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 ジャズピアニストの佐山雅弘さんが昨日(11月14日)に亡くなられました。

 下は2007年12月9日に私の地元で催されたジャズフェスで、佐山さんとステージをご一緒した際の動画です。

Mune-G & The All Your Love Blues Band featuring Masahiro Sayama



 このジャズフェスのメインゲストだった佐山さんに、半ば強引に私のバンドとの共演をお願いして実現したステージです。佐山さんの弾くピアノの真横に立っている私は、聞こえるグルーブに身を任せて何も考えずにベースプレイができた思い出があります。
 
 私のバンドのボーカル&ギターのMune-Gは2009年に空へと旅立っているのですが、いつかは空の上で出会って「あっ、あの時の!?」とか言いながらセッションできれば良いですね。

 合掌・・・。
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 先日、東京に出張した際に短時間の都合をつけて大久保のGuitar Shop Barchie’sに立ち寄りました。以前から気になっていたパーツがあったもので・・・。そのパーツとはこちらHumpback Engineering 1×1(ワン・バイ・ワン) というベース内蔵形アクティブプリアンプです。

IMG_7985.jpg 所有する唯一のアクティブベースのVestax BV-Ⅴは弦の振動具合は気に入っているものの、20年前の電子パーツで設計・構成されているせいか、アンプからの音の立ち上がりが遅い感じがして、これを不満に思っていたのでした。


 それをBarchie’sの千葉さんに相談すると「Humpback Engineeringのプリアンプはかなり高品質なパーツで構成されていて、音の立ち上がりが良いのでお薦めです」とのことだったので、購入しました。

IMG_7979.jpg 同社のベース内蔵プリアンプには、より多機能な“1×2”“2×2”があるのですが、私が選んだのは2バンドEQのみのコントロールの“1×1”です。私の「シンプルな回路がよりスピーディーな立ち上がりとなる」という持論(大袈裟ですが・・・)に添ったチョイスとなります。


IMG_7988.jpg プリアンプ交換の為にVestax BV-Ⅴのコントロールキャビティーの蓋を外しました。オリジナル回路には4個のポットにそれぞれ対応したプリント基板が取り付き、その間を信号や電源用のケーブルがうねるように配線されていて、ゴチャゴチャしています。(20年前の回路なので仕方がないのですが・・・)


 キャビティー上側に入手した“1×1”を置いているのですが、これまで各ポットに取り付いていた基板1枚と同等の大きさで、20年の技術の進化には驚くほどです。

IMG_7991.jpg BV-Ⅴのオリジナル回路を取り外しました。ポット類も交換するので、BV-Ⅴに残っている電気パーツはピックアップとアウトプットジャック、そしてブリッジからのアース線です。006Pのバッテリースナップもコネクター接続だったので次に流用できずに取り外しています。


IMG_8000.jpg 塩ビ板にBV-Ⅴのポット穴の配置をコピーしてポットと“1×1”を仮留めし、この板上で可能な限りの配線を行いました。ポットの向きや“1×1”の配置は熟考して決めています。“1×1”の基板上に見える青色四角のトリムはプリアウトボリューム調整用です。


IMG_8007.jpg そしてBV-Ⅴのコントロールキャビティー内に新規回路を収めて、ピックアップやバッテリー、出力等の配線を行い、プリアンプの交換作業が終了しました。配線も極力スッキリとなるように行っているので、オリジナルの回路と比べるとかなり空隙が目立ちます。


 さて、このプリアンプの交換作業を楽しみたかったのではなくて(←いや、十分に楽しみましたけど・・・笑)、肝心の出音の変化ですが、ベースアンプに接続して一発音を出しただけで全くもって出音がスッキリとしているのが分かりました。

 オリジナルのプリアンプは、ハイはギンギンでローは少しぼやける感があったのですが、これが一皮剥けて素肌が見えるって感じの癖の無いものになっていました。EQツマミがセンターでハイは綺麗に伸びるので、私の好みとしてハイ・ツマミを少し絞ってまろやかにして、ロー・ツマミはセンターで触らずという使い方になりそうです。

 コントロールキャビティー内に余裕ができるのが分かっていたので、当初はアクティブ⇄パッシブの切り替えスイッチやパッシブトーン回路を組み込んでみようかと画策していたのですが、前述のように2バンドEQのハイ・ツマミをセンターから絞っていくとパッシブトーン的に塩梅良くハイが落ちていくので、この回路のままで十分使えます。

 そして、このBV-ⅤはローB弦の振動具合がこれまで所有した5弦ベースの内でベストと思えるものなのですが、オリジナル回路ではそれを生かし切れずにB弦の出音がぼやけていたものが、くっきりとしたものになったのが一番の嬉しい変化でした。

 又、スピーディーな立ち上がり感も評価すべきと思われます。これは現在の高性能・高品質のオペアンプを含むパーツ類、そして巧みな回路設計によるものでしょう。

 これまで自分の経験したプリアンプの内では、Bartolini NTMBのミッドローの膨らみ感が気に入っていたのですが、色付け感が無いというところで今回のHumpback Engineering 1×1には更なる高評価を与えたいと思います。
 以前PUのポールピースへのタッチノイズ低減対策でポールピースをアースに落としていた63PBですが、最近アンプからの出音に違和感を覚えるようになってきました。それは2個のスプリットコイルの内の1~2弦用コイルは音量が大きくて音質はコリコリの固め、もう一個の3~4弦用コイルは逆に音量が小さくて音質はモコモコにこもっているという状態でした。

IMG_7619.jpg しばらくは音量のバランス調整の為に1~2弦用コイルをボディーに沈めて低く、3~4弦用コイルは高めにして様子見を行っていたのですが、これは経験から後加工の《ポールピースのアース落とし》が”悪さ”をしているものと判断して、取り付けしていたアース用のパーツを取り外しました。


 判断通りにこれで2個のコイルの音量・音質のバランスの悪さは解消できたのですが、元々のポールピースへのタッチノイズ問題が再び浮上してきました。そこでもう一つの手段の《ピックアップにフィルム貼り》を行う事にしました。

IMG_7621.jpg ポールピースに指が触れるとノイズが発生するのですから、指が触れないようにピックアップカバーの表面にクリアーのフィルムを貼る事にして、ピックアップカバーを外しました。剥き出しのピックアップはこの年代の特徴の”ブラックボビン”です。


IMG_7623.jpg 左は加工後の写真ですが、クリアーフィルムなので見えないですね・・・(笑)。タッチノイズがしていたのは1~2弦用コイルだけだったのですが、仕上げを揃える為に3~4弦用コイルにもフィルムを貼っています。この年代のピックアップはポールピースがピックアップカバーと面一なので、フィルムがフラットに貼れています。


 ポールピースの周囲だけに丸くカットしたフィルムを貼る事も考えたのですが、丸カットは作業が細かくなるのと、フィルムが部分的に剝がれる事を懸念したので、ピックアップカバーの表面全体に貼っています。このフィルムはガラスの飛散防止用で、表面が強いので重宝していて、これまで各所で使っています。

 フィルムを貼ったピックアップのアンプからの出音をチェックすると《ポールピースのアース落とし》以前の出音に戻っていました。フィルムは磁界に影響を与えないので、当然ではあるのですが・・・。

 気になるポールピースへのタッチノイズですが、これまでの《ポールピースのアース落とし》以上の効果でノイズは激減しています。これまで見栄えを優先して《ピックアップにテープ貼り》は避けてきたのですが、作業性と効果の高さはこちらが優位と言えそうです。

IMG_7627.jpg 50年経過するとマグネットの磁力が突如減少してピックアップの出力が下がるという”都市伝説”があるのですが、かれこれ55年前のピックアップを内蔵する63PBは今も元気いっぱいの低音を轟かせています。(手持ちの60年代のFenderベースのピックアップで最も出力が大きいです)
IMG_7889.jpg 以前からドイツSommer(ゾマー)社製のギターケーブルSpirit XXLを使用しているのですが、同メーカーでColonel Incredibleという製品が気になったので試してみました。


IMG_7888.jpg Spirit XXLと同じく、知り合いのPA屋さんからケーブルは切り売り、プラグはAmphenol(アンフェノール)のストレートとL型を購入して製作しました。


IMG_7880a.jpg ケーブルはこれまで見た事の無い特殊な作りになっています。2芯構造で緑が網シールド付き、赤がシールド無しです。以前、製作ミスを犯した事もあり、今回はしっかりとリサーチを行い、緑の芯線をホットに、赤の芯線と緑の網シールドを撚ってコールドとしました。2芯構造なので方向性を持たせる接続法もあるのですが、私の耳では判別がつかないので、シンプルな接続(方向性無し)としました。


 アンプとベースをこのColonel Incredibleで繋いで出音をチェックしました。これまでのSpirit XXLは凄くタイトな出音で少しローが痩せていて、その分ピッキングのニュアンスが出し易かったのですが、今回のColonel Incredibleは中低域が太目で嫌味なハイは抑えられていました。Belden 8412と似通ってはいるのですが、そこまでは低域が太くなく、高域も削られていないって印象です。

 特に印象深かったのは5弦ベースの使用時で、ローB弦は太くても音像がぼやけずにいてくれて、低域のウネリ感が心地良く感じられました。

 今後はThunderbird BassやPBはSpirit XXLでタイトに、JBや5弦アクティブ・ベースはColonel Incredibleでハイを抑えるという、使うベースに合わせたケーブルの選択となりそうです。

 そして出音ではなくてケーブルを取り扱った際の印象ですが、持った途端にとても柔らかくてクニャクニャとしているのを感じました。これまでチェックしたケーブルの中では一番の柔らかさで、取り回しは楽です。

 表皮はゴム系のイメージですが、Belden 8412のようにケーブル同士がくっ付かずに、サラッとしているので、ケーブルが絡んだ状態の中からでも引っ張ると、スルッスルッと抜け出てくれるのも良いですね。

 以上トータルで、このSommer Colonel Incredibleは、なかなかベース向きのケーブルだと判断しました。
 前の記事にも登場したAmpeg Baby bassの現況報告です。



 先ずは弦を交換しました。前に交換したのはいつかな?とblogの過去記事を調べると2014年7月でした。(blogはこのように検索ができるのが便利です)いくら交換ローテーションが長いコントラバス弦でもさすがに4年を経過すると、ハイが落ちてきて、弦も固くなっています。巻き線の内部に劣化があるのか、弦の表面に膨らみを感じる箇所もありました・・・(汗)。

IMG_7907.jpg 新たな弦もこれまでと同じくThomastik-InfeldのSpirocore Bass Orchestraのライトゲージで、3/4スケールのセット品番は3885,OWです。ラテンやロカビリーのプレイヤーが多く使っている弦です。


 新品弦に交換した事により、これまでの不満は解消されて、歯切れ良い出音と心地良い弾き心地が戻っています。ちょっと驚いたのはアンプからの出音が大きくなった事です。ボディー内蔵のダイアフラム・ピックアップもブリッジに付けたピエゾ・ピックアップからも出力がアップしていたのです。ボディー鳴りは全く無いので素では分からなかったのですが、これが新品弦ならではの振動なのですね。

 弦が死にかけていた(死んでいた)昨今は、音抜けの為に弦を力を込めて(力んで)弾いていたのですが、軽いタッチで(楽に)弾けるようになっています。



 弦の交換の際にテールピースに一加工を施しました。私のBaby bassは元々ボディーエンドの金具に弦を通すタイプだったのですが、別タイプであるテールピース付きのテンション感に近づける為に、木製のテールピースを自作して後付けしていました。

 その際、元々は弦がアース結線されたアルミ製のボディーエンドの金具を経由して電気的にアースに落ちていたものが、木製テールピースを介した為にアースに落ちない状態となっていたのでした。

 Baby bassのダイアフラムピックアップは2つのコイルがハムバッキング接続されていてノイズが少ないので、これまで弦アースの必要性を感じずに使っていたのですが、4年振りの弦交換でもあるので、この際にちゃんと弦アースの対応をしておこうと考えたのです。

IMG_7896a.jpg 弦アースの対応はとても簡単で、木製テールピースの裏側の弦のボールエンドが固定される箇所に、4ヶ所の弦の貫通用穴を開けた銅板を両面テープで貼り付け、その銅板とテールピース固定用のステンレス線とを錫メッキ線で繋ぎました。(木製テールピースの裏側のグレーの板は共振防止用に貼った鉛板です)


IMG_7903.jpg この銅板の貫通穴に弦を通すとボールエンドが銅板に触れて、弦がアースに落ちる仕組みです。


IMG_7925.jpg ブリッジサドル部の弦とアウトプット・ジャックのコールド側の間の直流抵抗値をテスターで測定したところゼロΩで、弦がしっかりとアースに落ちているのが確認できました。細かな事ですが、弦のサドル部では抵抗値がゼロだったものの、ネックヘッド部へと測定ポイントをズラしていくと、僅かながら抵抗値が増えていきました。弦表面の巻き線材には電気的に幾らかの抵抗があるようです。


 先に説明したように元々アンプからの出音にノイズは聞こえなかったので、加工後に何らかの変化を感じる事は無かったのですが、一応弦アースへの対応を行ったという安堵感は得られています(笑)



 その他で、演奏性の向上の為の工夫をしています。ボディーがコンパクトなエレクトリック・アップライト・ベース(EUB)の殆どは、ボディーに取り付けたサポート・バーを演奏者の体に当てて楽器を固定するのですが、これにはなかなかに違和感があります。

 これがBaby bassの場合はウッドベース程にボディーが大きくはないものの、ウッドベースと同様に楽器のボディーサイドを体に当てて固定できるので、演奏性はこちらがはるかに上回っています。ただし、少し難点もありました。Baby bassの樹脂製のツルツルとしたボディー表面が、私の脇腹に当たる箇所で衣服と滑ってしまうのです。

IMG_7918.jpg その滑り防止の為に、ボディーサイドの脇腹に当たる箇所に薄いスポンジテープを貼り付けたのですが、これは大正解でした。Baby bassと私の体が滑らずに密着して一体化し、演奏性が向上しています。左足の膝もBaby bassのボディー裏に当てて固定しているのですが、ここはある程度滑りがあった方が都合良く感じたので、スポンジテープ貼りは行なっていません。




IMG_7910.jpg 数年前に入手したこのBaby bassですが、シンプルな作りだけに奥が深くて、好みの音とするのに様々な箇所に手を加えてきました。その結果、ここに来て何とか私好みの出音となってきた感がしていて、参加するラテンバンドの練習時には演奏曲に欠かせないポコポコ音を響かせています。

プロフィール

F-nie

Author:F-nie
回りまわって最後に辿り着いた、Vintage Fender Bass
とことん、追求しています。

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