われてきたであろう、ピックアップやブリッジ部のパーツは「えっ、新品に交換しているのでは?」と疑うばかりに綺麗でした。

 60~61年の特徴のピックアップの取り付けビス頭が皿なのも現物で確認しています。それらのパーツが60年近くを経ても全く傷や錆び・汚れも無い状態は、感動さえ覚えるものでした。


 ではその出音が気になるところです。パーツは綺麗なものの、ボディーの傷から分かるようにある程度は弾きこまれてきた為かボディ鳴りも良好で、試奏の結果はとても良い感じでした。スタックポットの回路には直列に抵抗が入っていて、ピックアップの出力が少し減じられているのですが、それを全く感じさせないパワフルな出音でした。

 この年代の物はやはり高額になるのですが、ただヴィンテージというだけで値段が高いのではなくて、出音と状態でその値段を納得させるベースも存在すると感じる事ができた今年の楽器屋巡りでした。 
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 日本国内では入手不可能なパーツをe-Bayで探すのが日課です。昨年から今年に掛けて、66JB用ピックガード68TB用ウィッチハットノブTBノンリバース用フロントピックアップと釣果はあがっているのですが、今回も長年探し続けていたパーツをゲットしました。

 それはこちらの製品番号・製品名《001-9672-049 Fender Nickel AVRI Jazz & P Bass Ashtray & Control Plate Screws》で、前述のようなビンテージパーツではなくてFender USAの現行パーツです。

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IMG_9625.jpg 上の画像でビスというのは分るのですが、これはどこに使われているかを説明します。左は私の61JBのピックガードとコントロールパネルの取り付けビス部の画像なのですが、ビスが異なるのがお分かりですか?


IMG_9626.jpg ビスを抜いてみると違いが明らかになります。ピックガードの取り付けビス(画像左)はお馴染みの太めの皿頭なのですが、コントロールパネルの取り付けビス(画像右)は細めの鍋頭で、当然ネジ切のピッチも異なっています。そしてこの鍋ビスに対応する為にコントロールパネルのビス穴は径が小さくて、皿モミされていないのも分かります。


 このコントロールパネル用のビスだけならば既に3本取り付けられているので新たに探し求める必要はなかったのですが、実はこのビスは他のパーツの取り付けにも使われていたのです。

 私が以前にこの61JBを入手した際にはピックアップフェンスは付属していなくて、後年に入手していました。下の比較画像で右が60~63年まで、左が63年以降のリアのピックアップフェンスなのですが、右のフェンス取り付け用ビスも上述の鍋ビスだったのです。

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IMG_9637.jpg ボディーへのフェンス取り付けビス穴も鍋ビス(右)に対応した小さな径なので、これを知らずに皿ビス(左)を無理やり揉み込むとビス穴が大きくなってしまいます。後述するミュートシステム用のビス穴とも径が異なっているのが分かります。




 実は数年前にe-Bayでこの鍋ビスのエイジド加工品を見つけて落札し、代金(2,000円程度)を支払ったのですが、出品者が発送せずに消息不明となった事例があり、今後も入手は不可能かと半ば諦めていたのですが、この度Fender USAの現行(新品)純正パーツにこのビスがあるのが分かったのです。私がe-Bay等でパーツを探す際には“中古品”や“Vintage parts”にチェックを入れて探してきたので、なかなか新品のパーツにめぐり合えなかったという《オチ》です(汗)。

 61JBを入手して20年近く、そしてピックアップフェンスを入手して10年経過してやっとの事で、専用ビスでフェンスを取り付けた写真が撮れました。うーん、良いですね。周囲の空間ごと60年代にタイムスリップした感がします(笑)。

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IMG_9658a.jpg そしてもう1セットのビスも入手しました。それはブリッジ前にあるミュートシステム用のビスです。ミュートシステム自体は以前に入手していたのですが、その取り付けビスは欠品だったので探していたところ、この度純正パーツの中古が入手できたのです。


 このミュートシステムを装着した状態でベースプレイすると、アンプからはAmpeg Baby Bassのようにポンポンとした伸びの無いベース音が聞こえてきました。これがレオ・フェンダーが求めたウッドベースの代替えの為のエレキベース音なのですね。

 その音は現代の音楽シーンで全く使えなくはないのですが、オールマイティーとは言いがたいので、この一枚の記念写真の撮影後にミュートシステムは取り外しました。

IMG_9751_201902051401073d5.jpg ただし、ミュートシステムの取り付けビスは、せっかく入手できたので取り付けたままにしています。その際にはビスとワッシャーを少し錆びさせてエイジド加工しています。上のミュート取り付け時の画像と比較したら、メッキのギラツキが減少して、ブリッジプレート等と質感が揃ったのが分かります。




 フェンス取り付けの鍋ビスも残そうとしたのですが、いざやってみるとビス頭の存在が見栄え的にうるさく感じられたので取り止めました。結局、長期間探し求めていたフェンス取り付けビスは、10分間ボディーに取り付けて写真を撮っただけだったのですが、ストックしておくといつでもオリジナルのルックスに戻せるので凄く安心感があります。
 正月休みの間に、手持ちのベースの気になっていた箇所のメンテを行いました。



IMG_3572.jpg 先ずは61JBです。これと言って悪い箇所は無いのですが、ちょこっといじりました。ピックアップ下のクッションの交換です。作業ベンチに寝かして・・・、


IMG_3576.jpg これまででピックアップの高さのセッティングが決まっているので、ピックアップを取り外す前に、マスキングテープを貼ってマーキングしておきます。


IMG_3581.jpg ピックアップを取り出して、これまで付いていたクッション(左側)を外しました。このクッションは中に3本のスプリングが内蔵されていて、クッションがヘタる事が無い優れものなのですが、近年に生産されたパーツをヴィンテージベースに取り付けているのは如何なものか?と考えるようになったのです。


 しかしながら、ヴィンテージベースに使われているウレタンスポンジと同様のものは国内で見かけることが無くて、ずっと探していたのですが、何年も前に入手していたSeymour DuncanのAntiquityのJB用ピックアップの化粧箱の中に雰囲気の良いウレタンスポンジが入っているのを見つけました。右側がそれです。

 いずれはこのウレタンスポンジもヘタってくるのでしょうが、今は雰囲気優先でこれをチョイスして、ピックアップ下に敷きました。思い起こせば、この61JBを入手以来数度目のクッション交換となります。国内で入手できるウレタンスポンジは柔らか過ぎて直ぐにヘタるのですが、今回のアメリカン製のウレタンスポンジは、ガッツリとした硬目の作りなので、長寿命を期待しています。



IMG_3591.jpg コントロールプレートの取付ビスを外して、内部のチェックを行いました。ハンダの乗りの悪い箇所を見つけて補修して、ポット類は内部をクリーニングして接点復活剤を少量吹きました。この61JBのサーキットは全てオリジナルのパーツです。(ハンダ付けはやり替えています)




IMG_3596_201701041601178d6.jpg 弦を張り戻す前に、もう一点雰囲気を変える為にピックガードを交換しました。これまでしばらくは62JB用として入手していたピックガードだったのですが、60~61JB用の淡い色合いのピックガードに換えたのです。


IMG_3597.jpg 一番上の画像と比べると色味の違いが分かるのですが、こうやって重ねると更に違いがハッキリとします。外しているのが62JB用です。保存していた数年の間にピックガードの縮みは若干進んでいるようですが、取付に問題は無かったです。


 多くのヴィンテージのピックガードは1弦側ホーンの先端が欠けているのですが、この2枚のピックガードは共にトラスロッドの調整口部分のカットはあるものの、その他の欠けは無い、状態の良いものです。現在はこのセルロイドの風味を再現できているピックガードは皆無なので、大事に保存していこうと思っています。

 ベース全体の画像を見ると、よりヴィンテージ感が深まった感がします。今後しばらくは、こちらの淡い色味のピックガードが醸し出す雰囲気を味わっていきます。

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 久しぶりにThunderbird以外のベースのエントリーです。山口県宇部市にあるギターメーカーのプロビジョンギターに64Thunderbird reversをフレット打ち替えの為に持ち込んだ際に、それ以前にフレット磨り合せ依頼に出していたFender 61JBが仕上がっていたので持ち帰りました。

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 この61JBは十数年前に入手した時に別のショップで指板矯正とフレット打ち替えを行っていました。その後、それ程使用頻度は高くはなかったのですが、ローポジのフレットの減りが早くて、特に2弦3フレット(F)辺りを弾くとバズ音が気になってきたのでした。

IMG_2680.jpg 所有ベースの中でフレットの減りが気になるものは他に無くて、この61JBだけなのですが、やはり“本妻”のベースですのでここはちゃんとフレット調整をしておきたかったのです。


IMG_2684.jpg リペア前の画像は無いのですが、フレット磨り合せ後にはやはりプロの仕事ですね、かなり減っていたローポジのフレットは綺麗な山形に整形されていて、アンプに繋いでの出音チェックでは不快なバズ音は無くなり、心地良いジャズベの音が聞こえてきます。これまではバズ音が気になって強く弦を弾く事ができなかったのですが、リペア後は思いのままにベースラインにダイナミクスを付けられます。


 使用頻度が低いのにフレットの減りが早いという事は、フレットの材質が柔らかいという事です。感覚で述べると手持ちのベースで最もフレットが柔らかく感じます。以前の打ち替え時にはショップから「Fender純正のヴィンテージシリーズ用のフレットを使う」と聞いていました。この柔らかめで細身のフレットと厚いスラブ指板とが相まって、このベースの“ハイがきつくなく、ローが膨らんでいる”音色のネックの側の要因となっている感がします。

IMG_2688.jpg ネックといえば、このネック裏の“トラ目”が密かな自慢だったりもします(笑) “トラ目”は木材の部分密度の違いによってそう見えるので、強度的には不利と言われています。実際にこの61JBも十数年前の入手時に指板矯正(ハイポジ起き矯正)を行っていますが、その後のネックは安定しています。今回フレット摺合せを行ったので、今後しばらくはメンテナンスフリーとなる事でしょう。
 17日にこちらであるライブでは、広島から来られるプロベーシストの前田順三さんに私のベースの61JBと63PBをお貸しして弾いていただく予定です。

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 その日の為に、先日2本共弦を張り替えたのですが、61JBはコントローラーも交換しました。

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IMG_0703.jpg 私の61JBはその当時の標準仕様の2連スタックポットではなくて、61年20週目生産の3ポットのコントローラーを持つものです。これはとてもレアだと思います。3ポットは62年からの仕様というのが通説で、これまでe-Bay等で数多くの61JBをチェックしてきたのですが、これ以前の3ポットの存在を知りません。


 その3ポットのコントローラーなのですが、劣化を心配してここ数年間は取り外して保管し、リイシュの2連スタックポットを取付けていました。しかしこのスタックポットは使いこなすのに慣れが必要なので、お貸しする前田順三さんの為に操作がシンプルなオリジナルの3ポットのコントローラーに戻したという次第です。

IMG_0713.jpg 数年振りにコントローラーに通電したのですが、アンプからの出音をチェックすると、ガリもノイズも無く、全て正常に動作していました。その出音は押し出しの強いローに嫌味の無いハイがプラスされた、GWに東京のshinmei_tさんのお宅で弾いた極上の62JBと変わりないものです。


 この61JBは以前に前田順三さんに弾いていただいた事があり、今回もリクエストがあったものなので、その出音をライブ会場の客席から聴ける事を楽しみにしています。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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