Category : Fender 72PB
 PBの最後は72PBです。

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 同製造年のフレットレスネックを入手して取付けている72PBです。現在は状態も落ち着いていて特別なメンテ&モディファイが必要な部分は無かったので、定期的なメンテを行いました。

 指板にレモンオイル塗布

 弦高調整

 PUクッション交換

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 スポンジミュート取付

IMG_9151.jpg フレットレス指板のPBということで、所謂ジャコ・トーンは出せないのですが、その代わりにブリッジ部にスポンジでミュートをするとサスティーンが殺されて、とてもウッディな音となります。

 ただ、そのミュート具合を決定するスポンジの材質・厚み等はまだまだ検討する必要があります。これからの楽しみですね。


IMG_91251.jpg 内部をチェックした際にデフォルトのコンデンサーを確認しました。ダイレクトロンの0.05MFDで耐電圧100Vの物が使われています。




IMG_9030.jpg 他に持っているPBと差別化する為にフレットレスネックを取付けているのですが、未だこれを使うシチュエーションが無くて人前に持って出たことは有りません。自宅で時々ケースから出してブォ~ン・ブォ~ンとフレットレスサウンドをウネらせています。
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 71年のネックと72年のボディパーツを合体した(最近はお洒落にコンポーネントって言いますが)フレットレスPBです。

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 弾き心地は気に入っているのですが、実は出音がイマイチです(泣)具体時には、70年代のグレーボビンPUからの出音は腰が高くてフレットレスでのロー弦の沈み加減が弱く感じるのです。それとPUが少しノイジーと言うか、手持ちのベースの中では一番に手を弦から放した際のノイズが“ジー”とうるさいのです。先日のポールピースのアース落しではこのノイズは消せませんし、PUやコントロールキャビティを導電塗料で黒く塗るのも気が引けます。

 こんな時にはPUの交換しかないな?と言うことで、部品箱からDuncanSPB-1を取出したのですが、テスターでチェックすると1つのコイルが断線していました(汗)。

IMGP7210.jpg では、その次にどうしようかな?と考えたところ、これまでフレットレスネックを取付けていたFender JapanPBボディに付いていたPUを思い出しました。このPUはDiMarzio Collectionというシリーズのもので、言わばDiMarzioのライセンスで日本で製造したPUとなります。少し大味のPUだとは分かっていたのですが、フレットレスPBに取付けてみました。


 アンプからの出音のチェックでは、パワーアップしてローが太くはなっているのですが、力技一本勝負といった感じです。細かいニュアンスの再生には向いていないみたいですね。DuncanのPUの印象と比較してみると、72年のオリジナルPUはSPB-1よりも線が細く、DiMarzio collectionのPUはSPB-2と音が似ていると思いました。

IMGP7218.jpg 私の好みで言うとDuncanSPB-1か、もしくはAntiquityがマッチングしていると思われるので、いずれはどちらかを入手してチェックしてみたいですね。
 71年製のPB用フレットレス指板のネックを入手していて、これまでは72JBFender JapanPBボディに取付けていたのですが、この度“本来の収まり処”と言うべき72PBに組込みしました。

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 Fender JapanPBボディに取付けていた際の感触は、軽いアルダーボディとファットなPUとの組合せから少しブーミーな出音でした。それはそれでフレットレスらしいものではあったのですが、ボディとPUが替わるとどうなるのか?興味があり、ネック交換した次第です。

IMGP7111a.jpg ネック交換の際は71年製のネック側の取付けビスの穴の位置が、72PBボディ側の穴と少しずれていたので埋木をして修正したのですが、ネックアングルは適切になったのでシムは不要でした。


 72PBのボディはアルダーなのですが、Fender Japanと比べると目が詰まっていて少し重たくて、抱きかかえて弾いた時にお腹に感じるボディの鳴りはこれまでよりもタイトなものです。

IMGP7115a.jpg PUは70年代のグレーボビンらしくカッチリとした出音なので、フレットレスでのある意味モヤっとした出音を上手く補正して歯切れさを加えてくれます。


 弦はこのところの私のお気に入りで、4弦ベースには全て張っているKenSmithのハーフラウンドです。この弦は他のメーカーのハーフラウンドよりもラウンド弦に近い明るめの出音が特徴で、フレットレスとの相性は抜群に良いと感じました。トマスティックのフラット弦を張っていた時もそれはそれでフレットレスらしいサウンドだったのですが、演奏ジャンルを問わずオールマイティーに使うとなれば、KenSmithのハーフラウンドが良さそうです。

IMGP7106a.jpg 以上のパーツと弦の組合せはとても上手くいったと感じました。実はこれまでデフォルト状態の72PBはゴリゴリの出音であまり好印象ではなくて、殆ど使っていなかったのですが、この度の組合せでは、私の演奏しているR&BやBluesにとてもマッチしていると感じています。


 私がPBのフレットレスを所有したのはこれで3本目です。1本目のローズ指板、アッシュボディの78PBはとにかく重たくて肩が凝りました。鳴りも弦の振動がなかなかボディに伝わらなくて弦だけの音がするイメージでした。ボディ周囲の丸面取りは少な目で角が立っていたので、体に当たる何箇所かで痛みを感じる程でした。マイナス要因ばかりでしたね。

 2本目のメイプル指板、ライトウェイトアッシュの73PBはレアなものではあったのですが、どうも私はアルダーボディの鳴りでないと体が受け付けないタイプの人間のようで(汗)、鳴りが馴染めずに手放していました。

 比べて今回のローズ指板、アルダーボディのPBはとても自然に体に馴染みます。今後の使用回数は多くなると思います。
 しばらく弾いていない72PBをケースから取り出して外気を当ててみました。

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 どうもこの年代のFenderは私にとって若い楽器の様な感じがして、手にする機会が減っています。72JBは手放していますし・・・。とは言え手元にある以上は何時でも弾ける状態をキープしておく必要があります。

 この72PBのボディ廻りをひとしきりクリーニングした後にアンプに繋いでみたら、ボリュームポットにかなりのガリが発生していました。これは直しておかなければなりません。

DSCF1096.jpg 私がポットをクリーニングする時に使うケミカル用品はこの2つです。左はホームセンターで購入したパーツクリーナーで、アルコール系で速乾性のものです。800mlくらいの大きい容器でも200円台で入手出来ます。

 右は楽器店で購入した接点復活剤で商品名は“メタル・コンタクト”です。何年か前に購入したのですが、上記のパーツクリーナーと併用しているのでなかなか無くなりません。


 フツーの方はこの接点復活剤のみをたっぷりと吹きかけてお使いと思いますが、その使い方はよろしくありません。私は下の様にクリーニングを行っています。

DSCF1098.jpg 先ずはポットの隙間にパーツクリーナーを吹き付けます。かなりの圧力なので、スライド抵抗の表面に付着した汚れを吹き飛ばす事が出来ます。その際はボディにクリーナーが付かないようにウエスでカバーをしておきます。パーツクリーナーはアルコール主体なのでラッカーやポリの塗装を侵す事は無いのですが、用心に越した事はありません。揮発性が高いので、直ぐに乾きます。


DSCF1100.jpg パーツクリーナーが乾いた後はポットのツマミの動きが渋くなっている筈です。それまでにポットのシャフトやスライド抵抗の接触端子に付いていた油分が無くなった為です。

 この油分を補充するつもりで、ほんの少量の接点復活剤を吹けばOKです。ツマミを右左に回して接点を馴染ませたらガリは無くなっている筈です。もし未だガリが残っていたらクリーナーを吹くところから再度行ってみます。


 この様なやり方なので接点復活剤はなかなか無くならないのです。そしてこのパーツクリーナーは他にペグやブリッジを取り外してクリーニングした際にも磨きに使ったコンパウンド等を落とすのに使ったりしていて、とても重宝しています。それ故に大き目の容器とは言え消耗は早くて、3~4ヶ月に1本のペースで新しいクリーナーを購入しています。
 マイブーム(古っ!)のPBに関しての連続エントリーです。

_IGP2953.jpg 私の72PB用の同年代の中古ブリッジを入手しました。写真で分かる通り、1弦用のサドルのオクターブビスが他に比べて長いのがこの年代の特徴です。入手時のビニール梱包には72JBの表記がありました。


_IGP2962.jpg 中古で入手したので、先ずはこれが本物か?否か?をチェックしました。72JBのブリッジ横に置いてみましたが、1弦用ビスの長さ・そのビスが通っているスプリングの長さをチェックしても違和感は有りません。


_IGP2961.jpg ただ上下に重ねてエンドピン側から眺めると、1弦用のビス頭が他と比べて少し大きいです。この点を少し疑ってみたのですが、1弦用のスプリングも長い事から元々頭の形状が少し違うビスが取り付けられていたと考えても良いと思います。


_IGP2970.jpg 72PBのブリッジは私が入手時には既にバダスⅡに換えられていたのですが、その後に近年のUSAのビンテージシリーズ用と思しき中古ブリッジを入手して交換していました。比較したらオリジナルブリッジのサドルは磁石が付き難い事からステンレス製と分かります。これまで取り付いていたブリッジサドルは磁石がくっ付くスチール製でメッキが剥げかかっています。


_IGP2984.jpg オリジナルブリッジを取り付けました、うーん、このルックスになるのを長年待ち続けていました。国内でこのブリッジが販売されているのを見かける事は殆ど無くて、有ったとしても2万円オーバーの価格設定に手が出なかったです。そして過去に米国のeBayで落札した事も有ったのですが、その落札商品は届かなかったり、それを待っている間に国内のヤフオクで安く出ていたブリッジはスルーしてしまったりと、様々な要因でなかなか入手する事が出来なかったのですが、やっとのことで新たにeBayで落札したブリッジが届いたという次第です。


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 この72PBは入手時にはPUもDuncunに替わっていたのですが、これは少し前に同じくeBayで入手した72年のPUに戻していて、これで私の思うオリジナル状態となりました。元々付いていたパーツしかオリジナルとは認めないという考え方もありますが、こうやって年代考証を行いながらコツコツとパーツを探していって、元の状態に近付けるというのも古いベースの楽しみ方の一つと考えている私です。

 言い忘れましたが、オリジナルのステンレスサドルのブリッジに戻した事で、これまでのスチール製のサドルよりしっとりとした音に変わったとの印象があります。聞こえてくる音と言うよりも、やっと元通りに出来たという安堵感による印象なのですが・・・(笑)。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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