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 トラスロッドが効くようになってネック調整が楽になったTokai VSB60ですが、これでネックはパーフェクトとはなってはいなかったです。フレットに問題が残っていました。

 あまり弾きこまれていなくて、これまで擦り合わせ等が施工されていないであろうオリジナルのフレットですが、精査すると13フレットが少し高く、またこれまでのローポジ起きの影響が少し残っていて1~3フレットも高く感じました。

 13フレットは浮きがあるのかと思いハンマーで叩いたのですが、状態に変化がなかったので、状態の悪いフレットをメインに、全体は傷やクスミを落とす程度に摺り合わせを行いました。

IMG_1332.jpg 画像は既にフレット擦り合わせ後なのですが、次の工程のフレット磨きの際に作業をやり易くするために、ボディーからネックを取り外しました。


 スチールウールとコンパウンドでフレットを磨いた後に養生テープを剥がしました。フレットもメイプル指板もピカピカの状態です。フレットの指板サイドは元からかなり斜めにカットされており、ここを球形に加工するのが難しかったので、手の当たりが和らぐ程度の面取りで加工を終えています。

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 これまでの作業で、ネック&フレットはOKとなっています。
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 Tokai VSB60はヤフオク経由で入手したのですが、商品説明では「超美品!、ネックはストレート」となっていました。入手後にチェックしてみると、確かにボディーやネックに傷は少なくて綺麗だったのですが、ネックは「あれれ?」という状態でした。

IMG_1300.jpg 弦をチューニングすると、ネックのローポジがグイッと起きて弦高が高くなってしまいます。ネックエンドのトラスロッドナット部を見ると、ナットがネック内部に3mmほどめり込んでいました。


 そして、ナットを締め込もうとドライバーを当てると、ナットがユルユルで全く効いていません。「これならば、ナットを締めればネック起きは解消される」と思い、ナットを限界まで締め込むと、やっとの事でネックがストレートに近くなったのですが、まだローポジ起きは残ったままでした。

IMG_1301.jpg この様な状態の時は、トラスロッドナットがネック内部にめり込んだので締め込みが甘くなっている事が考えられるので、ナット・スペーサー(ワッシャー)を何枚か噛ましてみると、今度はナットがネック内部に仕込まれたトラスロッドのネジ切りに届かずに締め込みができない状態でした。ネジ切りへのナットの掛かりはほんの2~3mmのようです。


  と、言う事はロッドナットが経年変化で3mmほどめり込んでいるのではなくて、元からこのような仕様だったとなります。後日ネットにアップされている別のTokaiのベースの画像をチェックしたのですが、同年代でこの状態のナットをいくつか見かけました。

IMG_1322a.jpg ナット・スペーサーが使えないのが分かったので、次はトラスロッドナットを取り換えてみる事にしました。左は元のナットで長さが20mm・直径が8mmで、右は新たに購入したもので長さが25mm・直径が9.5mmで、共に5mmのネジ切穴が開いています。

 元のナットの十字の溝切り部やネックのナット穴周囲には傷があり、以前のオーナーが苦労してネック調整していた事がうかがえます。


IMG_1327.jpg 元のナットのめり込みは3mmで、新たなナットは5mm長いので、ネック内部の穴の底を2mmさらって(深くして)取り付けました。ネックエンドとナットトップが面一で収まって気持ち良い状態です。


 肝心のナットの効きですが、穴底をさらってネジ山の掛かりを多くしたのが有効となって(5mmほどのネジ掛かりと一回り大きいナットのお陰で締め付け力が増大して)、ネックがストレートは勿論の事、逆反りにもなり、ネック調整の範囲が大きくなりました。

 又、ナットには蝋燭のロウを擦り付けてロッドに締め付けたので、ナットの回し具合がスムースになっています。ここにグリスやオイルを付けるのはお勧めできません。木部に油分が染み込むので・・・。私は今回のロウか、石鹸かを付けています。

 以上のメンテで、入手した時点ではトラスロッドが折れるか否かの限界まで、ビクビクしながらロッドナットを締め込んでいたのが、ウソのように楽に順反りにも逆反りにもネック調整が可能となっています。ただし極々のストレートかと言うと、少しのローポジ起きが残っていたので、次に行うフレット擦り合わせで対応する事にします。
 ここしばらくは新たなベースを求める事は無かったのですが(いや何本か入手はしていたのですがblogの記事にするまでもなく手放していました・・・汗)、何かイジるものが欲しくてこちらを入手しました。

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 これは1980年代初期に限定生産されたTokaiのLimited Products VSB60いうモデルです。まず目を引くのはフラットなボディートップに貼られたキルトメイプルの木目です。木目自体は派手なものではないのですが、見る角度や光の当たり方が変わると、色合いや木目が変わっていきます。

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IMG_1248.jpg ボディートップ外周にはバインディングが回されています。入手前には右手が当たる箇所が角ばっているので痛いのでは?と想像していたのですが、実際にプレイするとエルボ―カットされているものよりは右手の固定がやり易くて、ピックアップへの右手のアクセスが楽にも感じます。


IMG_1249.jpg ボディートップに配置されたパーツはシンプルで、ディマジオ風のクリーム色のカバーのPBタイプピックアップ、ヴィンテージFender風のスパイラルサドルのブリッジ、2つのノブはGibsonバレル(樽)ノブ風と、当時の各メーカーのパーツの美味しいところ取りの感がします。そう考えると、ボディートップの木目がレスポールのバーストに見えてきました(笑)。


IMG_1264.jpg ボディー裏側は通常のPBと同様にコンターカットが施され、コントロールキャビティーのカバーはGibsonのようなデザインです。


IMG_1265a.jpg ボディー材は、入手前のリサーチではマホガニーという資料もあったのですが、木目をよく見たらセンター接ぎのバスウッドと分かりました。この材はとても軽量で、ベース全体の重量は3.7kgとなっています。入手して持ち上げた際には「もしかしてチェンバード(肉抜き中空)ボディー?」と感じたほどです。塗装はポリウレタンと思われますが、塗膜はとても薄くて、木目に沿って塗装の引きが見えます。


IMG_1271a_2019091211340146d.jpg スカンクストライプのメイプル1ピースネックは一般的なビス4本でボディーに固定されています。ネックエンドの“60”シールはVSB60の製品名と販売時の定価の60,000円を表しています。(このシールは紙製なので触らないようにせねば・・・)ネックプレートに刻まれたシリアルナンバー(画像編集で消しています)から1981年製と推測しています。


IMG_1256.jpg ネックヘッドのトップには、遠目にFenderのスパロゴに見えるTokaiのブランドロゴシールが貼られています。ロゴまで似せたら、そりゃFenderに訴えられる訳ですね。(Wikipediaによると、Tokaiは1984年Fender社から自社の偽造品製造をしているとして訴訟を起こされ、敗訴。裁判所命令により楽器が販売停止となり会社更生法申請。)このロゴシールには、ヴィンテージFenderと同じく保護のラッカーが吹かれていないので、先のネックエンドのシールと同様に不用意に触るのはご法度です。


IMG_1258.jpg クローズドタイプのペグは資料不足でブランド不明なのですが、軽量ボディーにマッチするとは思えない程に重たくて、ヘッド落ちの要因となっています。


 さて肝心の出音のインプレッションといきたいところなのですが、イジるというよりも想定外で治療を施すべき箇所があったので、今後の治療後のインプレ・アップとします。
 秋の気配を感じることなく、まだまだ暑さの残る9月29日の夜にラテンバンドの熱狂楽団TAPASCONが地元のジャズカフェでライブを行いました。

熱帯楽団TAPASCON
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 これは定期的にハコを借りての自主ライブなのですが、PAオペを雇う程の事ではないのでいつも私がPAセッティングを行っています。ハコのPAシステムを借りて、マイク類は持参しています。

 バンドメンバーが多いので、サックス類×4本のピンマイク・ピアノ×2本・ソロ用×1本・MC用×1本の8本のマイク取りをしてPAの8chミキサーに全部繋ぎます。

 リハの際に私はベースを弾かずにミキサーの前でセッティングを行います。マイ・スタジオでの練習の際にも同様にマイク取りしているのと、ハコのPAミキサーがスタジオのものと同様なので、サクッと調整しています。

 そして本番では私の持ち込みのMarkbassのアンプをスタジオと同じセッティングにして、全ての音出しはOKとなります。後は細かな出音は気にせずにプレイするだけです。気になっても本番中はミキサー操作できませんので・・・(汗)。

 このハコでは今年3回目のライブで、毎回ビデオ録りして出音をチェックしているので、各楽器のミキシング具合も分かってきました。元々音の響きは良好なハコなので、今回のビデオも良音で録れています。



 お客さんから写真をいただきました。最近のスマホではこんな風に撮れるのですね。サックス&フルートの愛ちゃんと、私です。私はベースソロの際に前に出過ぎたのでシールドが抜けてしまい(汗)、後方ではメンバーが抜けたシールドを挿してくれています(爆)。

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 出張で北海道札幌市を訪れた際、ほんの2時間程の余裕を見つけて、市内にある数軒の楽器店を駆け足で巡りました。



IMG_3685.jpg 先ずは宿泊したすすきののホテルの目と鼻の先にあったこちら《光栄堂楽器 札幌ギターショップ》から楽器店巡りのスタートです。

 以前、知り合いのベーシストが小樽店を訪れた際に試奏したFender C.S.のJBを気に入り、再び小樽を訪れて購入したという話を聞いていて“selected by KOEIDO”というショップの選定品が気になるところでした。

 お店は以前ブティックだったような外観で、店内のギター類もお洒落に壁に吊るされていました。中古のベースにしかピントが合わない私の特殊な目(笑)には、展示されていた新品の楽器達はまさしくブティックの洋服にしか見えなかったです。




IMG_3688_20190924060405705.jpg 同じくすすきのにあるのが《玉光堂 すすきの楽器センター》です。こちらは今回巡った楽器店の中ではおそらく最大の床面積で、楽器の数も多かったです。地元らしいベーシストがフレットレスベースの試奏をされており、ジャコっぽいフレーズを聞きながら店内を一周しました。


IMG_3691_201909240604041f3.jpg アンプにも力を入れておられるようでアンプコーナーには多くのギター&ベースアンプが展示されていました。画像のベースアンプは展示現品処分品らしく“70~50%オフ!”の文字が見えます。地元資本の楽器店のようですが、なかなか頑張っておられるようでした。




 その後はJR札幌駅方面(地下鉄2駅程)に徒歩で向かう道すがら、ナビでチェックした楽器店に訪れました。以下の3店は大手の楽器店なので、特別なコメントはありません(汗)。



IMG_3694.jpg 《BIGGBOSS 札幌店》




IMG_3692_20190924060531660.jpg 《島村楽器 パルコ札幌店》




IMG_3700.jpg 《島村楽器 札幌ステラプレイス店》




 札幌には《ジングル》という中古がメインの楽器店もあるのですが、時間切れで訪問は出来なかったです。



 短時間で各店舗の内部を一周しただけだったのですが、上述のように大きな楽器店で扱う新品の楽器には興味を示さない私にとって、これといった収穫は得られませんでした。(出張で出向いたので、収穫があればあったで大変ですが・・・。)

 こちらに知り合いのベーシストがいらっしゃったら、面白い店をご紹介いただけたのかもしれませんが、それでも大通りやテレビ塔、そして時計台を眺めながらのウォーキングは、夜は少し肌寒かったのですが充実したものでした。
プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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