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Category : Fender 72PB
 念願叶って入手した72PB用のピックアップを私の72PBに取り付けました。

 先ずはリード線の交換です。72PB用PUを入手した時の先日の画像を見ると、リード線がクロス線です。しかし、この当時は既にFender全般に使われていたのはビニール被覆のリード線なので、部品箱からBeldenのビニール被覆線を取り出して、交換しました。

 半田はお決まりのKester 44を使っています。 又、ピックアップのリード線が取り付いている周囲が、これまでのリード線交換作業の際に焦げていたのでクリーニングも施しています。

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 なお、今回入手したのはピックアップのコイル部のみだったので、カバーはこれまで取り付いていたDuncanSPB-1のものをそのまま流用しています。そのせいで、見た目には全く差が無いのですがピックアップ交換を終えました。これで、心臓部がオリジナル(と同年)となりました。

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 気になるその出音ですが、基本的にはこれまでのDuncanSPB-1と大きくは変わらないです。音量は変わらずで、音質は幾分タイトになったかな~?と感じています。この変化が無いという事は、DuncanのPUの方がビンテージベースをよく研究してコピーしているというところでしょう。

 ただ少し難点を言うとコイルのポールピースを指で直接触れた際のジーというノイズが、1~2弦用のコイルよりも3~4弦用の方がより大きいです。ビンテージベースに完璧なシールディング効果を期待するほうが無理ですから、ここは3~4弦用のコイルのポールピースになるべく触れないように弦を弾くか、左手で弦に触れてアースさせるなどの演奏の際の工夫で対処しようと思っています。レコーディングにこのベースを使う訳では無いですので・・・。

 その後、手持ちの66PBと比較試奏しました。その結果は、言い古されている表現になるのですが、66PBはR&B向きの、そして72PBはロック向きの音となりました。66PBのボワーンという鳴りに比べて、72PBはビーンと響きます。これってアンプを通さずに、生で弾いての印象です。勿論、アンプで鳴らすとこのままの音が増幅されます。

 ピックアップの個性に左右されずに、同じボディ・ネック・指板材のベースでありながら、数年の製造年の差で、これだけ出音に差があるのですから、ビンテージベースって深くて面白いです。
 正月休みにメンテナンスをしたベースの2本目です。

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 72PBなのですが、これは何をしたの?と言うと、普通のベースにしました・・・(笑)。このベースは以前、5弦へのコンバージョンキットを取り付けて5弦化していたのですが、音的に全く使い物にならなくて、ずっとそのまま放置プレイしていたのでした(笑)。その後にAtelier Zの5弦ベースを入手して、この72PBが5弦である必要が無くなったので、今回元に戻したという次第です。

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 元の4弦に戻した後の試奏の結果は、「やっぱり4弦だわ」(笑)。当然の事ですが、普通のPBは普通の姿であるべきです(笑)。

 4日のセッションにはこの72PBを持ち込み久し振りに弾いて68TLBと比べてみましたが、ローのコントロールのし易さはこちらが上でした。どこまでも沈み込むローって、やはりPBのものです。ただ粘りの部分では68TLBに分があり、御する面白さがあるのはTLBのほうでした。1PUの弾き比べというのもなかなか楽しかったです。



今回、正月休みにメンテした2本を並べました。やはり同じ1972年製ということで、サンバースト塗装の着色具合、べっ甲柄のピックガードの材質等同じです。指板のローズウッドはJBの方が黒味がかかっています。裏面のバックル傷まで似ているのはご愛嬌ですが・・・(笑)。

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 ネックポケットの加工精度は60年代のものから比べると、若干甘くなっている感がありますが、70年代中期以降のFenderに比べるとまだ良いほうです。黒ピックガードになったりアッシュボディになる以前の73年までが、私のイメージする本来のFenderです。(←マーカスJBのファンの方、ご免なさい。あくまでアルダー好きの私の考えですから・・・。)
 そしてその5弦となった72PBですが、これまで経験した事の無い程の極重低音が出るベースになってしまいました(汗)。正直なところ、使い辛い程の極重低音です。

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20070624120634.jpg ローB弦が増えるとどうしてもその極重低音に合わせたアンプのセッティングとなる為に、スタジオのAmpegのアンプのローとミドルつまみをカット側に回しました。しかし、そうすることによって、今度は4弦開放E音のパンチ力が減ってしまいます。通常のフレーズで5弦開放のB音を使う事はあまり無いのですが、5弦が在る為に4弦開放E音がただの経過音になってしまった感があります。
 

20070624120645.jpg ちなみにこちらがJBを使う際のAmpegのセッティングです。
 

20070624120618.jpg 又、最近アンプをAmpegに替えてから、どんなベースもアンプ直で好みの音が出ていましたが、この5弦PBに関してはかなり暴れ気味の音となるので、SansAmpBass Driver DIが再び必要となり、こちらでもローを絞っています。
 

 次にネックに関してですが、6/21のコメントpechokoriさんが心配されていた、弦が増えたことによるテンションの増加の為のネックへの影響の件は、私のこの72PBは手持ちのベースの中で一番強いネックを持っているので、トラスロッドを少し締めこんだ状態でストレートとなり問題は有りませんでした。又、5弦のテンション感はこれまで弾いた5弦ベースの中でも良好なものでした。5弦だけベロンベロンなベースって多いですから・・・。

 それと当然ですが、4弦のネック巾に5弦が張ってあるので。弦間はかなり狭くなっています。ブリッジは弦間調整が出来るので、ネック巾ぎりぎりに広げて各弦間が16.5mmとなりました。私は通常のFenderは20mmで使用していて、以前所有していて狭いと思っていたStingRay5でさえ17.5mmでしたので、この16.5mmの弦間にはかなりの慣れが必要ですね。

 以上をまとめると、やはりビンテージのFenderのままの使用感の5弦ベースというのは有り得ないのかな・・・?、という思いが強くなりました。プリアンプで調整しなければ使い辛いというのは、今の私のベースに対する理想型から外れてしまいます。

 ビンテージのFenderに5弦を装着すると、ビンテージの4弦の良さにプラスされたローB弦を持つベースが出来上がるのでは?という私の安易な思いは打ち破れました(泣)。やはり弦が1本増えただけでも、振動系やPUの磁場に及ぼす影響は大という事で、音的には全く異なるベースになってしまうという事だったのですね。とりあえず、このPBはこのままの仕様にしておきますが、いずれは元に戻す事になるでしょう・・・。

 ところで、先日聴いてきたLiveでビンテージではありませんが、パッシブの5弦の使い方のある一つの指針を見つけてきましたので、近々投稿いたします。
 ビンテージ5弦(!?)となった72PBをアンプに接続して音出しをしたのですが、何故か4弦(E弦)のみ極端にデッドな音で、音量も小さいのです。

2007_061772PB0082.jpg 生鳴りはそうでもなかったので、こちらの画像のようにピックアップ上のポールピースの配置と弦の通過するポイントとの絡みかな?と思うのですが、2弦はそんな事は無くてバランス良い出音なので、本当の原因は良く分かりません。

 画像のように低音側のピックアップで3~5弦の音を拾うので、ピックアップの高さ調整で3つの弦の音量バランスを取る事は不可能です。一旦はこちらで紹介した、磁石追加の裏技を試したのですが思った程の効果はあがりませんでした。
 
2007_061772PB0090.jpg そこで (良い子の皆さんは決して真似をしないで下さい) 、究極の荒業です。ピックアップカバーを外して、ポールピースをストラトキャスターのようにスタッガートにしました!低音側のピックアップの4つのポールピースの内、この度の4弦は中側の2つで音を拾っているので、外2つのポールピースをボビン内に押し込みました。Fenderの場合はポールピースに直にコイル線が巻いてあり、特に外側のポールピースには半周程コイル線が廻っているので、内側のものより格段に断線のリスクが高いのですが、息を殺してドライバーの柄をポールピースに押し当てて、グッと力を込めました。実はこのベースのピックアップは入手時には既にダンカンSPB-1に替えられており、又もう1セットSPB-1を所有しているので、1個位壊しても良いかな?との思いで力を込めました・・・(汗)。その直後に導通のチェックを行ったのですが、断線せずに済みました(笑)。オリジナルのピックアップなら絶対にしませんって。

2007_061772PB0096.jpg 上のポールピースの状態でチェックしましたが、今度は4弦の出音が大きくなり過ぎたので、先程沈めたポールピースを少し戻しました。固いトラスロッドに力を込めて回す時と同様のスリリングな作業の連続です(汗)。

 そしてピックアップ・カバーを装着して、再度の音出しです。ピックアップの高さを最終的に調整した後は各弦のバランスが良くなりました。これで、やっと音のインプレがお伝え出来るようになりました。と、いう訳でインプレは次回・・・。
 WilkinsonのブリッジをPBに装着してオクターブ・ピッチを調整しようとしたのですが、調整ビスをいっぱいに伸ばしても1~3弦のサドルはまだピックアップ側に動かす必要がありました。調整ビスが短いのが原因ですが、さらに1弦用のサドルはブリッジのピックアップ側の取付けビス穴に落ち込んでしまいます。

 そこでサドルを外して、ブリッジ・プレートに新たなネジ穴を5ヶ所エンドピン側に開けて、ブリッジ全体をピックアップ側に1cm移動して正しいオクターブ・ピッチを得る事が出来ました。(昨日のブリッジの画像は移動後のものです。)

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 これで、弦のセッティングが完了して、いざアンプに接続して音出しですが、あらら・・・又もや問題発生・・・続く・・・。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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